オンライン研修を外部委託すると、多くのメリットを得られるとご存じでしょうか。この記事では、オンライン研修の外部委託について、概要やメリット・デメリット、外部委託するべきケースや選定のポイント、助成金や成功させるためのポイントなどさまざまな点から解説します。
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資料をダウンロードするオンライン研修とは?
オンライン研修とは、講師と受講者がオンラインでつながって実施される研修のこと。インターネットとWeb会議システムがあれば、どこでも実施可能で、受講者の多くは、個別で画面を見て学びます。
昨今、オンライン研修にZOOMがよく使われています。ZOOMで行うオンライン研修については、「zoomのオンライン研修のやり方マニュアル」を参照ください。
オンライン研修の外部委託とは?
オンライン研修の定義と背景
オンライン研修とは、インターネットを通じて行われる教育・訓練プログラムのこと。従来の対面式研修と異なり、場所や時間に縛られずに受講できるため、企業の人材育成において非常に柔軟な手段となっています。
とくに昨今、リモートワークの普及やデジタル化の進展に伴い、オンライン研修の需要は急速に高まっています。
外部委託の基本概念
外部委託とは、企業が自社内で行うべき業務やプロジェクトを、専門知識や技術を持つ外部の業者や専門家に依頼すること。
オンライン研修の外部委託では、
- 研修内容の設計
- 教材の作成
- 講師の手配
- 受講者の管理
など、研修にかかわる一連の業務を専門の研修会社に任せることが一般的です。これにより、企業は自社のリソースを効率的に活用し、専門的で質の高い研修の実施が可能となります。
オンライン研修を外部委託するメリット
専門的な知識とスキルの提供
外部委託先には、特定分野に関する深い知識と経験を持つ専門家がいます。これにより最新のトレンドや業界のベストプラクティスを学べるでしょう。
準備と運営の手間を省く
研修の企画や教材作成、講師の手配など、すべてを外部委託先が担当します。それにより社内リソースをほかの重要なタスクに集中できます。
助成金の活用可能性
多くの場合、外部委託によるオンライン研修は各種助成金の対象となりコスト面でメリットを得られます。
オンライン研修を外部委託するデメリット
自社独自のノウハウが伝わらない
汎用的な内容が中心となり自社の独自性や企業文化を十分に反映できない可能性もあります。
コストの問題
品質の高い研修プログラムは高額になる場合もあります。中小企業にとっては負担が大きくなってしまうかもしれません。
自社に合ったテーマが見つからない場合
既存のプログラムが自社のニーズに合わない場合カスタマイズで追加コストがかかる可能性もあります。
オンライン研修を外部委託すべきケース
- 専門的な内容の研修が必要な場合(例:最新の技術トレンド、法改正への対応)
- 大人数での研修が必要な場合(例:全社員向けのコンプライアンス研修)
- 社内で講師や教材を準備できない場合(例:新規事業分野での研修)
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資料をダウンロードするオンライン研修の外部委託先を選定するポイント3つ
自社に合わせたカスタマイズが可能か
汎用的なプログラムだけでなく自社の課題やニーズに合わせてカスタマイズできるかどうか、確認しましょう。
カリキュラムの内容と講師の質
プログラムの内容が最新かつ実践的であるか、講師の経験や実績の確認が重要です。
振り返りや受講状況の可視化が可能か
受講者の理解度や進捗状況を把握し、フォローアップできるシステムがあるかどうか、確認しましょう。
助成金を活用したオンライン研修の外部委託
人材開発支援助成金の種類と活用方法
厚生労働省が提供する人材開発支援助成金には、さまざまなコースがあります。これらを活用すると、研修費用の一部を補助してもらえるでしょう。
申請の流れは、下記のとおりです。
- 事前に訓練実施計画を作成し、管轄の労働局に提出
- 審査・承認を受ける
- 研修を実施
- 支給申請書を提出
- 助成金の支給
助成金や補助金については、こちらの記事も参照ください。
オンライン研修の外部委託を成功させるポイント2つ
オンライン研修の外部委託を成功させるには何に気をつければよいのでしょう。下記の2点から、解説します。
- 事前準備と計画
- 受講者のフィードバックを活用
事前準備と計画
- 自社の課題とニーズを明確化する
- 具体的な目標を設定する
- 適切な受講者を選定する
- 研修前の事前課題や事後のフォローアップを計画する
受講者のフィードバックを活用
- 研修直後にアンケートを実施する
- 1〜3か月後に追跡調査を行い、業務への活用度を確認する
- フィードバックをもとに、次回の研修内容や委託先の選定に活かす
成功の鍵は「適切な委託先の選定」と「助成金の活用」
オンライン研修の外部委託は、専門性の高い内容を効率的に学べる一方、コストや自社独自性の反映に課題があります。成功のカギは、下記の2つです。
- 自社のニーズを明確にし、適切な委託先を選定する
- 助成金を活用してコストを抑える
今後の展望として、AIやVR技術の発展により、よりインタラクティブで効果的なオンライン研修が可能になると予想されます。一方、技術の進歩に伴うコスト増加や、データセキュリティの問題にも注意が必要になるでしょう。
企業には、自社の状況とニーズを十分に分析し、外部委託のメリットを最大限に活かしつつ、デメリットを最小限に抑える戦略的なアプローチが求められます。継続的な評価と改善を行いながら、効果的なオンライン研修の実施を目指しましょう。
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