オンライン研修とは?社員研修ツールの種類とメリット、運用のコツを解説!

  • オンライン研修

2022年10月19日(水)

目次

働き方の多様化やIT化が進んだ近年、新しい人材育成の手段として「オンライン研修」が注目を集めています。とくにテレワークや短時間勤務などを採用している企業は、対面式で社員研修を行うことが難しいため、スムーズな人材育成を目指すのであれば、eラーニングでのオンライン研修が最適です。

しかし、実際にオンライン研修の必要性について理解しつつも、どのように導入したらいいかわからずに困っている担当者も多いのではないでしょうか。本記事では、オンライン研修の概要やメリット、導入を成功させるコツについて解説します。

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オンライン研修とは

オンライン研修とは、Web会議ツールやeラーニングなどを利用して、遠隔拠点や自宅でパソコンやスマートフォンを利用して行う研修のこと。「Webセミナー」「ウェビナー」「オンデマンド研修」といった名称で呼ばれることもあります。講師と社員はインターネット回線で繋がれ、社員はパソコンの画面や手元にあるテキスト、講師の音声などを通じて研修を受けていきます。

オンライン採用/研修プラットフォーム「manebi eラーニング」が行った調査では、2021年の新入社員に対する研修をインターネット上で行う予定の企業は、6割以上にものぼったことがわかりました。オンライン研修を採用する企業は年々増加しており、これからますます注目されていくことが予想されます。

オンライン研修ツール

一口にオンライン研修といっても、利用するツールによってふたつにわかれます。それぞれのツールについて詳しく確認していきましょう。

eラーニング/LMSシステム

  • eラーニング:パソコンやスマートフォンなどを通じ、動画や音声、作業を伴う実践型の教材で学んでいく学習形態
  • LMSシステム:eラーニングを実施するためのプラットフォームで、社員がログインして研修を受ける「受講機能」や、講師や管理者が社員の管理を行う「管理機能」から成り立っている

配信されている映像コンテンツなどは繰り返し使用でき、社員が自分のタイミングで研修を受けられる点が最大の魅力です。グループワークや講師からのフィードバックの必要性が低い研修のときは、個人のスケジュールや知識に合わせて学べるeラーニングのほうが向いているケースがあります。

Web会議ツール

Web会議ツールを通じて講師と社員をリアルタイムでつなぎ、自宅や遠隔拠点にいる社員を研修に参加させる形式です。

講義形式の研修はもちろん、社員をわけてグループワークをさせることもできます。また、Web会議ツールにはチャット機能が搭載されているため、随時質疑応答したりフィードバックをしたりと、対話形式の研修を行えるのです。

臨場感のある研修やリアルタイムのレスポンスが、Web会議ツールを使った研修の大きな特長です。反面、講師のスケジュールを考慮する必要がある点や通信環境によって映像が飛びやすい点、参加する回や講師によって研修の品質にばらつきがある点が課題として考えられます。

オンライン研修のメリット

新しい学習方法として注目を集めるオンライン研修には、どんなメリットがあるのでしょう。対面形式では得られないオンライン研修特有のメリットを3つご紹介します。

教育の格差が生じにくい

従来の企業研修では、講師の質によって研修の内容が左右されてしまったり、遠隔拠点の社員が研修に参加できず教育が受けられなかったりする場合もあり、参加した研修や拠点ごとに教育格差が生まれやすい点が課題として考えられていました。

オンライン研修であれば同一講師、同一教材による研修を各拠点の社員に対して行えるため、均一な教育が可能となります。

コストやリスクの削減が可能

インターネット環境があればいつでもどこでも研修に参加できるため、社員や講師は研修会場まで足を運ぶ必要がありません。さらに、企業側も会場をレンタルしたり用意したりする手間が省けます。

金銭的コストはもちろん、時間的コストも大幅に節約できるでしょう。少ない時間でも移動せず効率よく研修が受けられるため、産休・育休中の社員の教育にも最適です。

社員の進捗を管理しやすい

オンライン研修ではすべての社員がインターネットを通じて研修に参加するため、社員の進捗や受講履歴の管理が容易になる点も大きなメリットです。とくにeラーニングを利用すれば、どの社員がどれほど研修を受けているのかが可視化されます。

実践型の教材の成績を見れば習熟度もチェックできるため、研修が進んでいない社員に対して個別のフォローをするなどのアプローチを取りやすくなります。

オンライン研修を成功させるコツ

利点の多いオンライン研修ですが、ただ社員に参加させるだけでは十分な成果を得られない恐れもあります。事前準備から研修後のアクションまで、受講者にとって有意義な研修にするためのポイントを確認しておきましょう。

事前準備を念入りに行う

オンライン研修ではパソコンやマイクなどの機材を必要とするため、講師はもちろん、受講者側の事前準備も欠かせません。自宅に機材やインターネット環境がないときは、あらかじめ機材を準備してもらう必要があります。

また、研修当日のトラブルを防ぐためにも、動作確認を行ってから研修に参加してもらうことが重要です。ただし、いくら事前準備を行っても本番のトラブルは生じてしまうもの。万が一に備え、機材の不備やトラブルに対応できる窓口を用意しておくことも大切です。

コンパクトな研修にする

いつでもどこでも参加できるオンライン研修は、従来の研修とは違って緊張感や集中力が途切れやすい傾向にあります。ダラダラと長い研修では社員の集中力が途切れやすくなるため、研修はコンパクトな内容にしてください。

「50分研修を行ったら休憩を挟む」「適度に受講者へ発言を促す」など、集中力と緊張感を保てるプログラムにすることを意識しましょう。

参加型の研修にする

オンライン研修の課題として挙げられるのが、意思疎通がしにくいという点です。とくに講師が一方的に発言する研修では、社員は話を聞くだけになってしまい、アウトプットの機会を失ってしまうでしょう。こういった事態を防ぐためには、参加型のプログラムにするのをオススメします。

Web会議ツールを利用した研修であれば、個人に回答を促したりチャット機能を利用して質問を受け付けたりすることが有効です。eラーニングを利用した研修であれば、講義と実践型のプログラムを組み合わせると、インプットとアウトプットのバランスが取れた研修にできるでしょう。

研修後のフォローを行う

研修を行ったあとは、定期的に研修のフォローをするようにしましょう。フォローの例としては、課題を出させたり個別面談でフィードバックを行ったりする方法が挙げられます。

社員が各々自由に参加できるオンライン研修では、個人の習熟度や疑問点を把握しにくくなります。社員が正しく理解しているか把握して最適な研修の運営を目指すためにも、積極的にPDCAサイクルを回すことを心がけましょう。

オンライン研修におすすめのeラーニング/LMS

機材とインターネット環境があればいつでもどこでも参加できるオンライン研修には、教育格差の防止やコストの削減、社員の進捗管理がしやすいという利点があります。オンライン研修にはWeb会議ツールを利用する方法とeラーニング/LMSを利用する方法があり、研修内容によって最適な方法が異なります。それぞれの特徴を理解のうえ、自社にとって最適な方法を選んでください。

これからオンライン研修を導入したいとお考えの企業にオススメなのが「manebi eラーニング」。manebi eラーニング」は、5,000を超える豊富なレッスンが見放題のeラーニングシステムです。スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも学習でき、テスト・アンケート機能付きなので、理解度チェックも可能です。

また、搭載コンテンツだけでなく自社教材のアップロードも可能。搭載コンテンツと自社教材を自由に組み合わせてさまざまな研修をオンラインで実施できます。詳しいサービス資料のダウンロード、社員研修のオンライン化やeラーニングシステムの活用に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください!

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