働き方や価値観の多様性が重要視されている現在、型にはめられた考え方をしていては柔軟な発想ができず、企業の成長につながらない可能性があります。固定観念に縛られた思考を改善するには、アンコンシャスバイアス研修の実施が有効です。
本記事では、アンコンシャスバイアス研修の概要を解説したうえで、アンコンシャスバイアス研修が求められる背景や実施のポイントなどを解説します。企業の導入事例も紹介するのでぜひ参考にしてください。
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資料をダウンロードするそもそもアンコンシャスバイアスとは
アンコンシャスバイアス研修の概要を理解する前に、アンコンシャスバイアスとはどのような状態なのかを確認しておきましょう。
ここでは、アンコンシャスバイアスの意味やアンコンシャスバイアスが生まれる原因、アンコンシャスバイアスの例などを解説します。
アンコンシャスバイアスの意味
アンコンシャスバイアスは「無意識の先入観や偏見」という意味です。たとえば、血液型によって性格がきまっていると思い込むことや、他人のうわさだけで人を評価することなどがアンコンシャスバイアスの例として挙げられます。
脳が瞬時に物事を無意識に結びつけて理解しようとする際、アンコンシャスバイアスは起こるもの。高速思考や大枠で物事を理解するのに役立ち、誰もが持ち合わせているものです。
しかし、アンコンシャスバイアスによって社員のモチベーションが低下したり、ハラスメントととらえられたりする可能性もあるため、放置すべき問題ではありません。
アンコンシャスバイアスが生まれる主な原因
アンコンシャスバイアスはどんな人でも持っているといわれています。アンコンシャスバイアスが生まれる主な原因は、自己防衛やこれまでの習慣、コンプレックスなど。
心地よい状態を維持し、自分を守ろうとする気持ちが働くと、アンコンシャスバイアスが生まれやすくなります。
また、従来の習慣が時代に合わないことに気づかないままでいることもアンコンシャスバイアスが生まれる原因です。たとえば男性は外で働き、女性は家庭を守るべきという思考があてはまるでしょう。
無意識に起こるアンコンシャスバイアスの例
アンコンシャスバイアスの主な例は以下のとおりです。
ステレオタイプ | 性別や世代などの属性に対する先入観や固定観念のこと。ジェンダーや国籍、地域性や血液型に対する先入観などに関することが多い。たとえば「男性は強くてたくましい」「日本人はパンを好まない」など |
権威バイアス | 地位や肩書きなどの権威がある人への評価が高くなること。たとえば「大学教授の発言は正しい」「社長が発言しているから間違いない」などと思い込むことなど |
集団同調性バイアス | 周囲の人と同じ行動を取ることが安全だと思い込み、周りに合わせた方がよいという考え方。たとえば火災報知器が鳴った際に「みんなも逃げていないから大丈夫だろう」と思い込むこともそのひとつ |
正常性バイアス | 自分に都合の悪いことを過小評価すること。たとえば、同業他社で売り上げが下がっても、自社に影響がおよぶことはないと思い込むことなど |
ハロー効果 | 一部の顕著な特徴でその人全体を評価してしまうこと。ハロー効果には悪い影響とよい影響がある。 ・ネガティブ・ハロー効果:ひんぱんに遅刻する人は仕事ができないだろうと思い込む ・ポジティブ・ハロー効果:東大卒なら仕事ができるだろうと考える |
上記以外にもアンコンシャスバイアスには多くの例があります。
アンコンシャスバイアス研修の概要
アンコンシャスバイアス研修は、自分が持つ思い込みへの理解を深め改善策を学ぶ研修です。ここでは、対象者や企業について解説します。
アンコンシャスバイアス研修の対象者
誰もがアンコンシャスバイアスを持ち合わせているため、研修の対象者は全社員です。経営層や管理職などリーダーとなる人物はもちろん、一般社員もアンコンシャスバイアス研修の対象者となります。
男性はこうあるべき、女性はこうあるべきなどの考え方は、多様性が求められる現在では通用しません。アンコンシャスバイアスがあると、正当に社員を評価できないことがあり、人材流出につながるおそれもあります。
アンコンシャスバイアスがセクハラやパワハラなどのハラスメントに発展し、社内に悪い影響を与えるかもしれません。性別や年齢にアンコンシャスバイアスを持ったままでは、採用や昇進、評価など人事にかかわる意思決定をする際に公正さを欠いてしまう場合があるでしょう。
社員の不満につながり、定着率や業績が低下する可能性があるため、全社員がアンコンシャスバイアス研修に参加することが求められます。
アンコンシャスバイアス研修が必要な企業とは?
アンコンシャスバイアス研修はすべての企業が対象であるものの、とくに以下のような課題を抱える企業にオススメします。
- 柔軟な発想ができない
- アンコンシャスバイアスを理解していない
- 視野が狭い
これまでの習慣にとらわれて新たな発想ができず、価値基準や考え方が無意識に固まっていたり、なじみのある解決方法に固執したりすることが目立つときは、アンコンシャスバイアス研修を実施するとよいでしょう。
社内全体がアンコンシャスバイアスの概念を理解できていない場合は、まずは経営層や管理職を対象に実施する必要があります。
企業にアンコンシャスバイアス研修が求められる3つの背景
社員が働きやすい環境を整備し一人ひとりを尊重することが企業には必要です。ここでは、アンコンシャスバイアス研修が企業に求められる3つの背景について解説します。企業に求められる背景を理解して、効果的なアンコンシャスバイアス研修を実施しましょう。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
ビジネスがグローバル化する現代では社員一人ひとりを尊重することが求められています。したがって、ダイバーシティとインクルージョンを推進することが重要です。
- ダイバーシティ:多様性を意味し、人種や年齢、性別など違いがある人々が組織に共存すること
- インクルージョン:包括や社会一体性を指し、すべての社員が尊重され、それぞれのスキルを発揮し活躍すること
日本政府はダイバーシティとインクルージョンを推進しており、実際に厚生労働省では、高齢者や女性の活躍を推進し多様性を重視しています。
経済産業省の手引きではダイバーシティ&インクルージョンの推進を実現するには、従来の慣例や慣習に捉われずに、新たな視点で経営戦略や人材戦略を見つめ直すことが 必要としています。(※)
上記の考え方を実現するためにもアンコンシャスバイアス研修が必要です。
※参考:経済産業省「多様な個を活かす経営へ〜ダイバーシティ経営への第一歩〜」
働き方改革の推進
働き方改革とは、社員それぞれの事情に応じた働き方が選択できる社会の実現を推進することで、2019年から関連法律が順次施行されています。
働き方改革の主な内容は、以下のとおりです。
- 長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方
- 雇用形態によらない公平な待遇の確保
- 正社員とパート・アルバイトの不合理な格差の禁止
働き方改革では原則、月に45時間・年間360時間を時間外労働の上限と定めています。正社員は有休を取れるが、パート・アルバイトは取れないと経営層や管理職が解釈していれば、全社員が有休を取得するのが難しくなるでしょう。
アンコンシャスバイアスを持つと、社員の働きやすい環境作りは難しくなります。アンコンシャスバイアスにとらわれない考えを取り入れるためにもアンコンシャスバイアス研修が有効です。
職場ハラスメントの防止
アンコンシャスバイアスが原因でハラスメントが起こり得るため、企業にはアンコンシャスバイアスへの理解が求められます。ハラスメントの加害者となったとしても、自分では気づかないケースもあるでしょう。
ハラスメントとは、相手に不快な思いをさせたり脅したりする被害者の尊厳をきずつけること。2020年に厚生労働省が社員30人以上の企業・団体6,426件を対象に行った全国調査では、パワハラ・セクハラの割合が大きいとわかりました。
ハラスメントが多い職場では上司と部下のコミュニケーションが少なく、残業が多い傾向にあります。アンコンシャスバイアス研修では、ハラスメントに関する知識の学習ができるので、ハラスメントを危惧する担当者は、アンコンシャスバイアス研修の実施を検討するとよいでしょう。
参考:厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査について」
アンコンシャスバイアス研修3つの目的
アンコンシャスバイアス研修を実施すると、企業によい影響を与えます。アンコンシャスバイアス研修を行う主な目的は、働きやすい職場環境を目指し、管理職のスキルアップや企業業績を向上させること。
目的を確認して実施すれば効果を高められるため参考にしてください。
働きやすい職場環境をつくる
アンコンシャスバイアス研修によって思い込みが行動に表れると、意見を言いづらい環境になりやすくなります。そのため、社員が働きやすい職場をつくるには、アンコンシャスバイアス研修を行うことが大切です。
社内の「常識」にとらわれた偏った考え方では、意見が言いにくく、働きやすい職場とはいえません。たとえば、お茶を出すのは女性の仕事という思い込みがあれば、男性と同じ仕事をさせてもらえない可能性もあります。
アンコンシャスバイアス研修を実施すると、差別や偏見にさらされるのを防げるのです。自分の意見を自由に述べたり、同僚や上司とのコミュニケーションが十分に取れたりするような職場環境を目指すことが重要といえます。
管理職のマネジメントスキルの向上につなげる
管理職がアンコンシャスバイアス研修を受けると自分の思い込みに気づけるため、マネジメントスキルの向上が期待できるでしょう。マネジメントスキルには、コミュニケーションやリーダーシップ、モチベーションの維持などがあります。
たとえば女性は家庭を守るべきという思い込みがあれば、女性社員の昇進に否定的な意見を述べてしまうかもしれません。若い人は経験不足という偏見があれば、若手の意見を軽視することになるでしょう。
思い込みをなるべく排除して部下に接することでコミュニケーションが活発になり、部下のモチベーションアップにつながります。自分のマネジメントスキルが向上すれば、管理する部署の業績アップも期待できるでしょう。
組織・企業の業績向上につなげる
アンコンシャスバイアス研修を実施することで、社員の生産性が高まり新しいアイデアが生まれる可能性があります。結果的に業績の向上も期待できるでしょう。
コミュニケーションが取りやすい職場環境では、社員が意欲的に仕事に取り組み、生産性が向上し、帰属意識を高められます。
意見が言いやすい職場環境であれば、これまでの考えにとらわれない新しいアイデアが生まれるでしょう。新しいビジネスに発展する可能性があり、企業業績につながります。
アンコンシャスバイアス研修によって思い込みを取り除ければ、自由な発想のもと新しい商品・サービスの提案につながるでしょう。臨機応変に対応できるようになるため、成果が出やすくなります。
また、帰属意識が高まれば、離職する社員が減るのも期待できるでしょう。採用コストの削減にもつながります。
アンコンシャスバイアス研修カリキュラムの例
アンコンシャスバイアス研修では以下のようなカリキュラムを行います。
アンコンシャスバイアスの基礎知識 | ・アンコンシャスバイアスの基礎知識 ・アンコンシャスバイアスをなくす方法 ・アンコンシャスバイアスの原因を理解する方法 言葉自体を知らない社員が多いと予想できるため、まずアンコンシャスバイアスの概念について学習します。自分にどんなアンコンシャスバイアスがあるか、参加者が書き出し理解することが研修では重要です。 |
アンコンシャスバイアスへの対応方法 | ・アンコンシャスバイアスのリスク ・アンコンシャスバイアスへの心構え ・アンコンシャスバイアスへの対応方法 思い込みで発言したり行動したりすることは、社員の働きにくさを招きモチベーションの低下につながります。組織内で発生した場合、どのようなリスクがあるのか理解することが大切です。 |
アンコンシャスバイアス研修を組織で進めるためのポイント | ・反対意見を受け止める方法 ・組織側に思い込みがあると理解する方法 ・組織内でのルールをつくる方法 自分の思い込みで反対してしまうと、意見が言いにくい職場となってしまうため、研修で学習することが大切です。誰にでも思い込みがあることを理解し、改善へ向けてのルールづくりを学びます。 |
アンコンシャスバイアス研修を効果的に実施する3つのポイント
ここでは、課題の明確化やeラーニングを取り入れるなど、アンコンシャスバイアス研修を効果的にする方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
自社の課題や目標を明確にする
個人の思い込みはさまざまあるため、社内にどのようなアンコンシャスバイアスがあるのか明確にすることが、研修を行ううえで重要です。社員それぞれの思い込みを知るには、アンケートやヒアリングが効果的でしょう。
社員のアンケートやヒアリングで得られた課題を改善するために、目標を設定します。改善目標を決める際には、経営層や管理者にもアンケート内容を共有し、課題点や目標を相談しましょう。課題と目標を全社員に浸透させることが大切です。
経営層・人事部から受講する
組織に大きな影響を与える経営層や部門長からアンコンシャスバイアス研修を行うことが大切です。また研修を取り仕切る担当部署も社員に先駆けて研修を受けることをオススメします。
経営層が自分のアンコンシャスバイアスを理解すれば、組織全体でアンコンシャスバイアスを改善する意識を高められるでしょう。
eラーニングと集合研修を合わせた研修を実施する
アンコンシャスバイアス研修の効果を高めるには、eラーニングとの併用をオススメします。
eラーニングで研修内容をインプットし、集合研修で実践的な学習を組み合わせると、研修の効果を高められますし、反対に研修で学んだ内容をeラーニングで復習するのも可能です。
アンコンシャスバイアス研修では、メンタルケアに対する知識やマネジメントに関する知識も求められます。アンコンシャスバイアス研修に適した豊富なカリキュラムが用意されているeラーニングコンテンツを選びましょう。
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資料をダウンロードするアンコンシャスバイアス研修3つの実施方法
アンコンシャスバイアス研修の主な実施方法には、集合研修、オンライン研修、ブレイディッドラーニングの3つがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。自社に合う方法を見つけてアンコンシャスバイアス研修を実施してください。
集合研修
集合研修とは、講師と複数の参加者が同じ会場に集まり、対面形式で学ぶこと。集合研修のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
メリット | デメリット |
・コミュニケーションが活発になる ・実践的な学習ができる・チーム力の強化につながる | ・業務が遅延する場合がある・費用がかかる ・担当者の労力が必要 |
集合研修では複数人が同じ場所に集まるため、コミュニケーションが活発になることが大きなメリットです。グループワークで議論しながら受講するといった、実践的なカリキュラムも組めるでしょう。
自社で集合研修を内製する場合、業務時間内で研修を進めることが一般的です。それにより、研修担当者の業務が遅れたり、研修準備が負担になったりするかもしれません。社外に委託する場合は、研修会場までの時間や交通費、講師に対する費用などがかかります。
集合研修を実施する場合は、担当者のスケジュール調整や講師の手配、費用対効果などを検討し、無理がないように進めましょう。
オンライン
オンライン研修とは、パソコンやスマートフォンをとおして遠隔で受講する手法です。オンライン研修のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
メリット | デメリット |
・会場までの時間を削減できる・会場費や交通費などのコストを削減できる・時間に関係なく受講できる | ・コミュニケーションを取る機会が減る・受講者の集中力が続かないことがある |
オンライン研修は場所を選ばずに受講できる点が大きなメリットです。研修会場まで行く手間がないため、会場費や交通費を削減できます。
オンライン研修の主な種類は、リアルタイムで参加できるタイプと好きな時間に受講できるオンデマンド形式の2つ。リアルタイムで受講する研修では、チャットや声で質疑応答ができると受講者の理解度を深められます。
ただし、講師や受講者とコミュニケーションが必要な実践的なカリキュラムは難しいでしょう。講義が単調になってしまうと受講者の集中力が続かないかもしれません。
かんたんなゲームを講義の間にはさむといった、受講者の興味を惹くようなカリキュラムを取り入れるのもオススメです。
ブレンディッドラーニング
ブレンディッドラーニングは、集合研修やオンライン研修にeラーニングを合わせた研修スタイルです。eラーニングでの学習は基本的にひとりで行うため、受講者同士の交流はなく、疑問点がでてきても質問できないというデメリットがあります。
しかし、eラーニングのデメリットはオンライン研修や集合研修を組み込むことで解決できるでしょう。先述したように、オンライン研修とeラーニングを組み合わせると予習や復習ができるため、研修効果を高められます。
アンコンシャスバイアス研修企業の導入事例3選
アンコンシャスバイアス研修は、さまざまな企業で実施されています。そこで実際に導入した企業事例を紹介するので参考にしてください。
ファーストリテイリンググループ
ファーストリテイリンググループは、ユニクロやGUなどを世界中に展開するカジュアル衣料品の製造・販売企業で、環境負荷を最小限にし、働く人の人権や健康、安全を守ったサプライチェーンの構築を行っています。
アンコンシャスバイアスが多様性を排除する文化をつくり公正な評価を妨げるため、外部講師によるアンコンシャスバイアス研修を実施しているそうです。
グループの経営層や海外のCOO(最高執行責任者)を対象にした研修では、アンコンシャスバイアスが与えるビジネスへの影響を理解し、どのように乗り越えるかといった講義が行われています。
女性社員を対象にしたアンコンシャスバイアス研修も実施。女性は自己評価が厳しい傾向にあり、キャリアアップの妨げになるというアンコンシャスバイアスが考えられます。そのため、思い込みをなくし自信を持てるよう研修を実施しているそうです。
今後はさらに対象者を増やすことを計画しており、すべての社員が自分の能力を発揮できるようにダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。
参考:ファーストリテイリング「アンコンシャスバイアス研修を実施しました!」
Googleは検索エンジンでトップシェアを誇り、YouTubeやGmail、Google Mapsなどのサービスを行う企業です。また、Google Chromeのブラウザやスマートフォンやタブレット用のプラットフォームであるAndroidも提供しています。
2013年に民間の研究所から「検索エンジンに使用するロゴが差別的である」という指摘を受けました。この件をきっかけに、アンコンシャスバイアスに関するツールを開発し、一部の社員から研修をスタート。
研修を受けた社員はダイバーシティを尊重することが自社調査で判明し、すべての社員がアンコンシャスバイアスのワークシップに参加できるようにしました。今では、社内の最大規模の自己学習プログラムとなっているそうです。
参考:Google re:Work-ガイド「無意識の偏見に意識を向ける」
味の素グループ
味の素グループは、アミノ酸の研究を起点としたアミノサイエンスを軸に医薬品や化学品事業を行う企業です。アミノサイエンスとは、アミノ酸のはたらきにこだわった研究や実装化のプロセスから得られる素材やサービスの総称を指します。
味の素グループでは、多様性がイノベーションを生む重要な要素であると考えているそうです。しかし、自社の組織風土が多様性を排除し、改革への提案を妨げているのではないかという懸念がありました。
2018年から経営者層を対象にアンコンシャスバイアス研修を実施した結果、経営層の感想は上々で、人事部、全社員と対象者を広げているそうです。
参考:味の素グループ新卒採用サイト「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」
アンコンシャスバイアス研修の実施で職場環境の改善を目指そう
アンコンシャスバイアスとは無意識の思い込みであり、働きやすい環境や公平な評価を妨げる原因と考えられます。ダイバーシティ&インクルージョンの推進やハラスメントの防止などにつなげるため、アンコンシャスバイアス研修が必要です。
アンコンシャスバイアス研修を効率的に行うには、オンライン研修とeラーニングを合わせたブレンディッドラーニングがオススメです。
ブレンディッドラーニングを行うなら、アンコンシャスバイアスの理解に役立つメンタルヘルスやマネジメントに関するコンテンツを始めとした5,000以上のコンテンツを有するmanebi eラーニングを利用してみてください。
より詳しい内容は「サービス資料・教材一覧ダウンロード」ページより御覧ください。
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