\社員教育はeラーニングと集合研修で/
資料をダウンロードする企業研修の現場で注目を集めるアクティブラーニングは、受講者が主体的に学ぶことで知識の定着率を高める学習手法です。本記事では、アクティブラーニングの定義からeラーニングでの具体的な実践方法、さらには実際の導入事例まで詳しく解説します。
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アクティブラーニングの定義
アクティブラーニングとは、受講者が受け身ではなく能動的に学習活動に参加する教育手法を指します。もともと対面型の研修で発展してきましたが、近年ではテクノロジーの進化により、オンラインでも同等の効果を得られるようになっています。eラーニングを通じて、従来の講義形式に比べてより多様で能動的な学びを実現する企業が増えています。
アクティブラーニングのメリット
アクティブラーニングを企業研修に取り入れることで、従来の講義型研修では得られなかった多様な効果が期待できます。受講者の主体性が向上するだけでなく、知識の定着率や実践的な応用力も高まります。ここでは、主なメリットを4つの観点から解説していきます。
受講者の主体性が高まり、学習意欲が向上する
受講者が自ら考え、発言する機会が増えることで、学習への当事者意識が高まります。一方的に話を聞くだけの研修では受け身になりがちですが、アクティブラーニングでは自分の意見を求められる場面が多く、緊張感を持って臨むことになります。
主体的に参加した研修は記憶に残りやすく、受講者自身が「学んでいる」と実感できる環境を作ることが、継続的な成長を促す鍵となるのです。
学習内容の理解が深まり、知識の定着率が上がる
アクティブラーニングでは、インプットした知識をすぐにアウトプットする機会が設けられるため、理解度が格段に向上します。聞いただけの情報は短期記憶にとどまりやすいですが、自分の言葉で説明したり、具体例を考えたりすることで長期記憶として定着するでしょう。
実践的な課題解決能力や応用力が身につく
実際のビジネスシーンを想定したケーススタディやシミュレーションに取り組むことで、知識を実務に応用する力が養われます。教科書的な正解を覚えるだけでなく、状況に応じて最適な判断を下す思考プロセスを体験できるのです。
たとえば、顧客対応のロールプレイでは、マニュアルに書かれていない予期せぬ質問への対応力が求められます。こうした実践的な演習を通じて、現場で遭遇する多様な状況に柔軟に対応できる応用力が身につくでしょう。
チームワークやコミュニケーション能力を養う機会になる
グループワークやディスカッションを通じて、他者と協力して課題に取り組む経験が得られます。異なる意見を持つメンバーと議論し、合意形成していくプロセスは、実際の業務におけるチームワークの縮図といえるでしょう。
自分の考えを分かりやすく伝える力、相手の意見を正確に理解する傾聴力、対立する意見を調整する交渉力など、ビジネスに不可欠なコミュニケーションスキルが自然と磨かれます。
アクティブラーニングをeラーニングに取り入れる方法
eラーニングとアクティブラーニングの組み合わせは、場所や時間の制約を超えて能動的な学びを実現する効果的な方法です。オンラインの特性を活かすことで、対面研修以上に活発な議論や深い思考を促すことも可能になります。ここでは、eラーニング環境でアクティブラーニングを実践するための具体的な手法を紹介します。
オンラインでグループディスカッション
オンラインで行うグループディスカッションは、eラーニングでアクティブラーニングを実践する際の中核となる手法です。ビデオ会議ツールのブレイクアウトルーム機能を使えば、少人数グループでの深い議論が可能になります。
効果的なオンラインディスカッションを行うには、明確なテーマ設定と時間管理が重要です。「この課題についてグループで15分間議論し、結論をまとめてください」といった具体的な指示を出しましょう。討議後、各グループの結論を全体で共有すれば、学びが一層深まります。
またディスカッションの様子を録画・共有すれば、後から他グループの議論内容を参考にしたり振り返りに活用することもできます。

ケーススタディを用いた実務演習
ケーススタディでは、実際の業務に近い課題を設定し、その解決に取り組みます。eラーニングでは教材(テキストや動画)でケースを提示し、受講者に分析させ、その結果をレポートで提出したりオンラインで討議したりする形式が効果的です。さらに、PBL(課題解決型学習)として、数週間かけてチームで長期プロジェクトに挑戦することもできます。
例えば「自社の新サービスを企画する」課題に取り組み、定期的に進捗をオンライン報告し、講師や他チームからフィードバックを受けます。現実の課題を通して学ぶことで、受講者は知識を実践に結びつける力を養うことができます。また、チームで解決策を模索する過程で、コミュニケーションや協働スキルも育まれます。
オンラインでロールプレイの実施
オンラインでロールプレイを設計する際は、ビデオ会議ツールの録画機能を活用すると効果的です。営業やクレーム対応、上司への報告など、様々なシーンをオンラインで再現できます。
演習後に自分のパフォーマンスを振り返ることで、改善点が明確になります。また、複数のシナリオを用意し、ペアを変えて繰り返し練習することで、様々なパターンへの対応力が養われるでしょう。
コメントやアンケートを利用したやりとり
コメント欄やアンケートを活用したやりとりは、オンライン学習に人とのつながりを生み出し、学習の継続を促します。受講者は一言コメントや簡単なアンケートで感想や意見を共有でき、それによって新たな気づきや共感が生まれやすくなります。
例えば、講義動画の後に「最も印象に残った点」をアンケートで尋ねたり、コメントで投稿させたりすれば、他の受講者の視点に触れることができ、新たな学びにつながるでしょう。学習への意欲向上にもつながります。
反転学習(eラーニングで知識インプット→集合研修で演習)の実施
反転学習では、研修の流れを従来とは逆にし、事前にeラーニングで知識習得(インプット)を済ませておき、研修当日はその知識を活用した演習や討議(アウトプット)に時間を充てます。例えば、事前に関連動画や教材を視聴して基本知識を身につけた上で、集合研修でケーススタディやグループワークに取り組むといった形式です。
この手法により研修時間を有効活用でき、参加者は事前知識をもとに演習へ主体的に参加できるため、理解がより深まり実践的な定着につながります。
反転学習は「動画を見ただけで終わってしまい現場で活かせない」という課題を減らし、学んだ内容を実務で使える力へと転換する効果があるとされています。さらに、事前学習を各自のペースで進められるため、研修時には全員が共通の土台を持って演習に臨めるという利点もあります。
eラーニングでアクティブラーニングを実現した事例
eラーニングを活用したアクティブラーニングは、すでに多くの企業で実践され、成果を上げています。知識のインプットをeラーニングで行い、集合研修では議論に集中するなど、オンラインとオフラインを組み合わせた多様な形があります。具体的な取り組み内容を知ることで、自社での導入イメージが掴めるでしょう。ここでは、2つの企業の成功事例を紹介します。
事前課題のレポート提出
株式会社キンライサーでは、管理職研修の前に事前課題としてeラーニング教材で学習し、自部署の課題分析レポートを提出する仕組みを導入しました。受講者は動画でマネジメント理論を学んだ後、実際の自部署の状況を分析し、改善案をレポートにまとめます。
提出されたレポートは講師が事前に確認し、集合研修ではそれをもとにグループディスカッションを実施します。理論を学ぶだけでなく自社の実情に当てはめて考えることで、研修内容が実務に直結し、実践意欲が高まりました。
この事例の詳細はこちらでご覧いただけます。事前課題を効果的に設計することで、限られた集合研修の時間を高度な学習活動に充てられる点が成功のポイントです。
集合研修との組み合わせ
株式会社電算システムでは、新入社員研修でeラーニングと対面研修を組み合わせたブレンディッドラーニングを実践しています。入社前にeラーニングでビジネスマナーや業界知識を学習し、入社後の集合研修では実践的なロールプレイやグループワークに集中する設計です。
知識習得部分をeラーニングで効率化することで、対面研修では受講者同士の交流や実践演習に十分な時間を確保できました。また、eラーニングの学習データから各受講者の理解度を把握し、集合研修で個別フォローを行うことで、全員が一定レベルに到達できる体制を整えています。
この事例の詳細はこちらでご確認ください。オンラインとオフラインそれぞれの強みを活かした設計が、効果的なアクティブラーニングを実現する鍵となっています。
ブレンディッドラーニングについてはこちらをご覧ください。
manebiで始めるアクティブラーニング
アクティブラーニングをeラーニングで実践するには、それを支えるプラットフォームの機能が重要です。manebi eラーニングは、企業研修でアクティブラーニングを実現するための機能とサポート体制を備えています。ここでは、manebiを活用することで得られる3つの主要なメリットを紹介します。自社教材の活用や集合研修との連携など、効果的な研修設計にお役立てください。
集合研修との組み合わせで対話的な研修を実現
manebi eラーニングは、オンライン学習と対面研修を一元管理できる機能を備えています。集合研修の予約管理、出席確認、資料配布、受講履歴の記録まで、すべてを一つのプラットフォームで完結できるため、ブレンディッドラーニングの運営が非常にスムーズです。
事前にeラーニングで基礎知識を習得し、対面やオンラインセッションでディスカッションや演習に取り組むという反転学習の設計が容易に実現できます。オプション動画含む約8,000本の教材から、研修テーマに合わせた事前学習コンテンツを選択できる点も大きな利点です。
学びを成果に変える研修をオーダーメイドで manebi 集合研修
自社教材アップロードと多彩なテスト機能で反転学習を可能に
manebiでは、反転学習の流れ(事前・集合・事後)をシステム上で簡単に再現できます。自社で作成した動画やPDF資料を教材として簡単にアップロードでき、さらに、択一式から記述式まで多彩なテスト・アンケート機能を備えています。
選択式の問題については自動採点にも対応しており、採点の手間を削減します。これらの機能を組み合わせることで、基礎から応用、振り返りまでのプロセスを一貫して設計・運用できます。
導入支援や分析レポートで定着を実現
manebiの大きな強みは、単なるシステム提供にとどまらない手厚いサポート体制です。専任の担当者が導入時のオンボーディングから、研修プランの提案、効果測定、長期的な教育計画まで伴走支援します。アクティブラーニング型研修の設計に不慣れな場合でも、豊富な実績をもとにした適切なアドバイスが受けられるでしょう。
AI搭載のLMS(学習管理システム)が、各受講者の学習履歴、理解度、進捗状況をレポートとして出力します。部署別、個人別の学習状況をリアルタイムで把握できるため、つまずいている受講者への早期フォローが可能です。学習完了率や成果をレポート化し、研修効果を可視化できる点も重要です。
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お試しで体験してみるよくある質問
Q1. manebi eラーニングに自社教材をアップロードできますか?
A. はい、manebiでは自社で作成した動画(MP4・MOV形式など)やPDF資料を簡単にアップロードして教材として活用できます。100GBまでの大容量ストレージを備えているため(※2025年10月時点の情報)、自社独自のノウハウや業務マニュアルを動画化して研修に組み込むことが可能です。
eラーニング用コンテンツ制作についてはこちらをご覧ください。
Q2. manebi eラーニングはスマートフォンで受講できますか?
A. はい、manebi eラーニングはスマートフォンやタブレットに完全対応しています。
縦向き・横向きの画面切り替えや、動画の画面サイズ調整機能、音声のバックグラウンド再生にも対応しており、隙間時間を活用して効率的に学習できます。インターネット環境があれば場所を選ばず受講できるため、営業職や現場スタッフなど外出が多い職種でも学習しやすい環境を提供しています。
スマホでeラーニングについてはこちらをご覧ください。
Q3. manebi eラーニングの無料トライアルでどこまで試せますか?
A. manebi eラーニングの無料トライアルでは、実際の管理画面や受講画面を体験できます。豊富なコンテンツの一部を実際に視聴でき、LMSの主要機能も試すことが可能です。受講者登録やコース設定、進捗管理などの管理機能も体験できるため、導入後の運用イメージを具体的に把握できます。
専任のカスタマーサクセス担当者が、無料トライアル期間中も丁寧にサポートします。自社の課題に合わせた研修プランの提案や、導入に関する相談も受け付けているため、安心して検討を進められます。
無料トライアルはこちらからお申し込みいただけます。
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