製造業におすすめのeラーニング10選 | 導入事例とメリットを解説

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2025年10月29日(水)

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ヒューマンキャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役/人的資本経営・組織開発コンサルタント

堂前 晋平

組織・人材開発の専門家として、社員1万人を超える大手IT企業から10名以下の日本料理店まで、延べ500社・5万人超の支援実績を持つ。
大企業での営業経験を経て、ベンチャー企業にて支社設立・事業責任者・取締役としてIPO、さらに子会社設立を経験。上場企業のグループ人事責任者としてM&A後のPMIを担い、社員70名から400名への急成長を支援。これらの多様な経験を活かし、経営と人事の両視点から戦略的人材マネジメントを実践。日本経営品質賞本賞、ホワイト企業大賞、グッドカンパニー大賞などの受賞に寄与。2023年8月manebiのCPO(Chief People Officer)就任。現在はISO30414のリードコンサルタントとして人的資本経営の推進支援や社員研修の講師としても登壇中。

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製造業やメーカーでは、技能継承や品質管理、安全教育など多くの教育ニーズがあります。しかし、現場の状況や多拠点展開によって、安定的な研修実施が難しい課題もあります。そこで本記事では、eラーニングが製造業に向いている理由から、具体的なサービス比較、導入事例、注意点まで詳しく解説します。

オプション動画を含む約8,000の教材とAI搭載のLMSを持つmanebi eラーニング

製造業・メーカーにeラーニングが向いている3つの理由

製造業やメーカーは、eラーニングの導入によって得られるメリットが特に大きい業界です。ここでは、製造業にeラーニングが適している3つの主な理由を見ていきましょう。

品質管理・安全教育の研修を標準化できる

製造業では品質管理や安全教育が重要です。しかし、従来の集合研修では講師のスケジュール調整や会場確保に時間がかかり、全従業員への研修が難しいです。

eラーニングを活用すれば、同じ内容を全従業員に同時配信できるため教育の標準化が実現します。品質管理の手順や安全対策のポイントを動画マニュアルとして配信することで、いつでも何度でも確認できる環境が整います。

スキマ時間を活用した効率的な学習が可能

eラーニングはスマートフォンやタブレット対応されているサービスがほどんどで、場所や時間を選ばず学習できる環境が整っています。モバイル対応のeラーニングを導入すると、スマートフォンやタブレットから必要なタイミングで必要な内容をすぐに確認でき、また1回あたりの学習時間も短いため、業務を中断せずに知識を身につけることが可能です。

このように、モバイル対応のeラーニングは学習のハードルを下げながら、計画的な人材育成を実現できます。

多言語対応で外国人従業員への教育を最適化できる

言語の異なる従業員でも理解しやすく学習できるように多言語対応しているeラーニングもあります。

特に外国人スタッフが多い製造業やサービス業では、教育内容を母国語で理解することで、研修の定着率や安全意識の向上につながります。言語の壁をなくすことで、誰もが同じ基準で学べる教育環境を整えられます。

製造業・メーカーのためのeラーニングシステムを選ぶポイント


eラーニングシステムは多数ありますが、製造業特有のニーズに対応できるかどうかが選定の鍵となります。ここでは、製造業やメーカーがeラーニングシステムを比較検討する際に特に重視すべきポイントを解説します。

製造業向け教材や自社オリジナルの教材も受講できるか

製造業では、汎用的なビジネススキルだけでなく、技術やノウハウに特化した研修が必要です。

また、自社作成の動画マニュアルやPDF資料をアップロードし、加工技術や組立手順、品質検査基準など現場のナレッジを教材として共有できるシステムを選びましょう。

実技研修との連携は可能か


製造業の教育では、座学だけでなく実際に手を動かす実技研修も行う場合があります。eラーニングで基礎知識を学んだ後、現場での実習を組み合わせることで教育効果が最大化されます。

集合研修やOJTの管理機能を備えたeラーニングシステムなら、オンライン学習と対面研修を一元管理できます。受講者の学習履歴や理解度を踏まえて、最適なタイミングで実技研修を設定できるため、効率的な教育プログラムが構築できます。

学習データを活用して教育効果を見える化できるか

eラーニングのデータ活用機能は、教育効果の「見える化」を可能にします。製造業にとって、品質管理と安全教育は事業の根幹です。

特に安全教育は、労働安全衛生法で法的に義務付けられており、企業の重要な責任と言えます。学習データを分析することで、研修の理解度を正確に把握し、法的要件を満たしているかどうかの確認も容易になります。

教育効果の可視化は、従業員の成長を促すだけでなく、企業が果たすべき品質維持と安全配慮の義務を、より確実に実行する上で役立ちます。

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製造業・メーカーに向いているおすすめのeラーニングサービス10選


製造業に適したeラーニングサービスは、技術教育や安全研修に特化したものから、幅広い研修に対応できるものまでさまざまです。ここでは、製造業やメーカーにおすすめの10のサービスを特徴とともにご紹介します。

manebi eラーニング

manebi eラーニングは、AI搭載のLMS(学習管理システム)により、オプション動画含む約8,000もの豊富なコンテンツから最適な研修プランを自動提案するサービスです。品質管理や安全教育、「5S活動」といった専門分野のコンテンツが充実しているのが大きな特徴です。

自社オリジナルの動画マニュアルや技術資料を100GBまでアップロードできるため、企業独自のノウハウを教材化して共有できます。また、外国語字幕を自動生成するAI機能により、多言語対応も可能です。

カイゼンベース(KAIZEN BASE)

カイゼンベースは、製造業の現場改善や品質管理に特化したeラーニングサービスです。トヨタ生産方式や品質の基礎、ISO入門など、製造業に必須の知識を体系的に学べる教材が揃っています。

現場リーダーや改善推進者の育成に特に強みがあり、実践的なケーススタディを通じて問題解決能力を養うことができます。また、学習後の効果測定やテスト機能も充実しており、受講者の理解度を可視化できます。

コガク(TechラーニングPlat.)

コガクは、製造業の技術者育成に特化したeラーニングプラットフォームです。機械加工、電気・電子、品質管理など、技術分野別に専門的な教材が提供されており、エンジニアのスキルアップに最適です。

その他、日本語に加えて英語・中国語・タイ語・ベトナム語などを含むコースを提供し、国内外の拠点での受講にも対応しています。

Tech e-L

Tech e-Lは、製造業における技能継承を支援するeラーニングシステムです。ベテラン技術者のノウハウを動画で記録し、若手技術者への教育に活用できる仕組みが整っています。

特に注目されるのは、用語の置き換えや講座内容の追加、音声の付加などのカスタマイズも可能(別料金)です。自社の業務内容や教育方針に合わせた柔軟な対応ができます。

eものづくり

eものづくりは、現場に特化した内容を1節10分以内の短時間で効率よく学習できます。忙しい現場でも無理なく取り組める設計です。

基礎編・応用編それぞれ48節ずつのカリキュラムで、実践に直結する知識をしっかり身につけられます。

クロスラーニング(Cross Learning)

クロスラーニング(Cross Learning)は、製造・物流業界に特化したeラーニングサービスです。業界特有の知識やスキルに対応した講座が揃っており、キャリアアップや社員教育のために、場所を選ばず受講することができます。

講座ラインナップは、安全や品質、製造工程、部下指導・マネジメントなど幅広いテーマをカバーしています。また、外国語対応講座もあり、多国籍のスタッフ教育にも対応しています。

e-JINZAI for maker

e-JINZAI for makerは、サービスは、製造業・メーカーの従事者を対象に、ものづくりに必要な知識、スキル、資格を体系的に習得させることに特化したeラーニングです。

オリジナル講座の制作も対応し、企業のニーズに合わせた研修が実現できます。さらに受講者登録やリマインドメールなどのシステム運用も代行し、担当者の負担を軽減します。

学び〜と(SATT)

学び〜とは、教材作成ツールが充実したeラーニングシステムです。PowerPointやPDF資料を簡単に動画教材に変換でき、ナレーション追加やテスト問題の挿入も直感的に行えます。

製造業では、自社のニーズに合わせて受講管理が柔軟に行えます。配信設定や権限管理ができ、受講者の回答データも詳細に確認できるレポート機能が備わっています。

AirCourse(エアコース)

AirCourseは、1,000種類以上の動画研修を受け放題で、階層別・テーマ別に必要なスキルを幅広く学習できます。

自社オリジナルのeラーニングコースも簡単に作成でき、柔軟な研修設計が可能になっています。さらに、使いやすい管理機能と直感的な操作性で、管理者・受講者双方の負担が軽減れます。

Smart Boarding(スマートボーディング)

テーマに沿った講義を受けた後、ロールプレイや意見交換を通じて理解を深めます。さらにトレーナーとの繰り返し練習により、「知っている」だけでなく「できる」力へと高める集中トレーニングが可能です。

また、学習の振り返りやアウトプットとしてテストやレポートを組み合わせたコース作成が可能です。テスト形式は目的に応じて使い分けられます。

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【製造業・メーカー】manebi eラーニングの導入事例

【ミズノ株式会社】eラーニングへの切り替えで教育コストの削減に成功

全国各地に170以上の契約スポーツ施設を運営しており、従来は本社・拠点に集合しての研修が中心だったため、移動・出張費用や現場を離れる難しさなどがコストや運営負担が課題でした。

manebi eラーニングの導入により、受講状況を可視化できるようになり、評価担当者がその情報を人事評価に活用しやすくなりました。また、従来は毎年同様の研修資料を一から作成していたが、その手間が不要となり、研修運営にかかる工数を大幅に削減することができました。

ミズノ株式会社の導入事例はこちら

【株式会社ダイキアクシス】内部統制教育の受講率100%達成

以前のeラーニングシステムではコンプライアンス教材が少なく、同じ内容を繰り返し使用せざるを得ませんでした。また、工場勤務者にはPCが貸与されておらず、紙による教育管理が必要で運用が煩雑だったため、受講率が100%に達していませんでした

manebi eラーニング導入後は内部統制教育の受講率が100%を達成し、受講管理も容易になったことで新入社員研修の復習にも活用されるようになりました。自己啓発の学習者も月約20名に増加し、年間で約40%のコスト削減を実現できました。

株式会社ダイキアクシスの導入事例はこちら

【小泉機器工業株式会社】入社前の研修と自由受講で活用

当社では、OJT中心の体制で、体系的な研修があまり実施できていない状況でした。社員のレベルアップを図るため、「研修をきちんと実施できる仕組みをつくる」ことが課題となっていました。

manebi eラーニングを導入したことで、入社前の研修や自由受講制度を通じて社員が自ら学ぶ機会が増え、さらに「教材で学んだ内容を実務に活かせた」という声が複数の部署からあがりました。

小泉機器工業株式会社の導入事例はこちら

製造業・メーカーがeラーニングシステムを導入する際の注意点

eラーニングには多くのメリットがありますが、導入にあたっては注意すべきポイントもあります。ここでは、効果的な活用のために、導入前に確認しておくべき4つの注意点を解説します。事前の準備と計画的な導入により、eラーニングの効果を最大化しましょう。

導入目的を明確にする

eラーニング導入を成功させるには、「何のために導入するのか」を明確にすることが最も重要です。目的があいまいなままシステムを選ぶと、必要な機能が不足していたり、使わない機能にコストをかけたりする可能性があります。

製造業における導入目的の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 技能継承と属人化の防止
  • 安全教育の徹底とコンプライアンス遵守
  • 品質管理基準の統一と標準化
  • 外国人従業員への多言語教育
  • 教育コストの削減と効率化

目的を明確にしたうえで、それを実現するために必要な機能や教材を検討しましょう。

実技演習の場を設ける

製造業の教育では、知識だけでなく実際の技能習得が不可欠です。eラーニングだけで完結させようとせず、実技演習や対面研修との組み合わせを計画しましょう。

効果的なブレンディッドラーニングの例としては、以下のような流れがあります。

  • eラーニングで基礎知識を事前学習
  • 集合研修で実技演習とディスカッション
  • eラーニングで復習と理解度テスト
  • 現場でのOJTによる実践
  • eラーニングでフォローアップ研修

このように、オンラインとオフラインを適切に組み合わせることで、知識の定着と技能の向上を両立できます。

準備期間・コストを確認する

eラーニング導入には、システム利用料以外にもさまざまなコストがかかります。導入前に全体像を把握し、予算と準備期間を確保することが重要です。

主なコストとしては、以下のようなものがあります。

  • 初期費用(システム導入費、アカウント設定費など)
  • 月額または年額の利用料金
  • 自社教材の制作費用(動画撮影、編集など)
  • 既存資料のデジタル化費用
  • 管理者や受講者向けの説明会開催費用

また、導入から本格稼働までには通常2〜3か月程度の準備期間が必要です。システムの設定、教材の準備、受講者への周知、テスト運用などを計画的に進めましょう。

manebi eラーニングが製造業に選ばれる理由

豊富なコンテンツや機能性に加え、多くの製造業からmanebi eラーニングが選ばれる背景には、確かな導入実績とそれを裏付ける利用者の声、そして手厚いサポート体制があります。

豊富な導入実績とユーザーの声

manebi eラーニングは、大手メーカーをはじめ、多くの製造現場で導入されています。導入企業からは、

  • 「集合研修からの切り替えで、教育コストを大幅に削減できた」
  • 「直感的な操作性で、ITに不慣れな従業員でもスムーズに利用を開始できた」
  • 「新人教育の手間が大幅に省け、コア業務に集中できるようになった」

といった声が上がっており、コスト削減だけでなく、現場の教育担当者の負担軽減にも繋がっていることがわかります。

導入から運用まで伴走する手厚いサポート

eラーニングの導入に不安を感じる企業は少なくありません。「manebi eラーニング」では、システムの導入支援はもちろん、研修カリキュラムの作成相談から運用定着までを支援する伴走型サポートを提供しています。

オンラインでの操作説明会や、メール、チャットでの迅速な問い合わせ対応により、初めてeラーニングを導入する企業でも安心して活用を開始できます。こうした手厚いサポート体制が、継続的な人材育成と成果につながる信頼の基盤となっています。

よくある質問  

eラーニングは製造業の現場でどのように活用できますか?


製造業では、安全教育、品質管理、技能継承、5S活動など幅広い分野でeラーニングを活用できます。

特に効果的なのは、作業手順を動画マニュアル化して配信する方法です。新人教育やベテラン技術者のノウハウ共有に役立ちます。集合研修と組み合わせることで、基礎知識の習得を効率化し、対面研修では実技演習に集中できるでしょう。

教育担当が現場を離れられない場合、教育進捗をどう把握しますか?

manebi eラーニングでは、受講状況、テスト結果、学習時間などをダッシュボードで一覧表示できるため、現場を離れなくても教育管理が可能です。受講未完了の対象者に向けて自動でリマインドメールを送ることができます。

manebi eラーニングの無料トライアルでは何が試せますか?

manebi eラーニングの無料トライアルでは、実際のシステム環境で主要機能をお試しいただけます。自社の動画や資料をアップロードして教材化することができます。また、学習管理機能や受講進捗の確認、テスト作成機能なども体験可能です。

専任チームによる導入サポートも受けられるため、不明点や相談事項があれば気軽にお問い合わせください。

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