eラーニングを構築するにはどうしたら良い？対応内容や費用を徹底解説

企業の人材育成において、eラーニングの重要性は年々高まっています。本記事では、eラーニングシステムを構築し運用にいたるまでの全体像から具体的な手順、費用相場、システム選定のポイントまで詳しく解説します。

オプション動画を含む約8,000の教材とAI搭載のLMSを持つmanebi eラーニング

eラーニング構築のための3つの柱

eラーニングのシステムを構築するには、以下3つの重要な要素を理解することが大切です。

システム・コンテンツ・運用それぞれの役割と全体像

eラーニング構築の第一歩は、その全体像を掴むことです。学習の土台となる「システム（LMS）」、学習効果を決定づける「コンテンツ（教材）」、そして継続的な活用を支える「運用」の3要素が相互に連携して機能します。これらの役割と関係性を最初に理解することで、計画の解像度が高まるでしょう。

構築前に洗い出すべき課題と目標設定

次に、eラーニング導入の目的を具体的に定めます。「研修を効率化したい」「営業スキルを標準化したい」といった自社の教育課題を洗い出し、それらを解決するための測定可能な目標を設定します。この課題と目標が、後続のシステム選定やコンテンツ制作における判断基準となるでしょう。

各部門の担当範囲とプロジェクト体制

eラーニング導入は、人事部門だけでなく、IT部門や各事業部門など複数の部署が関わるプロジェクトです。成功のためには、システムの専門家、教材内容の専門家、そしてプロジェクトを推進する担当者など、各々の役割を明確にした体制を構築することが不可欠です。円滑な連携体制が、導入成功の基盤となるでしょう。

eラーニング構築の全体フローとチェックリスト

eラーニング構築は段階的に進めることで、リスクを最小化し、確実な成果を得ることができます。システム構築、コンテンツ構築、運用の構築の3つのフェーズに分けて、それぞれの具体的な手順とチェックポイントを詳しく見ていきましょう。

システム構築：目的設定からLMS選定・導入まで

eラーニングの基盤となるシステムを構築するフェーズです。以下のステップで進めます。

• 導入目的・ゴールの明確化： 何を解決したいのか、どのような状態を目指すのかを定義します。
• 対象ユーザーの整理： 誰が、どのような環境で利用するのかを明確にします。
• 必要機能の定義： 目的達成のために、システムにどのような機能が必要かを洗い出します。
• LMSの選定： 定義した要件に基づき、クラウド型やオンプレミス型などから最適なLMSを選びます。
• 環境セットアップ： 選定したLMSを導入し、利用できる状態に設定します。
• 試験運用で検証： 本格導入前に一部のユーザーでテストし、問題点がないかを確認・修正します。

コンテンツ構築：教材の企画・開発と品質チェック

受講者が実際に学習する教材を用意するフェーズです。質の高いコンテンツが学習効果を左右します。

• 教材プランニング： 学習目標に合わせて、どのような教材が必要か全体像を設計します。
• コンテンツ制作・調達： 内製、外注、市販のコンテンツの購入など最適な方法で教材を準備します。
• コンテンツの実装テスト： 作成した教材がLMS上で正しく動作するかを検証します。
• 受講者視点で改善： 試験運用のフィードバックを元に、教材のわかりやすさや使いやすさを改善します。

運用構築：利用開始後の運用体制と改善計画

eラーニングをスムーズに運営し、継続的に改善していくためには、次のような流れで体制を整えることが大切です。

まず、受講開始にあたっては対象者に向けて操作方法や学習の進め方を丁寧に案内します。これにより、初めて利用する人でも安心して学習を始められます。次に、受講者からの質問やトラブルに対応できるサポート窓口を設け、安心して学習を続けられる環境を整えます。

さらに、アンケートやテスト結果を分析して学習効果を測定し、その結果をもとに次回の教材や運営方法を改善していくことが重要です。このように「案内 → サポート → 学習状況の把握 → 改善」というサイクルを回すことで、eラーニングを継続的に成長させていけます。

＜構築の全体フロー＞

構築フェーズ	主要ステップ	成果物	期間目安
システム構築	要件定義→LMS選定→環境構築	稼働システム	2～3ヶ月
コンテンツ構築	企画→制作→テスト	教材一式	システム構築と平行して作成
運用構築	体制整備→開始→改善	運用マニュアル	1～2ヶ月

eラーニング構築にかかる費用と相場｜項目別内訳を徹底解説

eラーニング構築にかかる費用は、選択するシステム形態、コンテンツの制作方法、運用体制によって大きく異なります。適切な予算計画を立てるために、各項目の費用相場と特徴を詳しく解説します。

システム導入費（ライセンス・初期設定費）の目安

クラウド型LMSの場合、初期費用は10万円〜50万円程度で、月額利用料は利用者数に応じて1人あたり500円〜800円程度が相場です。100名規模の企業であれば、月額5万円〜8万円程度の運用コストを見込む必要があります。

オンプレミス型LMSの場合、システム購入費用として200万円〜1,000万円程度の初期投資が見込まれます。加えてサーバー設備、保守契約、システム管理者の人件費なども考慮する必要があります。

初期設定費用には、システムカスタマイズ、ユーザー登録、権限設定、デザイン調整などが含まれ、10万円〜100万円程度の範囲で変動します。

コンテンツ制作費（動画・テスト・SCORM）の相場

動画教材の制作費は、内容の複雑さと品質レベルによって大きく異なります。簡単なスライド動画であれば1本あたり5万円〜15万円、講師による講義動画は20万円〜50万円、高品質なアニメーション動画は50万円〜200万円程度が相場です。

SCORM準拠のインタラクティブ教材は、開発工数が多くかかるため、1教材あたり50万円〜300万円程度の費用を見込む必要があります。テスト機能付きの教材は、問題数と複雑さに応じて10万円〜50万円程度の追加費用が発生します。

市販のコンテンツを活用する場合、1コースあたり月額5,000円〜20,000円程度で利用できる商材もあります。

また、eラーニングシステム内に予め教材コンテンツを実装しているサービスもあり、その場合は、システム利用料に含まれるケースが多いです。

運用・保守費（サーバー／サポート）のランニングコスト

クラウド型LMSの運用費は、主に月額利用料とサポート費用で構成されます。基本的なサポートは利用料に含まれることが多いですが、専任担当者による手厚いサポートを受ける場合は、月額5万円〜20万円程度の追加費用が発生するでしょう。

オンプレミス型の場合、サーバー運用費として月額10万円〜30万円、保守契約として年間100万円〜300万円程度のコストが必要です。システム管理者の人件費も含めると、年間500万円〜1000万円程度の運用コストを見込む必要があります。

失敗しない！eラーニングシステム選定の5つのポイント

eラーニングシステムの選定は、構築プロジェクト全体の成功を左右する重要な判断です。多くのLMS製品が市場に存在する中で、自社に最適なシステムを選択するための5つの重要なポイントを詳しく解説します。

1．要件定義で押さえるべき機能リスト

基本的な学習管理機能として、コース管理、受講者管理、進捗追跡、成績管理は必須です。テスト・アンケート機能、レポート機能、通知機能など、運用に必要な機能を事前にリストアップし、優先度を明確にしましょう。

【基本的な学習管理機能】

• コース管理：教材やカリキュラムを体系的に整理
• 受講者管理：対象者を登録し、権限や学習状況を把握
• 進捗追跡：学習の進み具合をリアルタイムで確認
• 成績管理：テスト結果や評価を蓄積・分析
  

【運用に役立つ補助機能】

• テスト・アンケート機能：理解度の測定やフィードバックの収集
• レポート機能：学習状況や効果を可視化して改善に活用
• 通知機能：リマインドや連絡を自動化して受講率を向上

さらに高度な機能として、AI搭載による学習最適化、ソーシャル学習機能、ゲーミフィケーション要素、多言語対応などもあるとよいでしょう。

2．受講者UXを左右するUI・操作性

受講者が直感的に操作できるUI（ユーザーインターフェース）設計は、eラーニングの成功に直結します。複雑な操作が必要なシステムは、受講者の学習意欲を削ぎ、完了率の低下につながるでしょう。

モバイル対応は現在では必須要件であり、スマートフォンやタブレットでも快適に学習できる設計が求められます。レスポンシブデザイン、タッチ操作への最適化、オフライン学習対応なども重要な評価ポイントです。

3．権限管理・セキュリティ要件の見極め

企業でeラーニングを運用する際は、利用する立場ごとに適切な権限を設定することが重要です。たとえば、管理者はシステム全体の運営やデータ管理を担い、講師は教材作成や受講状況の確認を行い、受講者は学習やテストの受講に集中できるようにしましょう。そのためには、データへのアクセス制御や操作範囲の細かな権限設定、さらに誰がいつ何を操作したかを記録する監査ログ機能が欠かせません。

また、セキュリティの観点からは、データの暗号化やアクセス認証、個人情報の保護といった対策が必要です。加えて、ISO27001認証やプライバシーマークのような第三者認証を取得しているかどうかも、システムを選ぶ際の信頼性の判断材料になります。

4．他ツール・サービス連携の可否

eラーニングを導入する際は、既存の人事システムやグループウェアといった社内システムと連携できるかどうかが大切です。特にシングルサインオン（SSO）に対応していれば、利用者は一度のログインで複数のシステムを使えるようになり、利便性が大きく向上します。管理側にとってもアカウント管理の手間が減り、運用効率が高まります。

5．サポート体制・導入支援サービス

eラーニングを導入・運用する際には、サポート体制の充実度が成功のカギを握ります。特に初めて導入する企業では、準備段階から運用開始後まで一貫した支援があると安心です。

• 導入時のオンボーディング支援
• 管理者や受講者向けの操作トレーニング
• 技術サポート体制（24時間対応、専任担当者の配置、導入コンサルティング）
• 教育プログラムの企画支援
• 継続的な改善提案
• 効果測定、レポートの支援
  

上記のサポートが整っていると、運営側は余計な負担を減らしながらシステムを活用できます。

＜eラーニングシステム選定の5つのポイントまとめ＞

評価項目	チェックポイント	重要度
基本機能	学習管理・テスト・レポート機能	◎
UI・UX	操作性・モバイル対応	◎
セキュリティ	データ保護・アクセス制御	◎
連携機能	既存システムとのSSO・API	◯
サポート	導入支援・運用サポート	◯

自社に合ったeラーニングコンテンツの選び方｜内製か外注か既製か

eラーニングコンテンツの調達方法は、企業の規模、予算、専門性によって最適解が異なります。内製、外注、既製コンテンツ活用のそれぞれについて、メリット・デメリット・費用を詳しく比較検討しましょう。

内製（自社制作）

eラーニングを「内製（自社制作）」すると、自社の状況や目的に合わせた柔軟な運用が可能になります。一方で、メリットだけでなく、必要となるスキルやコストについても十分に把握しておくことが重要です。
メリット

自社の業務内容や企業文化に完全に適合したオリジナルコンテンツを制作できることが最大のメリットです。社内の専門知識や実践的なノウハウを直接教材化できるため、受講者にとって実用性の高い学習内容を提供できます。

また、制作プロセス全体を自社でコントロールできるため、修正や更新が迅速に行えます。長期的に見ると、社内にコンテンツ制作のノウハウが蓄積され、継続的な教材開発が可能になるでしょう。

デメリット

専門的な制作スキルを持つ人材の確保が必要であり、動画編集、インストラクショナルデザイン、グラフィックデザインなどの技術習得に時間がかかります。制作工数が多く、他の業務との兼任では品質の確保が困難になる場合があるでしょう。

また、制作ツールやソフトウェアの購入・維持費用、制作環境の整備なども必要になります。

費用

人件費が主要なコストとなり、専任担当者1名の場合、年間500万円〜800万円程度の人件費に加えて、制作ツール費用として年間10万円〜50万円程度が必要です。

外注（制作会社に依頼）

外注は、専門知識と経験を持つプロに任せることで、高品質な教材を短期間で制作できる方法です。自社にノウハウがない場合でも安心して導入できます。

メリット

プロフェッショナルな制作会社の専門知識とノウハウを活用できるため、高品質で効果的な教材を短期間で制作できます。学習効果を最大化するインストラクショナルデザインを施した設計が期待できます。

デメリット

制作費用が高額になりやすく、特にカスタマイズ度の高い教材では予算オーバーのリスクがあります。外部業者とのコミュニケーションコストや、要件定義の精度によって成果物の品質が左右されます。

費用

内容により大きくブレますが、動画教材1本あたり20万円〜100万円、インタラクティブ教材1コースあたり100万円〜500万円程度が相場です。企画・設計から制作・テストまで含めたトータルコストは、規模に応じて300万円〜2000万円程度を見込む必要があります。

市販のコンテンツを活用

市販のコンテンツ活用は、あらかじめ用意された教材を利用する方法で、短期間かつ低コストで導入できるのが大きな特徴です。汎用的なテーマに適しており、幅広い企業で活用されています。

メリット

すぐに利用開始できるため、導入までの時間を大幅に短縮できます。専門機関が制作した高品質なコンテンツを低コストで利用できることが大きな魅力です。

ビジネスマナー、コンプライアンス、マネジメントスキルなど、汎用的な分野では充実したラインナップから選択できます。定期的な内容更新も提供会社が行うため、常に最新の情報を提供できます。

デメリット

自社特有の業務内容や企業文化には完全に適合しない場合があります。他社と同じコンテンツを使用するため、差別化が図りにくく、独自性に欠ける可能性があります。

カスタマイズの自由度が限定的で、自社の要件に完全に合致したコンテンツが見つからない場合もあるでしょう。

費用

月額制の利用料として、1コースあたり月額3,000円〜10,000円程度、複数コースのパッケージで月額50,000円〜200,000円程度が一般的です。初期費用は比較的安価で、10万円〜50万円程度から利用開始できます。

また、前述のとおり、eラーニングシステムによっては、あらかじめ教材コンテンツが用意されているものもあります。その場合、サービス利用料金にコンテンツの利用料が含まれているケースが一般的です。

＜自社に合ったコンテンツの選び方のポイント＞

制作方法	初期費用	品質	カスタマイズ性	適用規模
内製	100万円～300万円	△	◎	中小企業・専門性重視
外注	300万円～2000万円	◎	◯	大企業・品質重視
市販	10万円～50万円	◯	△	全規模・効率重視

eラーニングの構築後の運用に役立つPDCA手順

eラーニング構築後の継続的な改善は、投資効果を最大化し、組織の学習文化を定着させるために不可欠です。PDCAサイクルを活用した体系的な運用改善プロセスを構築することで、持続的な成果向上を実現できます。

Plan：KPI設定と受講者アンケート設計

eラーニングを効果的に改善するには、成果を測定できるKPIを明確に設定することが大切です。定量的な指標と定性的な指標をバランスよく取り入れることで、学習効果を正しく把握できます。

【KPIの例】

• 定量指標：受講完了率、テスト合格率、平均学習時間、受講者満足度
• 定性指標：スキルの向上度、業務改善度、職場での実践度
  

さらに、定期的な受講者アンケートを行い、以下の点を確認すると改善につながります。

• コンテンツの分かりやすさ
• システムの操作性
• 学習時間の適切さ
• 業務への活用度
  

アンケート結果を分析することで、改善施策の優先順位を決めやすくなり、効率的に運用改善を進めることができます。

Do：運用ダッシュボードで進捗を可視化

LMSの管理機能を活用して、リアルタイムで学習状況を把握できるダッシュボードを構築しましょう。受講進捗、完了状況、テスト結果、アクセス状況などのデータを視覚的に表示し、問題の早期発見を可能にします。

部門別、階層別、コース別などの多角的な分析により、特定の傾向や課題を特定し、的確な改善施策を実行できます。

Check：学習データ分析と課題の抽出

収集したデータは、まず設定したKPIに照らして達成状況を評価します。受講完了率やテスト合格率、アクセス状況を並べて見ることで、どこにボトルネックがあるかが見えてきます。

たとえば、完了率が低いコース、合格率が低い分野、アクセスが少ない時間帯を特定し、それぞれの根本原因（難易度の不一致、説明不足、配信時間の不適合など）を洗い出しましょう。

Act：コンテンツ・運用フローのブラッシュアップ

分析結果に基づいて、具体的な改善施策を実行します。理解度の低いコンテンツの再制作、操作性の改善、サポート体制の強化など、課題に応じた対策を講じます。

改善施策の効果測定も重要で、実施前後のデータを比較し、改善度合いを定量的に評価しましょう。効果的だった施策は他のコンテンツや運用プロセスにも展開し、全体的な品質向上を図りましょう。

＜eラーニングの構築後のPDCAサイクル＞

PDCA段階	主要活動	成果物・指標	実行頻度
Plan	KPI設定・アンケート設計	目標設定書・調査票	四半期
Do	データ収集・可視化	ダッシュボード・レポート	週次・月次
Check	データ分析・課題抽出	分析レポート・改善提案	月次
Act	改善実行・効果測定	改善施策・効果レポート	随時

事例で学ぶ｜業種・目的別eラーニング構築パターン

実際の企業事例を通じて、業種や目的に応じたeラーニング構築の効果的な手法を学びましょう。新人研修、コンプライアンス研修、営業研修それぞれの特徴的な構築パターンと成功ポイントを詳しく解説します。

新人研修に最適な構成と効果ポイント

新人研修のeラーニング構築では、基礎的なビジネスマナーから会社固有の業務知識まで、段階的な学習プログラムの設計が重要です。オリエンテーション動画、ビジネスマナー教材、企業理念・文化の理解、基本的な業務スキル習得を順序立てて配置します。

ヤマト科学株式会社様では、コロナ禍でオフラインでのリアルな研修が困難になった際に、manebiの eラーニングを活用して新しい教育体制を構築しました。従来の対面研修をオンライン化することで、全国の新入社員に一律の品質で研修を提供できるようになりました。

新人研修では進捗管理とフォローアップが特に重要で、定期的な理解度チェックと個別サポートを組み込むことで、離脱率を最小限に抑えることができます。

コンプライアンス研修の実装例

コンプライアンス研修では、法令遵守の重要性を理解させるとともに、具体的な判断基準と行動指針を明確に示すことが重要です。ケーススタディを活用したインタラクティブな教材により、実際の業務場面での適切な判断力を養成できます。

KOA株式会社様では、質の高いコンプライアンス教材を求めて、豊富なコンテンツが予め用意されているmanebiのラーニングを導入しました。自社制作では困難だった専門的で網羅性の高い内容を学習することで、従業員のコンプライアンス意識が大幅に向上しました。

定期的な更新研修の自動配信、受講状況の詳細レポート機能、受講管理により、全従業員への漏れのない研修が実現しました。

製品教育・営業研修に効くインタラクティブ教材

営業研修では、製品知識の習得とセールススキルの向上を両立させる必要があります。製品カタログの動画解説、競合比較資料、顧客ニーズ別の提案シミュレーションなど、実践的な内容を組み合わせた構成が効果的です。

ネクシィーズ株式会社では、manebi のeラーニングシステムを活用して営業ノウハウの共有と商材研修を効率化しました。必要な従業員に必要なタイミングで教育を提供することで、営業力の底上げと新商材の迅速な展開を実現しています。

ロールプレイング動画、セールストーク集、クロージング技法など、営業の各段階に応じた実践的なコンテンツを体系的に整備することで、営業成果の向上につながっています。

運用負荷を軽減するmanebi eラーニング4大機能

eラーニング構築・運用の課題を解決するmanebi eラーニングは、オプション動画含む約8,000超の豊富なコンテンツとAI搭載LMSにより、企業の人材育成を強力にサポートします。運用負荷を大幅に軽減する4つの主要機能をご紹介します。

直感的なUIで誰もが迷わず使える設計

manebi eラーニングは、マニュアル不要で直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースを実現しています。「コースマップ機能」により学習内容とステップを視覚的に把握でき、受講者は迷うことなく学習を進められます。

管理者向けの操作画面も同様にシンプルで分かりやすく設計されており、研修管理者の負担を最小限に抑えています。モバイル対応により、いつでもどこでも快適に学習できる環境を提供します。

独自AIレコメンドで受講効率を自動最適化

manebi eラーニングは、AI搭載機能により、オプション動画含む約8,000のコンテンツの中から企業のニーズに最適な研修プランを自動的に提案します。研修・教育担当者の負担を大幅に軽減し、研修企画段階での時間と労力を削減しながら、教育の質を向上させます。

受講者の学習履歴と進捗状況に基づいて、個別最適化された学習コンテンツを推奨し、効率的なスキルアップを支援します。

豊富な外部サービス連携で業務効率アップ

manebi eラーニングは、利便性と運用効率を高める多彩な機能を備えた学習プラットフォームです。既存のシステムや最新のAI技術とスムーズに連携できる点が特徴です。

• 既存の人事システム、各種グループウェアとのシングルサインオン（SSO）連携
• 外国語字幕生成AIやオリジナル教材作成AI（Vrew）との連携による多様なニーズへの対応
• 100GBの大容量ストレージで、自社オリジナル教材のアップロードや共有が可能
  

上記の機能により、利用者は一度のログインで複数のシステムを活用でき、管理側の手間も削減できます。またAIとの連携によって多言語対応や教材制作を効率化し、ストレージ容量の充実によって企業独自の学習資産を安全に管理・共有できる点も大きな魅力です。

導入～運用まで手厚い支援体制

専任チームによる導入オンボーディング、教育実施・体制構築の伴走支援により、eラーニング導入から定着まで継続的にサポートします。ヘルプページ、メール対応など、多層的なサポート体制を整備しています。

3,500社以上の導入実績に基づくノウハウを活用し、各企業の課題に応じた最適な研修プランの提案と効果測定を行います。

本記事では、eラーニングを構築する際の流れや必要な対応内容、費用感を徹底的に解説しました。manebiの eラーニングは、AIによる教材提案やSSO連携、大容量ストレージなどを備え、効率的で柔軟な研修運用をサポートします。自社に最適な学習環境づくりを目指す際には、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1. eラーニングを構築する際、人事部門の他に、社内のどの部署と連携する必要がありますか？

A. システム関連はIT部門、教材作成は各事業部門、予算や全社方針については経営企画部門との連携が不可欠です。円滑な進行のために、プロジェクトの責任者を明確にしましょう。

Q2. 作成したeラーニングコンテンツは、どのくらいの頻度で見直しや更新を行うべきですか？

A. コンテンツの性質によります。法改正が関わるものは随時、製品知識は半年〜1年、ビジネスマナーなどは2〜3年が目安です。受講者の学習データやアンケートを参考に、優先順位をつけて更新するのが効果的です。

Q3. 初めてeラーニングを導入する企業が、失敗しないために最も重要なポイントは何ですか？

A. 最も重要なのは「導入目的と測定可能な目標を明確にすること」です。その上で、いきなり全社展開せず、一部の部門からスモールスタートし、受講者の声を聞きながら改善していきましょう。