LMS導入でeラーニングの学習効果を最大化!活用のコツと成功事例

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2025年9月25日(木)

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ヒューマンキャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役/人的資本経営・組織開発コンサルタント

堂前 晋平

組織・人材開発の専門家として、社員1万人を超える大手IT企業から10名以下の日本料理店まで、延べ500社・5万人超の支援実績を持つ。
大企業での営業経験を経て、ベンチャー企業にて支社設立・事業責任者・取締役としてIPO、さらに子会社設立を経験。上場企業のグループ人事責任者としてM&A後のPMIを担い、社員70名から400名への急成長を支援。これらの多様な経験を活かし、経営と人事の両視点から戦略的人材マネジメントを実践。日本経営品質賞本賞、ホワイト企業大賞、グッドカンパニー大賞などの受賞に寄与。2023年8月manebiのCPO(Chief People Officer)就任。現在はISO30414のリードコンサルタントとして人的資本経営の推進支援や社員研修の講師としても登壇中。

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デジタル化が進む企業研修において、eラーニングの導入は一般的になりましたが、その効果を最大化するには学習管理システム(LMS)の活用が不可欠です。本記事では、LMSの基本機能から効果的な活用のコツ、実際の成功事例まで、eラーニングの学習効果を最大化するための具体的な方法をご紹介します。

オプション動画含む約8,000超の教材とAI搭載のLMSを持つmanebi eラーニング

学習管理システム「LMS」とは?

LMS(Learning Management System)とは?

LMSとは、eラーニングコンテンツの配信から受講者の学習進捗管理、効果測定まで一元的に行うシステムです。
単にオンライン教材を配信するだけでなく、受講者がいつ、どのコンテンツを、どの程度学習したかを把握できます。

学習管理システム(LMS)とは?意味や使い方・選び方を解説

eラーニングとLMSの違いとは?

eラーニングは「インターネットを利用した学習方法」を指します。動画教材やオンライン講座などのコンテンツそのものを含む学習形態です。

一方、LMSは「eラーニングを効率的に管理・運営するためのシステム」という位置づけになります。

例えば、YouTubeで研修動画を視聴する場合、これはeラーニングの一形態ですが、受講者の進捗管理や理解度テストの実施は困難です。しかし、LMSを活用することで、同じ動画コンテンツでも受講履歴の管理や学習効果の測定が可能になります。

つまり、eラーニングという学習形態を支える基盤技術がLMSであると理解するとよいでしょう。

なぜeラーニングにLMSが必要なのか?

eラーニングにLMSが必要な理由は、主に「管理面」と「効果面」の2つの観点から説明できます。

管理面では、従来の手動による受講者管理では膨大な工数がかかり、人的ミスも発生しやすいという課題があります。
LMSを導入することで、受講者の登録、進捗管理、成績の記録・分析といった作業が自動化され、管理の手間を大幅に削減できます。

効果面では、受講者の学習状況を把握し、必要に応じてフォローアップを行うことで学習効果を最大化できます。

eラーニングの受講管理はLMS活用で!効率化に役立つ活用方法を徹底解説

LMSで何ができる?研修担当者の負担を劇的に減らす6つの主要機能

教育のオートメーションが化できる

LMSが持つコースマップ機能を使用することで、受講者の属性情報(部署、階層、入社年次など)に基づいて、受講者に最適なコースを自動で割り当てることができます。

新入社員には基礎的なビジネスマナー研修を、管理職にはマネジメント研修を、といった形で、必要な研修を自動的に振り分け、配信することができます。これにより、計画的かつ漏れのない教育が効率的に実施できるようになります。

学習状況を可視化できる

LMSの大きな強みは、受講者の学習状況を詳細に可視化できる点にあります。

単に研修の完了・未完了を把握するだけでなく、全社必須の研修コースを誰がどこまで見ているか、部署ごとの課題の進捗はどうなっているかなど、個々の学習状況を細かく把握できます。これにより、進捗の遅れている受講者へのリマインドや、つまずいている部分への的確なフォローアップが可能になります。

学習データを長期的に蓄積・活用できる

個々の受講者の学習履歴は、その人の得意分野やスキルの成長を示す「成長の軌跡」として記録されます。

これらのデータを長期的に分析することで、個人のキャリアプランニングを支援したり、将来のリーダー候補を見つけたりと、データに基づいた戦略的な人事配置の判断材料とすることが可能です。

あらゆる学習施策の統合管理ができる

現代の企業研修では、eラーニング、対面研修、OJT、外部セミナーなど多様な学習形態が組み合わされています。LMSを活用することで、これらすべての学習施策を一元管理し、受講者の総合的な学習履歴を把握することができます。

例えば、新人研修プログラムにおいて、事前学習としてのeラーニング、集合研修での実践演習、その後のOJTでの現場適用といった一連の学習プロセスをLMS上で管理できます。このようなハイブリッド型の研修は「ブレンディッドラーニング」と呼ばれ、各学習形態の相乗効果を生み出すことが可能になります。

教材の管理・更新が容易にできる

LMSでは、動画、PDF、PowerPoint資料など様々な形式の教材を一元管理できます。教材のバージョン管理や更新作業も簡単に行えるため、法改正や社内制度変更に伴う教材の更新も迅速に対応できます。

また、自社で作成したオリジナル教材も容易にアップロードでき、外部購入教材と組み合わせて独自の研修プログラムを構築することが可能です。

セキュリティー対策ができる

企業の研修コンテンツには機密情報や知的財産が含まれる場合が多く、適切なセキュリティ対策は不可欠です。LMSでは、アクセス権限の細かな設定により、特定の部署や職位の社員のみが閲覧できる教材を設定することができます。

また、SSL暗号化通信、定期的なバックアップ、アクセスログの記録など、企業レベルのセキュリティ機能が標準装備されています。

「自走する人材」を育てるLMS活用のコツ

ここでは、「自走する人材」を育成するための具体的な活用のコツを紹介します。

マイクロラーニングで隙間時間を学習時間に変える

マイクロラーニングとは、4-5分程度の短時間で完結する学習コンテンツを活用した学習手法です。通勤時間、会議の合間、昼休みなどの隙間時間を学習時間に変換することができます。

これにより、受講者は無理なく学習を継続でき、忘却曲線に基づいた効果的な反復学習も実現できます。具体的には、1-2日後、7日後、16日後といったタイミングで復習コンテンツを自動配信することで、記憶の定着を促進できます。

テスト・レポート機能で知識の定着を促す

単に動画を視聴するだけでは、知識の定着は困難です。LMSのテスト機能を活用することで、受講者の理解度を確認できます。理解度テストは、学習直後の確認テストから、一定期間後の記憶定着テストまで、段階的に実施することが効果的です。

また、単純な選択問題だけでなく、記述式のレポート機能を活用することで、受講者の深い理解と実践的な応用力を養うことができます。例えば、学習した内容を自分の業務にどう活かすかを記述させることで、知識の実践的な活用を促進できます。

研修の理解度テストはどう作る?評価や作成から注意や結果の活用方法

個々のキャリアプランに合わせた学習パスを設計する

受講者一人ひとりのキャリア目標や現在のスキルレベルに応じて、個別最適化された学習パスを設計することで、学習に対する動機を高めることができます。

例えば、営業職を希望する社員には営業スキルや顧客対応に特化したカリキュラム、管理職を目指す社員にはリーダーシップやマネジメントに関するカリキュラムを組みます。

学びを実践につなげる「機会」をつくる

eラーニングで得た知識は、実践の場で使ってこそスキルとして定着します。「研修は研修、仕事は仕事」で終わらせないために、LMSで学習進捗を把握し、研修内容と連動した「挑戦の機会」を意図的に設けましょう。

例えばリーダーシップ研修後に小さなチームを任せるなど、学んだことをすぐに試せる環境が、学習者の自信を育てます。この「学び」と「実践」のサイクルこそが、知識を本物のスキルへと変える最短ルートです。

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後悔しないためのLMS選定チェックリスト【5つの必須項目】

多くの企業で見られる選定ミスは、機能の豊富さや価格の安さのみに注目し、自社の運用スタイルや受講者のニーズとの適合性を十分検討しないことです。ここでは、後悔しない選定のための5つの必須チェック項目を解説します。

コンテンツ・教材が充実しているか

単にコンテンツ数が多いだけでなく、質の高い教材が揃っているかを確認する必要があります。特に、コンプライアンス、ハラスメント防止、情報セキュリティなどの必須研修については、最新の法令改正に対応した内容であることが重要です。

また、階層別研修(新入社員、中堅社員、管理職)や職種別研修(営業、技術、事務)など、自社の組織構造に適したカテゴリーでコンテンツが整理されているかも確認ポイントです。さらに、自社独自の教材をアップロードできる機能や、既存コンテンツをカスタマイズできる機能があれば、より柔軟な研修が可能になります。

機能が自社のスタイルに合っているか

自社の研修スタイルや運用体制に適した機能を見極めることが重要です。例えば、集合研修とeラーニングを組み合わせたブレンディッドラーニングを実施する場合は、対面研修の出欠管理機能も必要になります。

また、受講者数や組織規模に応じたスケーラビリティも重要な検討項目です。将来的な組織拡大や新規事業展開を見据えて、システムの拡張性を確認しておくことで、長期的な運用コストを抑制できます。特に、部署横断的な研修や海外展開を予定している企業では、多言語対応機能の有無も重要な選定基準となります。

UIは受講者が使いやすいものか

どれほど優れた機能を持つLMSでも、受講者にとって使いにくいシステムでは活用されません。直感的に操作できるUI(ユーザーインターフェース)であることが、受講率向上の重要な要素です。特に、ITリテラシーに差がある多様な受講者が利用することを考慮し、マニュアル不要で操作できるシンプルな設計であることが理想的です。

また、スマートフォンやタブレットでの学習を想定したレスポンシブデザインも必須要件です。通勤時間や外出先での学習を促進するためには、モバイル端末での操作性が良好であることが重要です。実際の導入前には、様々な職種や年代の社員に試用してもらい、使いやすさを確認することをお勧めします。

既存のシステムと連携可能か

自社で人事システム、勤怠管理システム、社内ポータルなど、既に多くのシステムが運用されていることも多いです。LMSを単独で運用するのではなく、これらの既存システムとの連携により、運用効率を大幅に向上させることができます。

特に、人事システムとの連携により、組織変更や人事異動の情報を自動的にLMSに反映でき、受講者情報の更新作業を大幅に削減できます。また、シングルサインオン(SSO)機能により、受講者が複数のパスワードを管理する負担を減らし、システム利用のハードルを下げることも可能です。

サポート体制は十分か

LMS導入は技術的な導入だけでなく、運用定着までの継続的なサポートが成功の鍵となります。導入時のオンボーディング支援、操作方法の研修、トラブル時の迅速な対応など、包括的なサポート体制が整っているかを確認する必要があります。

特に、研修企画の相談や効果測定の分析支援など、単なる技術サポートを超えた教育面でのコンサルティングサービスがあると、LMSの効果を最大化できます。また、定期的なシステムアップデートや新機能の提供により、常に最新の環境で運用できることも重要なポイントです。

manebi eラーニングが選ばれる5つの理由

数多くのLMSが存在する中で、manebi eラーニングは多くの企業から選ばれ続けています。ここでは、manebi eラーニングが企業から高い評価を受ける5つの特長について詳しく解説します。

オプション動画含む約8,000超の多様なコンテンツで、教材探しの手間をゼロに

manebi eラーニングでは、約1,600コース・オプション動画含む約8,000の豊富な教材が見放題で利用でき、コンプライアンスからビジネススキル、プログラミングまで幅広い領域をカバーしています。

また、AI搭載LMSが企業のニーズに応じて最適な研修プランを自動提案するため、人事担当者の負担を軽減しながら効果的な教育プログラムを構築できます。

自社教材の簡単アップロード機能で、独自の研修スタイルを実現

manebi eラーニングでは、100GBまでの大容量ストレージを提供し、PowerPoint資料、動画ファイル、PDFなど様々な形式の自社教材を簡単にアップロードできます。

トップメッセージや理念浸透、組織のナレッジや現場でのノウハウ・業務マニュアルなど、自社の文化や価値観を反映した独自の研修プログラムを構築することが可能です。

誰でも直感的に使えるデザインで、ITが苦手な社員でも安心

LMS導入で最も重要なのは、すべての受講者が迷うことなく利用できることです。manebi eラーニングは、マニュアル不要で直感的に操作できるユーザーインターフェースを採用しており、ITリテラシーに差がある多様な受講者でも安心して利用できます。

特に「コースマップ機能」により、受講者は自分の現在地と今後の学習計画を一目で把握できます。

既存の人事システムとの連携で、面倒なアカウント管理を自動化

シングルサインオン(SSO)機能により、受講者は社内システムと同じ認証情報でログインでき、複数のパスワード管理の負担から解放されます。これにより、システム利用のハードルが下がり、受講率の向上にもつながります。管理者にとっても、手動でのアカウント管理作業が不要になり、より戦略的な教育企画に時間を集中できます。

また、タレントマネジメントシステム「カオナビ」ともAPI連携が可能になっておりますので、従業員情報が自動で反映され、入退社や組織変更に伴うアカウントの設定が簡単です。

導入から活用まで専任担当が伴走し、eラーニングの成功を約束

manebi eラーニングの最大の特長は、導入から運用定着まで専任の担当者が継続的にサポートすることです。システムの技術的なサポートだけでなく、研修プランの提案、効果測定の分析、長期的な教育計画の策定まで、教育面でのコンサルティングを提供しています。

導入企業の業界特性や組織課題を深く理解した上で、最適な運用方法を提案し、eラーニング定着に向けた具体的なアクションプランを一緒に策定します。また、対面研修との効果的な組み合わせ方や、受講者別の教育計画の策定など、包括的な人材育成戦略の実現をサポートしています。

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成功事例を見てみる

manebi eラーニングの活用成功事例4選

【ミズノ株式会社】集合研修のコストを大幅削減し全国で均質な教育を実現

スポーツ用品メーカーとして知られるミズノ株式会社では、全国に展開する販売員に対する教育の統一化が課題でした。

manebi eラーニング導入により、全国の販売員が時間と場所を選ばずに統一された内容の研修を受講できるようになり、研修コストを大幅に削減しながら教育品質の向上を実現しました。

ミズノ株式会社の導入事例詳細はこちら

【日総工産株式会社】年間数百万円のコスト削減も実現

人材サービス業を展開する日総工産株式会社では、全国の拠点で働く多数のスタッフに対する教育コストの削減が重要課題でした。

manebi eラーニングの導入により、これらの直接コストを大幅に削減するとともに、研修準備にかかる間接的な工数も削減できました。年間数百万円のコスト削減を実現しながら、受講者の利便性向上と学習効果の向上を両立させています。

日総工産株式会社の導入事例詳細はこちら

【ヤマト科学株式会社】自宅待機中の新人教育で自発的な学習意欲を醸成

研究開発機器メーカーのヤマト科学株式会社では、新型コロナウイルスの影響で新入社員の集合研修が困難になり、自宅での教育方法が急務の課題となりました。

manebi eラーニングを活用することで、学習が新入社員の自発的な学習意欲を醸成し、主体的に学ぶ姿勢を育成できました。

ヤマト科学株式会社の導入事例詳細はこちら


【株式会社コスモス調剤】誰一人欠けずに受講完了、研修受講率100%を実現

医療・福祉業界で全国に拠点を持つ株式会社コスモス調剤では、全従業員を対象とした必須研修をeラーニングで実施し、期限内受講完了率100%を達成しました。

 manebi eラーニングの直感的で使いやすいUIのおかげで誰一人脱落することなく受講が完了。

株式会社コスモス調剤の導入事例詳細はこちら

よくある質問

Q. 導入にかかる費用と期間を教えてください。

A. 1,000円/ID(月額)でご利用いただけます。導入は、基本的な設定であれば約1〜2週間で開始可能です。

Q. 自社で作成した教材(PowerPointなど)も利用できますか?

はい、可能です。自社でお持ちの動画(MP4・MOV形式など)やPDF資料、YouTube動画も組み込んでご活用いただけます。

Q. 無料トライアルでは、どのような機能が試せますか?

無料トライアルでは、manebi eラーニングの主要機能をほぼ全て体験していただけます。

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