\成果を出すオンライン研修のコツ/
資料をダウンロードするeラーニングの導入を検討中、あるいはすでに導入している企業の担当者様の中には、「eラーニングは効果が薄い」「現場から意味がないと言われる」といった悩みを抱えている方が少なくありません。しかし、それはシステム自体の問題ではなく、運用方法や目的設定のズレに起因することが大半です。
本記事では、なぜeラーニングが「意味ない」と言われてしまうのか、その根本的な原因を紐解きながら、効果を最大化するための具体的な解決策と運用ノウハウを解説します。
失敗パターンを理解し、適切な対策を講じることで、eラーニングは組織の成長を支える強力なツールへと変貌します。
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eラーニングが「意味ない」と言われる主な理由
納得感のある動機づけや目標設計ができていない
eラーニングが形骸化する最大の要因は、受講者である社員が「なぜこれを学ぶ必要があるのか」を理解していない点にあります。
業務が多忙な中で、目的が不明確な学習を強いられることは、社員にとってストレス以外の何物でもありません。
会社側が一方的に「今月はこの講座を受けてください」と指示を出すだけでは、受講者は完了させることだけを目的にしてしまい、学習内容は身につきません。学ぶことによるメリットや、業務上の課題解決にどう繋がるかという動機づけが不可欠です。
業務に直結する実践的なコンテンツ設計ができていない
提供されている学習コンテンツが現場の実務と乖離している場合、受講者は学習の価値を感じられず、「意味がない」と判断します。
一般的なビジネスマナーや抽象的な理論ばかりで、明日からの仕事にどう活かせるかがイメージできない内容は、学習意欲を著しく低下させます。現場が抱えている具体的な課題や、スキルギャップを埋めるための実践的な内容が含まれていなければ、eラーニングは単なる「時間の消費」と捉えられてしまいます。
経済産業省が提唱する「リスキリング」の文脈においても、単なる知識習得ではなく、新しい職業に就く、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応することが求められています。業務直結型でない学習は、この本質から外れてしまいます。
学習しやすい環境やシステムの整備ができていない
システムが使いにくい、あるいは学習環境が整っていないことも、eラーニングの失敗要因として挙げられます。
ログイン方法が複雑、動画の再生が頻繁に止まる、スマートフォンに対応していないなど、UI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)の質が低いと、学習以前の段階で受講者のやる気を削いでしまいます。
業務時間内に学習できる環境が整えられない
業務時間内での学習時間の確保は、eラーニング運用の必須条件です。
会社が受講を指示する研修は法的に「業務(労働時間)」とみなされ、賃金支払いの対象となります。
社員の休憩時間やプライベートな時間を犠牲にする運用は、法律違反であり、学習意欲を著しく低下させます。勤務時間内に堂々と学習できる環境とルールを整えられなければ、eラーニングは効果を発揮できません。
集合研修やOJTでやるべき内容までeラーニング化してしまっている
eラーニングですべての教育を完結させようとすることは、典型的な失敗例です。
例えば、チームビルディングのような対話が重要な研修や、複雑な実技を伴う訓練などは、画面越しの学習だけでは限界があります。
それぞれの教育手法には得意・不得意があり、対面での実習やディスカッションが必要な領域まで無理にeラーニング化してしまうと、学習効果が上がらないばかりか、受講者の不信感を招きます。
アウトプットの機会がなく知識が定着していない
動画を視聴するだけの「インプット偏重」な学習スタイルでは、知識は定着しません。
人間は、得た知識を使ってみる、テストで回答する、レポートを書くといったアウトプットのプロセスを経て初めて記憶を定着させます。
視聴完了だけで学習終了としてしまう運用では、受講者は「見たつもり」になるだけで、実際の業務パフォーマンスは向上せず、結果として「eラーニングは意味がなかった」という結論に至ってしまいます。
自ら体験したり他者に教えたりする能動的な学習は高い学習効果を高めます。適切なアウトプットが必要です。
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資料をダウンロードするeラーニング導入・運用のよくある失敗パターン
適切でない受講管理・設計の問題
導入しただけで運用を現場任せにしてしまうケースは、失敗するeラーニングの典型です。
誰がどこまで進んでいるのかを管理者が把握しておらず、受講期限ギリギリになって督促メールを一斉送信するような運用では、学習効果は期待できません。
また、全社員に一律同じコースを割り当てるといった粗雑な設計も問題です。
部署や階層によって必要なスキルが異なるため、ターゲットに合わせた適切なカリキュラム設計がなされていないと、受講者は自分事として捉えることができません。
社内研修の効果を感じない理由として「現場のニーズに合っていない」研修はモチベーションが低下します。適切なコース設定と管理が必須です。
【解決方法】受講者の学習進捗を把握しスケジューリングする
管理者はLMS(学習管理システム)の機能を活用し、個々の進捗状況を細かくモニタリングする必要があります。
進捗が遅れている受講者には早期にフォローを行い、一度に大量の学習を詰め込ませないよう、計画的なスケジュールを提示することが重要です。
定期的なリマインドや、中間目標の設定によって、学習のリズムを作ることが管理者の重要な役割となります。
最近では、manebiのようにAIを用いた研修コースを自動で作成できるeラーニングも登場しています。
一方通行型コンテンツの限界とその弊害
長時間の講義動画をただ流すだけのコンテンツは、受講者の集中力を維持させることが困難です。
講師が淡々と話すだけの映像は退屈であり、受講者は画面を見ているようで実は何も聞いていないという状況(「ながら受講」)に陥りやすくなります。
教育工学の分野では、こうした受動的な学習(パッシブラーニング)に対し、学習者が書く・話す・議論するといった能動的な活動を取り入れる「アクティブラーニング(能動的学習)」の重要性が実証されています。
一方通行の動画配信のみで構成されたeラーニングだけでなく、途中でアンケートやテストなど、考えることを追加することで、学習の定着がすすみます。
【解決方法】双方向のコミュニケーションを活用する
eラーニングであっても、システム内の掲示板機能やコメント機能を活用することで、双方向性を生み出すことは可能です。
講師への質問ができる仕組みや、受講者同士で感想を共有するフォーラムを設けることで、孤独な学習から脱却し、学習への参加意識を高めることができます。他者の意見に触れることは新たな気づきを生み、学習内容の理解を深める効果があります。
個別ニーズ・多様な学習スタイルへの対応不足
従業員のスキルレベルや理解度は千差万別です。それにもかかわらず、全員に同じペース、同じ内容の学習を強要することは非効率的です。
すでに知っている内容を再度学ばされるベテラン社員は退屈を感じ、基礎知識がないまま応用編を受けさせられる若手社員は挫折感を味わいます。個別のニーズを無視した画一的な運用は、組織全体の学習効率を下げる要因となります。
【解決方法】学習状況に応じてコンテンツの出し分けをする
効果的な運用のためには、受講前のスキルチェックテストなどを実施し、その結果に基づいて受講すべきコンテンツを出し分けることが有効です。
LMSのグループ機能や受講制限機能を活用すれば、職種や階層、現在のスキルレベルに合わせたきめ細やかなカリキュラム配信が可能になります。「自分に必要な学び」だけが提供される環境は、受講者の納得感を高めます。
「流し見」や「ながら受講」などの不正・形骸化
担当者が最も頭を悩ませるのが、動画を再生したまま別の作業を行う「ながら受講」や、答えを丸写ししてテストを通過するなどの不正行為です。
これにより受講完了率が100%になったとしても、実質的な学習効果はゼロに等しく、研修の意味がありません。
【解決方法】途中で設問を設ける
これを防ぐには、動画の早送り禁止設定や、講義の途中でポップアップクイズを出題し、回答しないと先に進めない仕組みなどを導入する必要があります。
研修の形骸化を防ぐために、受講完了のログだけでなく、理解度確認テストの正答率や受講時間などの多角的なデータの監査を行いましょう。
教材・コンテンツの鮮度が古く現状に合っていない
法改正や社内ルールの変更があったにもかかわらず、eラーニングの教材が古い情報のまま放置されているケースがあります。
誤った情報を学ぶことは害悪でしかなく、受講者は「会社は教育に力を入れていない」と見なし、システムへの信頼を失います。コンテンツは一度作って終わりではなく、定期的な棚卸しとアップデートを行う運用体制が必要です。
例えば、ハラスメント防止法などの法改正に伴い、厚生労働省は企業に対して最新の内容に基づいた周知・啓発を義務付けています。古い教材の放置はコンプライアンスリスクにも直結します。
【解決方法】「作る」と「買う」の使い分け
すべての教材を自社でメンテナンスし続けるには、膨大な工数がかかります。解決策は、教材を「作る領域」と「買う領域」に明確に分けることです。
ハラスメント防止法や個人情報保護法といった法改正が頻繁なテーマについては、自社で制作せず、法改正に合わせて自動的にコンテンツがアップデートされるmanebiのようなeラーニングシステムを活用することが効率的です。
専門家が監修した最新の教材を利用することで、担当者の工数をかけずにコンプライアンスリスクを回避できます。
一方で、社内ルールや業務手順といった「自社固有の情報の更新」にリソースを集中させることで、常に鮮度の高い学習環境を維持できます。
あらためて整理するeラーニングのメリット・デメリット

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お試しで体験してみるeラーニング導入のメリット(均質化・効率化)
eラーニングのメリットは、教育の「質」を均一化できる点にあります。
講師のスキルや体調に左右される集合研修とは異なり、全ての社員に対してトップレベルの講師による講義や、統一された標準的な知識を提供することが可能です。
また、時間や場所を選ばずに受講できるため、多拠点展開している企業や、リモートワーク中心の企業においても、移動コストや会場費を削減しながら全社的な教育を実施できる効率性があります。
eラーニングのデメリット
一方で、eラーニングは強制力が働きにくく、受講者の自律性に依存する点です。
また、製造現場での機械操作など、実際の身体感覚を伴う実技の習得には不向きです。
これらのデメリットを理解した上で、集合研修やOJTと組み合わせるなどの対策が必要となります。
効果的なeラーニング運用のための改善策
学習管理システム(LMS)の活用と最適化
eラーニングの効果を高めるには、高機能なLMS(Learning Management System)の選定と活用が不可欠です。単に動画を配信するだけでなく、誰がいつ学習し、どのテストでつまずいたかといった詳細なデータを可視化できるシステムが必要です。
これにより、管理者はデータに基づいた的確なフォローアップが可能になります。また、スマートフォン対応やアプリ版の有無など、ユーザビリティの高いLMSを選ぶことが、受講率向上の第一歩です。
さらに、クラウド型LMSはタレントマネジメントなどの人事ツールと連携することで、人的資本経営の基礎となる「人材データの統合的な管理」を実現します。
インタラクティブなコンテンツの導入
「見るだけ」の学習から「参加する」学習への転換を図りましょう。動画の中にクリックできる要素を盛り込んだり、ストーリー分岐型のシナリオを取り入れたりすることで、受講者を飽きさせない工夫が可能です。
また、講義の合間に小テストを頻繁に挟むことで、理解度を確認しながら進める形式(スモールステップ)は、達成感を得やすく学習継続率を高めます。
ゲーム要素を学習に取り入れる「ゲーミフィケーション」の手法は、学習者のモチベーション向上に寄与するとされており、多くの教育機関や企業研修で導入が進んでいます。
マイクロラーニングで学習効率を高める
人間の集中力が持続する時間は限られています。そのため、1つのコンテンツを3分〜5分程度に短く区切った「マイクロラーニング」が効果的です。
短い時間で完結する学習であれば、業務の隙間時間を有効活用でき、心理的なハードルも下がります。知りたい情報をピンポイントで検索して学習できるため、業務中の辞書的な活用も可能となり、実用性が高まります。
ブレンディッドラーニングの実践と工夫
eラーニングと集合研修(対面またはオンラインライブ)を組み合わせる「ブレンディッドラーニング」は、双方の弱点を補完する最強の手法です。
知識のインプットはeラーニングで事前に行い、集合研修ではその知識を使ったディスカッションやロールプレイング、さらにeラーニングによる復習とテスト。
この「反転学習」を取り入れることで、研修全体の質と効率を劇的に向上させることができます。
ブレンディッドラーニングの相談はmanebiまで、お気軽にご相談ください。
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資料をダウンロードする学習者のモチベーションを高める施策
明確な学習目標と成果の可視化
社員が自発的に学ぶためには、「この研修を受けることで、どのようなスキルが身につき、どうキャリアにプラスになるのか」というゴールを明確に示す必要があります。
また、LMS上で学習履歴や獲得したスキルをバッジや修了証として可視化することも有効です。自分の成長が目に見える形で記録されることは、次の学習への意欲を掻き立てる内発的動機づけになります。
心理学における「目標設定理論」では、あいまいで容易な目標よりも、具体的で困難な目標を設定した方が、パフォーマンスが高まることが示されています。
人事評価やキャリア形成と連動させる仕組み
学習を個人の努力任せにせず、組織の評価制度と連動させることも検討すべきです。
例えば、特定のeラーニングコース修了を昇格の要件にする、あるいは人事評価の項目に自己研鑽の取り組みを加えるなどの仕組みがあれば、学習の優先順位は必然的に上がります。
学習が自身のキャリアアップに直結するという実感を持たせることが、最も強力な動機づけとなります。
学習コミュニティやサポート体制の強化
「一人で学ぶ」孤独感を解消するために、学習者同士が励まし合えるコミュニティを作ることが効果的です。
社内SNSで学習の進捗をシェアしたり、お互いのおすすめコースを紹介し合ったりする文化を醸成します。
また、システムの使い方や学習内容に関する質問に即座に対応できるヘルプデスクなどのサポート体制を整えることで、つまずきによる離脱を防ぐことができます。
ソーシャルラーニングの観点からは、他者の学習行動を観察・模倣することが学習効果を高めるとされており、コミュニティ機能はモチベーション維持装置として機能します。

効果測定と継続的改善のポイント
カークパトリックモデルによる段階的な効果測定
研修の効果測定には、ドナルド・カークパトリックが提唱した4段階の評価モデルが有効です。
レベル1(反応:満足度)
レベル2(学習:知識習得度)
レベル3(行動:行動変容)
レベル4(業績:組織への貢献)
eラーニングでは、レベル2まではLMSのテスト機能で容易に測定できますが、重要なのはレベル3以上の「現場で行動が変わったか」を追跡することです。
カークパトリックモデルの詳細は以下の記事を参照
「eラーニングを活用した研修の効果とは?成功のためのポイント 」
学習者からのフィードバックを活かした運用改善
受講後のアンケートは、単なる感想集めで終わらせてはいけません。
「操作は分かりやすかったか」「内容は業務に役立つか」といった具体的な項目を設け、ネガティブな意見こそ真摯に受け止める必要があります。
受講者の声を次回のコンテンツ制作やシステム改修に反映させるサイクル(PDCA)を回すことで、eラーニングはより使いやすく、意味のあるものへと進化します。
データ分析を活用して最適化
LMSに蓄積された膨大な学習ログは、宝の山です。
どのコンテンツがよく見られているか、どこで離脱が多いか、テストの正答率が低い箇所はどこか等のデータを分析することで、教材の弱点が見えてきます。
感覚ではなく、客観的なデータに基づいて教材を修正したり、カリキュラムを再編したりすることで、学習効果を科学的に高めていくことが可能です。
HRテクノロジーの進化により、ピープルアナリティクス(人材データ分析)の活用が進んでおり、研修データと業績データの相関分析を行う企業も増えています。
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資料をダウンロードする成功事例から学ぶ実践的なポイント
段階的な導入による定着と拡大
成功している企業は、最初から全社一斉導入を目指さず、まずは特定の部署や階層に限定してスモールスタートを切ることが多いです。
一部のターゲット層で試験運用を行い、そこで出た課題を潰し、成功体験を作ってから徐々に適用範囲を広げていきます。
この段階的なアプローチにより、大きな混乱を招くことなく、スムーズに社内にeラーニング文化を根付かせることができます。初期の成功(クイック・ウィン)を作り出し、それを広報することで変革への抵抗を減らす手法が有効です。
現場ニーズに直結したコンテンツ開発
人事部が机上で考えた研修ではなく、現場のハイパフォーマーのノウハウを動画化するなど、現場ニーズに即したコンテンツ開発が成功の鍵です。
「営業トークの切り返し集」や「特定の機械のトラブルシューティング」など、現場が今まさに困っていることを解決するコンテンツは、高い視聴率と満足度を記録します。現場を巻き込んで教材を作るプロセス自体が、当事者意識を醸成します。
ナレッジマネジメントの観点からも、暗黙知となっている熟練社員のノウハウを形式知(動画マニュアル等)化し、共有することは組織の競争力強化に直結します。
マネジメント層の積極的な参加
「部下には学ばせるが、上司はやらない」という風潮がある組織では、eラーニングは浸透しません。
経営層や管理職自らが率先してeラーニングを受講し、「この講座は役に立った」と発信することで、組織全体の学習意欲が向上します。上司が学習内容を理解していれば、部下との共通言語が生まれ、学習内容を実務にどう活かすかという指導もスムーズになります。リーダーシップ論においても、リーダーが模範を示す(Model the Way)ことは、フォロワーの行動変容を促す最も強力な手段の一つです。

eラーニング導入・改善のための実践的なチェックリスト
導入前のチェックポイント
導入前には、目的と環境の確認が不可欠です。
「解決したい経営課題は何か」「対象者のITリテラシーは十分か」「学習時間を業務時間内に確保できるか」「評価制度との連携は可能か」などを事前に検討します。
これらが曖昧なままツールだけを導入しても、現場の混乱を招くだけです。事前準備の質が、その後の運用の成否を分けます。
プロジェクトマネジメントの要諦として、プロジェクト憲章の策定段階でステークホルダーの期待値を調整し、明確なスコープを定義することが成功の前提条件となります。
運用中に見るべき指標とモニタリング
運用開始後は、KPI(重要業績評価指標)を定点観測します。
「受講率」「テスト合格率」「アンケート満足度」などの基本的な指標に加え、「ログイン頻度」や「掲示板への投稿数」などのアクティビティ指標も重要です。
数値に異常が見られた場合は、システムトラブルなのか、コンテンツの質の問題なのか、原因を速やかに特定し対策を打ちます。
KPIマネジメントにおいては、結果指標(KGI)だけでなく、そこに至るプロセス指標(KPI)を細かくモニタリングすることで、目標達成の確度を高めることができます。
改善のための定期的な見直し
eラーニング運用に「完成」はありません。四半期や半期ごとに運用レビューを行い、コンテンツの入れ替えやシステム設定の見直しを行います。
法改正への対応はもちろん、事業方針の変更に合わせて研修ラインナップも柔軟に変化させる必要があります。常に新鮮で価値ある学習環境を提供し続けることが、形骸化を防ぐ唯一の道です。
品質管理の基本サイクルであるPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回し続けることが、教育研修プログラムの質を維持・向上させるためには不可欠です。
manebi eラーニングで実現する効果的な企業研修
実践的なコンテンツで業務直結の学習を実現
manebi eラーニングは、「現場で使える」ことにこだわったシステムです。
単なる知識の詰め込みではなく、実際のビジネスシーンを想定した実践的なコンテンツ配信を得意としています。受講者が「明日の仕事に活かせる」と感じられる学習体験を提供することで、「意味がない」と言われるeラーニングからの脱却を支援します。
オプション動画含む約8,000のコンテンツとAI搭載LMSで最適な研修設計
ビジネスマナーからITスキル、コンプライアンスまで、約8,000本以上の豊富な動画コンテンツが見放題です。
さらに、AIを搭載したLMSが、最適なコースをレコメンドするなど、効率的な研修設計をサポートします。質の高い既存コンテンツを活用することで、教材制作の手間を大幅に削減しながら、充実した教育カリキュラムを即座に展開できます。
自社教材アップロード機能と手厚いサポート体制
汎用的なコンテンツだけでなく、自社独自の業務マニュアルや研修動画も簡単にアップロードして配信できます。
テスト作成やアンケート機能も標準搭載しており、オリジナルの研修プログラムを自由に構築可能です。
成果を出すための手厚いサポート
一般的なSaaS(クラウドサービス)では、導入時の初期設定まではサポートがあっても、いざ運用が始まると「あとはマニュアルを見てください」と突き放されてしまうケースが少なくありません。
法人向けeラーニングシステム「manebi」は「導入して終わり」ではありません。研修プランの作成から、評価、効果測定の支援まで、専任の担当者が手厚く伴走支援(カスタマーサクセス)を行います。
研修の「やりっぱなし」や「形骸化」の心配は不要で、成果の出る研修を実現します。
よくある質問
eラーニングが「意味ない」と言われる最も一般的な理由は何ですか?
最も多い理由は、学習内容が実務に直結していないと感じられること、そして「ただ動画を見るだけ」という一方通行の形式により、知識が定着しないことです。
目的意識の欠如や、アウトプットの機会不足が、「時間を無駄にした」という感覚につながります。これらを防ぐには、業務に関連性の高いコンテンツ選定と、テストやレポートなどの能動的な学習プロセスの導入が必要です。
eラーニングで学習効果を高めるには、どのような工夫が必要ですか?
インプットとアウトプットのバランスをとることが重要です。動画視聴(インプット)の後に、確認テストやディスカッション、実務での実践(アウトプット)を組み合わせる「ブレンディッドラーニング」が効果的です。
また、マイクロラーニング形式で短時間集中型の学習を取り入れたり、学習進捗を可視化してモチベーションを維持させたりする工夫も求められます。
学習者のモチベーションを維持するための具体的な施策はありますか
学習の成果を人事評価やキャリアアップに明確に紐づけることが最も効果的です。また、学習者同士が交流できるコミュニティ機能の活用や、進捗に応じたバッジ付与などのゲーミフィケーション要素も有効です。
何より、経営層や上司が学習に関心を持ち、部下の学習成果を承認・称賛する文化を作ることが、持続的なモチベーションの源泉となります。
eラーニングで効果が出やすい研修テーマは何ですか?
eラーニングは、知識習得型の学習に最適です。例えば、コンプライアンス研修、情報セキュリティ、製品知識の習得、語学学習、ITスキル、ビジネスマナーの基礎知識などは非常に相性が良いテーマです。
一方で、対人交渉や高度な実技、チームビルディングなどはeラーニング単体では効果が出にくいため、集合研修と組み合わせるのが正解です。
\社員教育はeラーニングと集合研修で/
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