新入社員が社会人としての基盤を築くには、新入社員研修で適切なマインドセットを確立することが重要です。マインドセットの確立は、新入社員が企業文化に適応し、自らの役割を果たすうえでの基盤となります。とはいえマインドセットを形成・定着させる研修では多くの要素を考慮する必要があるため、一筋縄ではいかない場合もあるものです。
当ページでは、新入社員研修でのマインドセット確立の重要性や、そのための具体的なステップ、カリキュラム例を紹介しています。効果的なマインドセット研修を企画・実施するための参考情報としてお役立てください。
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資料をダウンロードする新入社員研修でマインドセットを整える重要性
新入社員研修でのマインドセットの確立は、学生から社会人への意識の転換を促す重要な手段のひとつ。新入社員はこの研修を通じて、人間関係の築き方や時間の使い方、身だしなみなど、社会人として必要なマナー・考え・スキルを習得します。
近年、社会やビジネス環境の変化により、不確実性の高い「VUCA時代」を迎えていることもあり、マインドセット研修の重要性が高まっているのです。
VUCAとは現代社会の特徴を表す「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取ったもの。このような状況下では、新入社員のモチベーション低下が起こりやすくなります。
テレワークの普及により、職場でのコミュニケーションの機会が減少しているのも、新入社員のモチベーションの低下につながる要素です。
このような状況下では、新入社員のモチベーションや目的意識の向上が欠かせません。そのためにマインドセット研修が重要な役割を果たします。業務知識やビジネスマナーの研修も必要でしょう。しかし新入社員が自己成長を達成するには、マインドセット研修もあわせて実施することが重要です。
新入社員研修でマインドセット研修を実施するメリット
新入社員研修でマインドセット研修を実施するメリットを把握しておくと、効果的な研修内容を企画しやすくなります。以下より、マインドセット研修の主な4つのメリットを見ていきましょう。
成長意欲の向上
社会人としてのキャリアをスタートさせたばかりのタイミングでマインドセットを理解すると、プロフェッショナルとしての仕事の方法やマナーを理解し、一人前の社会人として活躍するための指針を得られます。
成長意欲の向上につながるマインドセットのひとつが「成長マインドセット’(自己の能力は努力によって伸ばせる)」。成長マインドセットを身につけると、新しいことに挑戦する意欲や学習への意欲、失敗から学ぶというメンタリティを育めます。このような特性は、常に変化と成長が求められるビジネスの現場において望ましい考え方です。
マインドセット研修を通じて、新入社員は自己成長の意欲を向上させ、自己の能力を伸ばすための努力を惜しまない姿勢を身につけられます。
主体性の確立
マインドセット研修は新入社員の「主体性」の確立にもつながります。VUCA時代でも新入社員が高いパフォーマンスを発揮するには、自己主導で考えて学び、行動する主体性が不可欠。マインドセット研修を通じて、新入社員は自分の「働く目的」を明確にし、他責思考から自責思考へと切り替えられます。その結果、自己主導で考え・学び・行動する「主体性」の確立につながるでしょう。
このような意識の切り替えは、個々のモチベーション維持のためにも重要です。自分自身の働く目的を明確にすると、自己の成長や組織への貢献に対する意識が高まるため、仕事への取り組み方にも前向きな変化が見られるでしょう。
個人・組織のパフォーマンスの向上
新入社員研修でマインドセット研修を実施すると、個人と組織全体の両方のパフォーマンス向上も期待できるでしょう。たとえば「成長マインドセット」を持つ社員は目標達成への意欲が高まりやすく、業務において高いパフォーマンスを発揮できます。会社が実施するスキル教育の効果も高まり、成長スピードも早まるでしょう。
組織全体で共通のマインドセットを持つと、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、価値基準のすり合わせがしやすくなるはずです。これにより、組織が一体となって目標に向かう意識が高まり、組織のパフォーマンス向上につながります。
このように、マインドセット研修は、個々の社員の成長だけでなく、組織全体の強化にもつながる重要な取り組みなのです。
社会人・会社人としての意識醸成
新入社員はマインドセット研修をとおして、社会人として必須のビジネス思考や責任意識などのマインドセットを身につけられます。新入社員が入社当初に持っているマインドセットは、企業のマインドセットと一致しないことも少なくありません。
そこでマインドセット研修を実施すると、新入社員に企業理念や組織文化に触れる機会を提供しながら、「会社人」として企業理念や行動規範を理解にもとづいた行動ができるよう促せるのです。このようにマインドセット研修によって、新入社員が「社会」と「会社」の一員としての自覚を持って行動するよう助けられます。
新入社員向けマインドセット研修で扱うべきテーマ
新入社員向けのマインドセット研修では、どのようなテーマを扱えばよいのでしょう。マインドセットを確立する研修プログラムには、直接的にマインドセットを扱うものから、間接的にマインドセットを身につけられるものまで、さまざまあります。ここでは、新入社員研修にオススメの代表的な8つのテーマを見ていきましょう。
ビジネス思考
ビジネス思考は、一人前のビジネスパーソンになるため欠かせない要素です。たとえば「ロジカルシンキング」や「状況把握能力」を身につけると、ビジネスの現場で起こるさまざまな問題や課題に対して、自分自身で考え、解決策を導き出す力が養われます。また「セルフマネジメント力」の強化により、思考・感情・心身・モチベーションを維持できるようになるでしょう。
ロジカルシンキング研修をうまく実施するポイントについては、「ロジカルシンキング研修とは?効果的に実施する方法やポイントを詳しく解説」も参考にしてください。
責任意識
社会人としてのマインドセットの醸成は、新入社員研修の初期段階で取り組むべき内容です。自分の行動に対する責任を自覚できれば、会社やクライアント、そして社会全体に対して貢献する社会人として働くための基盤となります。よってできるだけ早い段階で身につけておく必要があるのです。たとえば以下のようなテーマを扱うと、責任意識を醸成できます。
- 自分の行動や決定が周囲におよぼす影響
- 自分の行動に責任を持つことの重要性
新入社員は責任意識を持つことで、自分の仕事に対する誇りや達成感を得られ、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
モチベーション
新入社員研修では「モチベーション向上」につながるテーマを扱うのも重要です。新入社員が自己成長と仕事に対して前向きな考えを持つには、モチベーションの向上が欠かせません。モチベーションが高まると自己成長への意欲が湧き、仕事に対する取り組み方も変わることが期待できます。モチベーション向上につながる主なテーマは以下のとおりです。
- 目標設定の方法
- 自己肯定感の向上方法
- 仕事の意義を見つける方法
このような具体的な手法を研修で伝えると、新入社員はモチベーションを自己管理しやすくなるでしょう。モチベーションを自己管理する方法を習得すれば、「成長は難しい」という硬直的なマインドセットから脱却し、「成長志向」のマインドセットへとシフトできます。成長志向のマインドセットは、新入社員の自己成長と組織の成長を促進する重要な要素です。
ビジネスマナー
ビジネスマナー研修は、新入社員のマインドセット構築にも役立ちます。ビジネスマナーは、単に形式的なルールを覚えるだけではなく「相手を思いやる」「紳士的な態度を保つ」などのマインドセットを確立するうえで重要な手段でもあるためです。たとえば以下のような内容を扱うと、新入社員が重要なマインドセットを身につける手助けができます。
- 身だしなみ
- 挨拶・名刺交換
- 電話・メール対応
これらのマナーは相手を尊重し、自分自身を高めるための基本スキルです。ビジネスマナーの研修を通じて、社会人としての基本の作法とマインドセットが身につきます。
スキル・自己研鑽
新入社員が一人前として活躍できるようになるには、具体的な業務知識とスキルの習得が不可欠。そのためには「主体的に業務で活躍する」「具体的な業務知識とスキルを習得する」といった、スキルアップ・自己研鑽につながるマインドセットが必要です。スキルアップ・自己研鑽のためのマインドセットを養うためには、「OJT」「ロールプレイング」などの実践的な研修方法が有効といえます。
OJTとは「On the Job Training」の頭文字を取った言葉で、実際の業務を通じて行う研修のこと。OJTでは実際の業務で活躍するという成功体験を得られるケースもあり、スキルアップに対する積極的なマインドセットを身につけられます。
コミュニケーション
「コミュニケーション」にまつわる研修も、新入社員のマインドセット構築に役立ちます。業務において円滑なコミュニケーションを行うには、その基本となるマインドセットとして信頼関係を構築する重要性や、適切に情報を共有する大切さを理解するのが不可欠です。たとえば以下のような研修を行うと、コミュニケーションにまつわるマインドセットを養えるでしょう。
- ケーススタディ研修
- グループワーク研修
- 報連相研修
「ケーススタディ」や「グループワーク」で実際にコミュニケーションを行うと、新入社員が信頼関係を構築する大切さや楽しさを実感できます。「報連相(報告・連絡・相談の略で、業務上の情報を適切に共有するための基本的なコミュニケーション手法)」の重要性を理解してもらう研修も重要です。報連相の重要性を理解すると、新入社員はチーム全体の連携・コミュニケーションを意識して業務を行うマインドセットを身につけられます。
会社理念・組織風土
新入社員向けのマインドセット研修では、会社理念や組織風土の理解を深めるのも重要です。新入社員が自分の担当範囲だけでなく企業全体について理解を深めると、自身の役割を明確に把握でき、組織の一員としてのマインドセットを形成できます。たとえば以下のようなテーマです。
- 事業内容・計画
- 組織構成・各部署の役割
- MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
事業内容や将来の計画、組織構成、各部署の役割などを共有すると「新入社員は自分がどのように組織に貢献できるのか」「自身の仕事が全体の計画にどのように結びつくのか」を理解できます。
また会社のミッション(使命)、ビジョン(目指すべき未来)、バリュー(生み出す価値)も伝えるのも重要です。これらを理解すると、新入社員は自分が「何のために働くのか」を意識しやすくなり、より一層のモチベーション向上につながります。
コンプライアンス意識
どのような立場や職種でも、法令や社内ルールの遵守は社会人の基本姿勢として求められるもの。とくに新入社員は数か月前まで学生であったため、頭で理解しているコンプライアンスを実際の行動に落とし込むのは難しい場合があります。そのため、研修ではコンプライアンスの基本姿勢やNGのガイドラインを伝えるだけでなく、具体的にイメージしやすい題材を用いて新入社員に考えさせることが重要です。
たとえば実際に起こり得る違反事例を提示し、それがなぜ問題なのか、どのように対処すべきかを「グループディスカッション」で考えさせる方法が有効でしょう。このように具体的な事例を通じてコンプライアンス意識を深めると、新入社員は自身の行動を見直し、社会人としてのマインドセットを確立できます。
コンプライアンス研修については「コンプライアンス研修とは?研修例や導入企業の感想を紹介」も参考にしてください。
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資料をダウンロードする新入社員向けのマインドセット研修の内容・カリキュラム例
新入社員向けのマインドセット研修を進める際、具体的な方式を知っておくと役立ちます。ここではマインドセット研修を実施するスタイルの種類として代表的な3つのカリキュラム例を、紹介しましょう。
座学
座学は特にビジネスマナーや目標設定の方法など、基本テーマを扱う場合に適しているでしょう。たとえばビジネスメールの書き方や会議の進行方法、電話応対での話し方など基本のビジネスマナーは、座学だけでも実践で使える知識を身につけられます。
自己研鑽のための目標設定とその達成方法についても、座学で多くのことを伝えられるでしょう。座学は「PDCAサイクル」を用いた業務改善方法や「SMARTの原則」を使った目標設定の方法など、実践的なフレームワークを伝える研修方式として適しています。
ロールプレイ・ケーススタディ
座学よりも実践的に学ぶ必要がある内容は、「ロールプレイ」や「ケーススタディ」のカリキュラムが有効です。
- ロールプレイ:特定の役割にわかれて決められた場面設定に沿って演じ、スキルを磨く研修方式。実際の業務でありがちな場面を演じるため、業務で求められるマインドセットを実践的に身につけられる
- ケーススタディ:実際に起きた事例などを分析・検討していく研修方式。グループディスカッションを実施して、問題点の抽出と解決策の探求を行い、業務の進め方やマインドセットを学んでいく
実践的なカリキュラムを導入すると、「新入社員はマインドセットが実際の業務で役立つのか」「どのような場面で使うのか」などをわかりやすく把握できるのです。
プレゼンテーション
ひとつのテーマについてグループで議論し、その結果を全員の前で発表する形式の研修です。新入社員研修で一般的によく採用されています。
新入社員は限られた時間内で自分の意見を表現しつつ、他者の意見に耳を傾け、最適解を見つけ出さなくてはなりません。これにより積極性や傾聴力などを養えるうえ、場合によってはリーダーシップも形成されるのです。
新入社員研修でマインドセット確立につなげる5つのステップ
新入社員研修でマインドセットを効果的に確立するためにも、以下の手順で準備を進めていきましょう。
- 新入社員の現状のマインド・スキルを把握する
- 身につけてほしい心構え・スキルを整理する
- マインドセット形成に向けた道筋・行動方法を伝える
- 研修カリキュラム・スケジュールを決める
- 新入社員研修後のOJTや配属に向けた方針を整理する
各手順について、以下に詳しく解説します。
新入社員の現状のマインド・スキルを把握する
まずは新入社員の現状のマインド・スキルを把握することが重要です。研修の目的や身につけてほしいマインドセットを適切に設定するためにも、まずは新入社員の思考パターンや行動の傾向をできるだけ把握しましょう。新入社員のマインド・スキルを把握する方法は、以下の3つです。
- アンケート・自己分析
- 第三者による観察・評価
- 近年の新入社員の傾向
事前アンケートを実施して、新入社員の学びたい内容や関心事、自己分析などを回答してもらうと、新入社員の現状のマインド・スキルを把握できます。第三者による観察・評価方法として代表的な方法は「面接」でしょう。入社時の面接などで新入社員のコミュニケーションスキルや問題解決能力などをあらかじめ評価できます。
昨年に実施された新入社員研修の様子も「世代の傾向」を知るうえでの参考にできます。ただし昨年と同じ傾向とは限りません。上記にあるほかの方法を併用して総合的に分析することが重要です。
身につけてほしい心構え・スキルを整理する
次に新入社員に身につけてほしい心構えやスキルを整理しましょう。自社で必要とされるスキルをスキルマップとして整理し、新入社員が開発すべきスキルとマインドセットを具体化していきます。
たとえば「高いパフォーマンスを発揮している社員の行動特定(=コンピテンシー)」をもとに、身につけてほしい心構えやスキルを決めるのも有効です。優秀な既存社員にインタビューやアンケートなどを実施することで、自社のコンピテンシーを特定できます。身につけてほしい心構えやスキルを整理しておくと、研修の目的を明確に伝えやすくなり、新入社員の研修に対するモチベーションも高めやすくなります。
マインドセット形成に向けた道筋・行動方法を伝える
3つ目のステップでは、ステップ1で把握した新入社員の現状と、ステップ2で設定した目標のギャップを埋めるため「道筋・行動方法」を明確にします。
たとえば積極的にスキルアップをしていく心構えを持ってほしい一方、現状分析でスキルアップへの意欲が弱いと判断されたとしましょう。そこでは、ギャップを埋めるために「目標設定の重要性を理解する」などの道筋・行動方法を設定できます。
次に、設定した道筋・行動方法を研修担当者などの関係者に伝えましょう。組織全体で方針を共有して、新入社員への教え方・アプローチ方法についても一定の指針を定めることが重要です。基本方針を共有すると、研修を担当する社員の対応がばらつくのを防げます。
研修カリキュラム・スケジュールを決める
4つ目のステップは、研修カリキュラムと詳しいスケジュールの設定です。ステップ3で設定した、マインドセット形成に向けた道筋・行動方法を身につけてもらうためのカリキュラム内容を整理し、詳しいスケジュールを組んでいきましょう。
まずどのような内容を扱うか「座学」「ケーススタディ」「プレゼンテーション」のどれを取るかといった、取り入れたいカリキュラムを列挙します。扱う内容ごとの時間配分や、扱う順番なども決めていきましょう。カリキュラムだけでなく、参加者の緊張を和らげる「アイスブレイク」や「締めの挨拶」に含める内容など、細かい部分も計画しておくことが重要です。
研修カリキュラムとスケジュールを設定すると、担当者がスムーズに研修を進行しやすくなり、新入社員が必要なマインドセットを効率的に身につけられます。
新入社員研修後のOJTや配属に向けた方針を整理する
最後のステップとして「新入社員研修後の方針」についてもまとめておきましょう。新入社員研修は、必要なマインドセットを身につけるスタート地点に過ぎません。現場配属後の研修やOJTによって、マインドセットを継続的に習得していく必要があります。研修では扱えなかった内容を含め、新入社員が研修後に獲得すべきマインドセットやスキルをリストアップしましょう。
新入社員に身につけてほしいスキルを「1年目」「2年目」「3年目」など目安の時期を区切りながら設定していくと、マンネリ化防止になり、モチベーション向上による離職率の低減も期待できます。
新入社員研修を機にマインドセット定着に成功するポイント
新入社員研修でマインドセットを学ぶ機会を提供しても、定着しなければ意味がありません。学んだ内容を定着させ、実際の業務で活用するにはどうしたらよいのでしょう。マインドセットを定着させる3つのポイントを以下に解説します。
長期的な計画を立てる
マインドセットを定着させるには、一度の新入社員研修だけでは不十分といえます。長期的な視点での計画が必要でしょう。またマインドセットは、個々の思考や行動のパターンを形成する基盤となる考え方であり、一朝一夕では身につけられない内容も多いです。
新入社員研修は、新たなマインドセットを導入する初期段階として重要な役割を果たします。とはいえ、その後のフォローアップや継続的な教育がなければ、新たなマインドセットの定着は難しいでしょう。研修後の定期的なフォローアップや マインドセット定着に向けた仕組みなどを計画して、長期的な育成計画を立てることが重要です。具体的な方法は以下に詳しく解説します。
定期的にフォローを行う
「成長型」のマインドセットを育成するには、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。そのためにも新入社員がPDCAサイクルを回して少しずつ目標を達成していくようフォローアップしましょう。
PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の4つのステップからなるサイクルを指します。定期的なフォローアップによってCheck(評価)を行い、事前に設定したPlan(計画)を達成できていると確認できれば、新入社員は成功体験を得られるでしょう。マインドセットを定着させるには短期間の研修だけでは不十分です。長期かつ定期的にフォローをする育成計画を立て、それを確実に実行できる体制を整えておきましょう。
マインドセット定着に向けた仕組みを作る
用意できる仕組みのひとつは「学習環境」です。学んだ内容を復習したり、周辺知識を自主的に学んだりできる環境を整えると、マインドセット定着に役立ちます。学習環境を整える方法のひとつが「eラーニング」の導入。これにより、知識や考え方の定着を図るだけでなく、周辺知識の学習も可能となります。
eラーニングプラットフォーム「manebi eラーニング」は、5,000以上のレッスンを提供しており、マインドセット研修はもちろん、コンプライアンス研修や情報セキュリティ研修など幅広く対応。カリキュラムの作成サポート機能もあり、策定の負担も減らせます。「初めて社員研修を導入する」「研修後のフォローアップが手つかず」の場合にも有用なツールです。
新入社員研修の方針・戦略を立てマインドセットの定着を
新入社員のマインドセットは、その後の業務遂行やキャリア形成に大きな影響を与えます。新入社員研修を通じて、実際の業務で役立つマインドセットを身につけてもらいましょう。とはいえ新入社員研修では扱える内容に限りがあり、必要なマインドセットを身につけられない場合もあるでしょう。新入社員のマインドセットのための長期的な計画を立て、フォローアップやeラーニングなど、定着の仕組みを構築するのも重要です。
eラーニングプラットフォーム「manebi eラーニング」は5,000以上のコンテンツを提供しながら、オンラインでの研修も受けられるブレンディッドラーニングが可能なシステムです。詳細は「manebi eラーニング」より、無料のダウンロード資料をご確認ください。
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