今や多くの企業が社員教育や人材育成にeラーニングシステムを導入しています。eラーニングとは、インターネットを活用した学習スタイルのこと。社内研修に関するコストを削減し、社員はより効果的に学習を進められると注目を集めています。今回は、eラーニングシステムの仕組みと昨今の傾向、eラーニングの受講者や管理者が利用できる機能について説明しましょう。
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資料をダウンロードするeラーニングとは
eラーニングとは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデジタル機器を使って行う学習のこと。1950年頃にアメリカを中心に開発され、日本では主に2000年代に入ってから教育機関や企業を中心に普及し始めました。
昨今、動画を使った教材を中心に、教育機関や社員研修などさまざまな分野で導入が進んでいます。さらに昨今はスマートフォンの広がりを受け、場所や時間を問わず、いつでもどこでも学習ができるスタイルが定着しました。
eラーニングの仕組み
eラーニングシステムは、学習管理システム(LMS)と教材コンテンツの2つで構成されていますので、それぞれの特徴を見てみましょう。
学習管理システム(LMS:learning management system)
インターネットを利用して行うeラーニングのシステムのことで、受講者の履修登録や教材の配信、学習の進捗状況の管理、学習履歴の確認などを一括で行うために欠かせないものです。「Learning Management System」の頭文字をとってLMSとも呼ばれています。
LMSについては下記記事にて詳しく解説していますので、こちらも参照してください。
LMS(学習管理システム)とは?機能やメリット、導入事例を解説
教材コンテンツ
eラーニングシステムが普及し始めたばかりの頃は、これまでの紙教材を画面で見るだけと教材コンテンツが主流でした。
その後、テキストに音声やアニメーションをくわえたものが登場。近頃はアニメーションや映像、動画などを組み合わせた教材も多く、授業や講義を撮影して教材にした動画なども教材として使われています。また、VRを使った実体験型の教材コンテンツも導入が進んでいます。
eラーニング研修における昨今の傾向
eラーニングシステムは、いつでもどこでも手軽に学習できる反面、教材を流し見しているだけでは、学習や研修の内容を深く理解したことにはなりません。
学習効果をより高めるため、eラーニングの内容は徐々に進化しています。昨今の企業が導入しているeラーニングシステムを活用した研修については、下記記事で詳しく解説しているので参照してください。
eラーニング研修の実施ポイントを解説!社員教育を効果的にするための活用法とは
知識学習から経験学習へ
eラーニングは、パソコンやスマートフォンを利用して知識を得るものというイメージを持っている方も多いでしょう。
ビジネスマナーや社内ルールを学ぶため企業の研修でeラーニングを導入するのは一般的である一方、昨今は飲食店や工場といった現場で仕事をする人を対象とした実習系のeラーニング研修も増えています。
たとえば店舗での接客マナーは、テキストで学ぶよりも動画を見ると、より実践に近い内容を学べます。模擬体験を積むと、効率よく学習を進められるのです。
受講者の主体性が求められるアクティブラーニング
アクティブラーニングとは、受講者が積極的に学習すること。平成29年に改訂された学習指導要領にも「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点から『何を学ぶか』だけでなく、どのように学ぶかも重視して授業を改善します」と書かれています。
主体性を持って学習に取り組むとより深く知識を習得でき、定着率も高まるeラーニング。eラーニングシステムを活用すると、よりアクティブラーニングの効果を高められるといわれています。
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資料をダウンロードする受講者が利用できる機能
eラーニングシステムには、教材コンテンツを学習する受講者側が利用できる機能と、提供する講師側が利用できる機能があります。操作性や閲覧画面、これらのユーザーインターフェースによって大きな違いがあるので、eラーニングシステムを選ぶ際はチェックが必要です。
eラーニングシステムによって細かな機能に違いがありますので、ここでは主なものをご紹介しましょう。まずは、受講者が利用できる機能です。
受講機能
受講者が設定されたIDやパスワードでログインし、受講する教材コンテンツやコースを選択できます。
研修の進捗やテストの確認
履修状況や進捗状況、履修期限が近付いているもの、テストの点数や合否結果も確認できます。
たとえば、2022年05月10日に実施したテストなら「かかった時間は17分。点数は90点。試験結果は合格」などのような形で一覧から確認できるのです。なかには講師側が手動で採点し、その回答内容にコメントを添えて返却してくれるものもあります。
コミュニケーション機能
受講者が講師側とコミュニケーションをとる機能です。掲示板機能やリアルタイムでやりとりできるチャット機能、問い合わせやFAQなど、さまざまなものが用意されています。
学習を進めるなかでわかりにくかった部分は、そのまま放置せず、質問して理解を深めるために活用しましょう。また、多くの受講者が視聴するような教材なら、受講者同士が意見を交換するのも可能です。
管理者(企業)が利用できる機能
eラーニングシステムを管理する側にとって重要なポイントは、受講管理のしやすさです。受講者が動画教材を流し見しているだけでなく、きちんと受講しているかどうかを管理できるシステムが求められます。
研修担当者にとって、教材の作成や受講者の出欠確認、テストの結果のフィードバックなどをすべてオンラインで実施できると、大きな負担軽減につながります。昨今、人事データベースと連携するなど、運用効率の向上も期待されているのです。
受講者登録・管理
受講者の氏名やID、パスワード、メールアドレスなどを元に登録できます。各受講者の氏名やIDを入力して検索したり、データを出力したり、目的に応じて利用可能です。
履修登録管理
教材の受講開始日や終了日を設定するなど、履修登録の管理を行います。履修登録した講座の教材を学習可能です。
教材やコース管理
eラーニングシステムの場合、教材の内容を更新したり新たなコースを設定したり、状況に応じて手をくわえやすいという利点があります。
受講内容管理(学習結果・進捗状況)
管理者側は受講者のテストの結果から理解度を把握したり進捗状況を見て学習が進んでいない人に学習を促したり、フォローしたりできます。
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また、搭載コンテンツだけでなく自社教材のアップロードも可能。搭載コンテンツと自社教材を自由に組み合わせてさまざまな研修プログラムをオンラインで実施できます。詳しいサービス資料のダウンロード、社員研修のオンライン化やeラーニングシステムの活用に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。
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