一元的・体系的な教育体制の構築に向けたeラーニング導入検討
―eラーニング導入の背景についてお聞かせください。
当社は、2025年1月に東京証券取引所へ株式を上場しました。
株式上場にさいして、企業価値を継続的に高めていくために、透明かつ公正な経営組織の確立、経営の重要事項にたいする意思決定の迅速化、業務執行の監督機能の強化を通じて、企業の健全性と経営の効率性を追求することでコーポレート・ガバナンスに必要な体制の構築・充実を図っています。
そのため体制づくりの一環として、リスク管理やコンプライアンスに関する諸規定に基づき、「リスクコンプライアンス委員会」を設置しました。
このリスク管理やコンプライアンスに関する一元的・体系的な教育を行うため、manebi社を含むeラーニングシステムの導入を検討していました。
教育体制のIT化に必要な“低コスト×多クライアント提供”の視点
―導入するツールを選定する際、特に重視したポイントは何でしたか?
当社は、HR(人事)領域のIT化が今後さらに重要になると考え、低コストで多くのクライアントにサービスを提供している企業のITプロダクトを導入することにしました。
近年、eラーニングシステムをはじめ、さまざまな分野でIT化が進んでいますが、その中でも特にHRの領域では、IT化の進み具合が遅れているように感じます。
HR領域は“人”が関わるものであり、すべての企業に共通するものです。そのため、「HRをIT化できる」サービスは、多くの企業にとって強く望まれるものだと考えています。
たとえば、HRのコンサルタントが関われるのは目の前の一社に限られますが、ITプロダクトであれば、より低いコストで多くのクライアントの課題を改善できます。
そして、多くのクライアントに利用されるプロダクトであればあるほど、実際の活用を通じて改良が重ねられ、「HRのIT化」はさらに進んでいきます。
当社でも、一元的かつ体系的な教育体制の構築にあたり、こうした観点から複数のサービスを検討し、今回の導入に至りました。
manebi eラーニング導入決定の決め手はシステムの「つかいやすさ」
―manebi eラーニングを選んでいただいた決め手についてお教えください。
過去からのつながり
前任の人事部長が 前職で manebi のeラーニングシステムをもちいていたため、導入のフェーズにおいても運用のフェーズにおいても、実感をもっていました。
また、現任の人事部長である私も、数年前からmanebiの田島智也社長と交流があり、会社の黎明期からその成長をよく知っていました。
しかし、単に「知っていたから」という理由だけではありません。私たちが最も魅力を感じたのは、manebi社が「HRのIT化」にいち早く取り組んでいるその姿勢でした。
「つかいやすさ」を最優先した選択
人事の領域は人が関わるため、理屈だけでなく感情が先行することもあります。どれほど優れたeラーニングシステムを導入しても、従業員に使ってもらえなければ、投資効果は得られません。
そのため、私たちは「AIよりもUI」を重視しました。専門的なコンテンツが豊富でも、使いにくければ視聴されなくなってしまうからです。
実際にmanebiのeラーニングシステムを全従業員に導入し、受講を促したところ、一人も欠けることなく、全員が期限内に受講を終えました。
多様な従業員のすべてにたいして、なによりも「つかいやすい」システムであることは、企業の人事部門として、もっともありがたいと感じるところです。
社員の「学びたい」が加速!自発性を引き出し、受講率100%を達成
―eラーニングの具体的な活用方法をおきかせください。
当社のリスクコンプライアンス委員会の規定に基づき、リスクやコンプライアンスに関する一元的かつ体系的な研修として利用しています。
この研修は、当社の全従業員を対象とした、いわゆる「必須研修」です。
―導入後、受講者や社内からどのような声がありましたか?
すべての従業員を対象とする研修にもかかわらず、一人も欠けることなく、全員が期限内に受講を終えたことは印象的でした。
人事部ではさまざまな手続きや労務業務も担っていますが、依頼した作業に応じてもらえなかったり、期限を守ってもらえなかったりすることは少なくありません。
そのため、今回の研修で全従業員が遅れることなく受講を完了できたのは、manebiのUIが優れているからだと感じています。
―導入後に見られた具体的な効果をお教えください。
コーポレート・ガバナンスやリスクコンプライアンスへの意識が高まったのはもちろんですが、学習に対する感度も向上し、従業員から「こんなコンテンツを視聴してみたい」「こんな研修を実施してほしい」といった自発的な声が増えてきました。
こうした声が出やすく、また届けやすくなったのは、まさに「HRのIT化」の効果だと考えています。
次なるステップ—選択研修の導入へ向けて
―今後、どのようにeラーニングを活用していきますか?
ガバナンスやコンプライアンスに関する「必須研修」にとどまらず、従業員が希望するコンテンツやナレッジを提供する「選択研修」も実施したいと考えています。
この点についても、manebiなら柔軟に導入・運用できると期待しています。
企業の成長を支える「学び」の仕組み
株式会社コスモス調剤様のように、効率的で使いやすいeラーニング導入を検討されている方は、お気軽にご相談ください。
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