実技に集中できる研修を実現するために、eラーニング導入を決断
ーmanebi eラーニング導入の背景や課題についてお聞かせください。
私たちは、スキンケアやメーキャップを通じて心と体の健康にアプローチする「ビューティタッチセラピー」の教育・普及活動を行っています。そのため、研修の核は受講者が現場で活かせる技術を習得するための「実技」にあります。
しかし、2022年秋のカリキュラム変更を前に、私たちはある課題を抱えていました。それは、限られた2日間の研修のうち、貴重な半日が知識を学ぶための座学に費やされていたことです。
「この座学の時間を実技に回せたら、もっと中身の濃い技術指導ができるのに…」
そんな“もったいない”という想いが、改革の出発点でした。
また、全国に講師を増やすにつれて、「知識教育の質にばらつきが出る」という問題もありました。実技は対面での指導が不可欠ですが、知識の部分は講師の解釈によって受講者への伝わり方が変わる可能性があったからです。
そこで、「対面研修では実技に集中できる環境をつくる」「全国どこでも均一で質の高い知識を提供する」という2つの目標を達成するため、eラーニングを導入し、教育のDX化を進めることにしました。
決め手は「手厚いサポート」と「求めていた機能の網羅性」
ーmanebi eラーニングを選んでいただいた決め手についてお教えください。
eラーニングシステムの選定にあたり、重視したのは主に2つのポイントです。
1つ目は、「手厚いサポート体制」です。
私たちにとって、eラーニングの導入は初めての挑戦でした。正直、わからないことも多く、不安も大きかったです。そんな中、manebiの担当者の方は、私たちの立場や課題をよく理解し、丁寧にサポートしてくれました。
一方的な説明ではなく、常に寄り添ってくれる“伴走型”の対応だったので、「これなら安心して導入できる」と感じられました。
2つ目は、「求めていた機能が網羅されていたこと」です。
私たちが特に求めていたのは、受講者ごとの「進捗管理機能」と、知識の定着度を測る「テスト機能」でした。
manebi eラーニングはこれらの機能を標準で備えており、テストに図を挿入できるなど、専門的な内容もわかりやすく伝えられる工夫が可能でした。コストも明確で、私たちの課題を解決するのに最適なパートナーだと確信しました。
実技時間1.5倍!運営効率化で研修の質が飛躍的に向上
―導入後に見られた具体的な効果をお教えください。
manebi eラーニングを導入した最大の成果は、対面研修の実技時間を1.5倍以上に増やせたことです。
これまで座学に使っていた約半日の時間を、すべてeラーニングでの事前学習に置き換えました。これにより、3〜4時間の実技トレーニング時間を確保でき、受講者は技術をじっくりと磨けるようになりました。
この変化によって、研修の質そのものが大きく向上しました。受講者は事前に知識を身につけた状態で参加するため、研修当日はすぐに実践的なトレーニングに入れます。講師も一方的な説明ではなく、一人ひとりの技術指導や深い質問への対応に集中できるようになりました。
さらに、研修の申し込みから支払い確認、eラーニングの案内まで、一連の手続きがシステムで一元管理できるようになりました。その結果、これまで手作業で対応していた事務作業の負担が大きく減り、研修運営全体がスムーズになったことも、大きな成果です。
「つい相談してしまう」信頼関係が、満足度の核
―サービス全体の満足度はいかがですか?
私たちが満足しているのはカスタマーサクセス担当者の方との関係性です。
定期的にご連絡をくださり、私たちのことを覚えていてくれる。この繋がりがあるからこそ「何かあったらすぐに相談しよう」と思えます。
―どのような企業に活用をおすすめできますか?
LMSの導入はハードルが高いと心配していましたが、manebi eラーニングは機能がシンプルで、サポートも手厚かったため、導入から現在まで大きな混乱なく活用できています。
「まずはeラーニングを始めてみたい」と考えている企業には、ストレスなく運用できるので本当におすすめしたいですね。
―今後、どのようにeラーニングを活用していきますか?
今後は、さらに自社コースを拡充していくと共に、manebi eラーニングに搭載されているビジネスマナーなどの豊富なコンテンツを、講師陣のスキルアップにも活用していきたいと考えています。
私たちの活動を支える教育基盤として、これからもmanebiさんと共に歩んでいきたいです。
必要な知識はeラーニングで。実技の時間をしっかり確保!