ロジカルシンキングはビジネスパーソンの土台となる重要なスキルです。そのため、新入社員研修や中堅社員研修などにおいて、ロジカルシンキングを教えている企業は数多くあります。現在、自社研修にロジカルシンキングを取り入れようと検討している、人事担当者の方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ロジカルシンキングの概要やよく使われるフレームワーク、研修にロジカルシンキングを取り入れるメリットや研修で使える例題、成果を出すためのポイントなどを具体的に解説します。研修カリキュラムを作成する際の参考にしてください。
\社員教育はeラーニングと集合研修で/
資料をダウンロードするロジカルシンキング(論理的思考法)とは
ロジカルシンキング(論理的思考法)という言葉は、ビジネスシーンだけでなく教育分野などでもよく使われています。しかし、おおまかな意味はわかるものの、厳密な定義や必要性については知らない方もいるのではないでしょうか。そこで改めてロジカルシンキングとは何か、基礎知識を説明します。
ロジカルシンキングの意味
ロジカルシンキングとは、「論理的思考」「論理的な考え方」などと訳される用語で、物事を筋道立てて矛盾なく考える思考法のこと。たとえば「空が曇っている→雨が降りそうだ→傘を持っていこう」という思考は、ロジカルシンキングのひとつです。
ロジカルシンキングは感情や勘、個人的な価値観などを含めず、合理的な因果関係や主従関係などにもとづいて思考を展開します。そのため、ロジカルシンキングを取り入れると、自分の主張を相手に伝えやすくなるのです。また、問題を構造的に整理、分類して、解決策をみつけやすくなります。
ロジカルシンキングがビジネスに必要な理由
ロジカルシンキングはビジネスパーソンに欠かせないスキルとして重視されています。ビジネスにおいては、感覚的な思考でなく合理的な思考にもとづいた判断、行動が求められるからです。たとえば、下記のようなものでしょうか。
- 問題解決策を立案するとき:根拠のある理由やデータにもとづいて検討する必要がある
- 説得力のあるプレゼンテーションやWIN・WINの議論など:筋道の立ったコミュニケーションが必須
そのため、新入社員研修の段階からロジカルシンキングを教える企業も少なくありません。また近年、ビジネスの国際化や人材の多様化が進んでいるため、日本企業にありがちな「忖度」や「空気を読む」といった非論理的な意思決定は通用しなくなりつつあります。ビジネスパーソンの共通言語であるロジカルシンキングを身につけることが大切です。
ロジカルシンキングと似た用語の違い
ロジカルシンキングと似た用語として、「クリティカルシンキング」と「ラテラルシンキング」があります。ここでは、それぞれの用語の意味と、ロジカルシンキングとの違いを説明します。
クリティカルシンキング(批判的思考)
物事を考える際、批判的な視点で分析する思考方法のこと。クリティカルシンキングはロジカルシンキングと対立するものではなく、ロジカルシンキングの前提やロジック(議論の筋道)を疑うための方法です。
クリティカルシンキングは、ロジカルシンキングで示された主張や根拠を「客観性があるか」「データの信頼性は高いのか」などのようにチェックする役割を果たします。
たとえば「成果主義を取り入れるべきだ」という意見があったとしましょう。この際、「なぜ成果主義を導入したほうがよいといえるのか」「成果主義を導入すると、よい影響だけでなく悪い影響も出るのではないか」など、批判的な視点で検討するのがクリティカルシンキングです。
ラテラルシンキング(水平思考)
既成概念や常識などにとらわれず、さまざまな角度から物事を考え、新しい見解やアイデアを生み出そうとする思考法のこと。ロジカルシンキングの場合、「前提→解釈→結論」のように垂直的に論理を掘り下げていきます。一方、ラテラルシンキングは、ロジカルシンキングの前提やロジックにとらわれずに思考するのが特徴です。
たとえば、ロジカルシンキングで「自社はA社に技術力で勝たなければならない→開発部門に資金投入しよう→そうすれば競争力を確保できる」と考えたとしましょう。この場合、ラテラルシンキングで考えると、「A社を買収すればよい」など前提を覆した発想も可能です。
ロジカルシンキングに活用できるフレームワーク
論理的に考えようと意識するだけではロジカルシンキングはなかなか身につきません。そこで活用したいのが、ロジカルシンキングを助けてくれるフレームワークです。代表的なフレームワークを4つ紹介します。
演繹法(えんえきほう)・帰納法(きのうほう)
ロジカルシンキングでは、主張や意見に筋が通っていなければなりません。演繹法(えんえきほう)と帰納法(きのうほう)は、この論理性を保つために役立ちます。
- 演繹法:三段論法と呼ばれ、一般的な事実・事例を個別の事実・事例にあてはめて結論を導き出す方法。たとえば、「猫は動物である(一般的な事実)→タマは猫である(個別の事実)→タマは動物である(結論)」のように思考して結論を出す
- 帰納法は複数の事実・事例から共通点をみつけだし、そこから結論を導き出す方法
たとえば、「店舗A、B、Cは売り上げがよい(複数の事実)→店舗A、B、Cに共通しているのは駅近の立地にあることだ(共通点)→駅近に出店するべきだ(結論)」のように論理を進めます。演繹法と帰納法は、コミュニケーションや意思決定のプロセスで特に重要なフレームワークです。
ロジックツリー
ロジックツリーとは、ロジカルシンキングを視覚化するフレームワークで、ある要素、原因、問題をツリー状に分解して、物事を整理できます。具体例を以下に示してみましょう。
- 売り上げ
- 国内売り上げ
- 法人向け
- 商品A
- 商品B
- ・・・
- 個人向け
- 商品C
- 商品D
- 法人向け
- 海外売り上げ
- 法人向け
- ・・・
- 個人向け
- ・・・
- 法人向け
- 国内売り上げ
このようにロジックツリーでは、大きな要素から小さな要素に分解していくのが特徴です。上記は要素分解ツリー(WHATツリー)と呼ばれるロジックツリーを表しています。同様にして、問題の原因を分解していく「原因究明ツリー(WHYツリー)」や、問題を解決する方法を分解していく「問題解決ツリー(HOWツリー)」を作成可能です。
MECE(ミーシー)
「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiv(モレなく、ダブりなく)」を略した言葉で、物事を網羅的に把握したいときに使われるフレームワークを指します。
たとえば、経営資源を「ヒト・モノ・カネ・情報」に分解したり、生活環境の条件を「衣・食・住」に分類したりするのはMECEの思考です。また、顧客を年齢層でグループわけするのもMECEを満たしています。
MECEで思考する際は、既存の分類法を用いるか、3C分析や4P分析などのMECEのマーケティングフレームワークを利用するのが便利で確実です。また、後述するロジックツリーやピラミッドストラクチャーで視覚化すると、MECEになっているかチェックしやすくなります。
ピラミッドストラクチャー
ロジカルシンキングを視覚化するフレームワークです。以下のように、ピラミッドの頂点に結論(主張)を置き、その下にツリー状に根拠を重ねていきます。
- 成果主義を採用するべきだ
- 生産性向上につながる
- 人件費を抑えられる
- 適材適所の人材配置につながる
- 従業員のモチベーション向上につながる
- 人事評価が公平になる
- 達成感を得やすい
- 生産性向上につながる
ピラミッドストラクチャーは「結論→それを補強する根拠」と思考するため、主に相手を説得するロジックを作る際に使われることが多いです。対してロジックツリーは「大きな要素→小さな要素」と分解して物事を整理するために用いられます。
ロジカルシンキングを研修に活用するメリット
新入社員研修でロジカルシンキングを教えている企業は多くあります。また、コミュニケーションスキルの育成のために、外部機関のロジカルシンキング研修を受けさせる企業も少なくありません。なぜロジカルシンキングの研修が人材育成に効果的なのでしょうか。3つのメリットを紹介します。
論理的で客観的な思考ができるようになる
日々の業務でロジカルシンキングを意識していると、論理的で客観的な思考ができるようになります。「論理の飛躍がないか」「バイアスがかかった思考が含まれていないか」などをチェックするようになるからです。
たとえば、会議で誰かが「成果主義に移行するべきだ」と述べた際、ロジカルシンキングができていない人は、「成果主義を導入するのは反対です」のように、いきなり反論するかもしれません。
この場合、主張の根拠が示されていないので、まずはそれを確認するべきです。研修でロジカルシンキングを教えると、個人の意見や主張をぶつけ合うだけでなく、根拠を確認し論点を深めていけます。また、論理的で整合性のある提案も可能になるでしょう。
自分の主張を相手に理解してもらいやすくなる
ロジカルシンキングを学ぶと、インプットだけでなくアウトプットのスキルも磨かれるため、自分の主張を相手に理解してもらいやすくなります。先に紹介したロジックツリーやピラミッドストラクチャーの作成は、アウトプットの代表的な手法でしょう。
ロジカルシンキングがプレゼンテーションにとくに効果的とされているのはこのためです。自分の思考を外に取り出して、誰でも理解できるような形で整理する習慣が身につきます。また、日々の報告や連絡や文書作成などにもロジカルシンキングを活用してもらえるでしょう。
取り組むべき課題や内容を定義できるようになる
ロジカルシンキングで要求されるのは「物事を適切に分解する」「物事の因果関係を適切に把握する」こと。したがってロジカルシンキングが身につけば「ビジネス上の問題を分析して課題を抽出する」「解決策をみつける」などが可能になります。
もともとロジカルシンキングは、クライアント企業の経営課題を抽出して、問題解決策の立案、提言をするコンサルタントに必須のスキルとして広まりました。
よってコンサルタントはもちろん、経営層やプロジェクトリーダーなどのように戦略立案をする人材に役立つスキルです。たとえば幹部候補の新入社員に対するロジカルシンキング研修は、効果的な人材育成となるでしょう。
\社員教育はeラーニングと集合研修で/
資料をダウンロードする【手法別】研修におすすめのロジカルシンキング例題
ここからは、研修で使えるロジカルシンキングのかんたんな例題を紹介します。受講者に例題を解いてもらうと、ロジカルシンキングのパターンを理解してもらいやすくなるでしょう。
演繹法・帰納法によるロジカルシンキングの例題・解答
【演繹法の例題】
次の2つの条件から導き出される結論は何か
1.地球上の経度が低い地域は温度が高い
2.ブラジルのリオデジャネイロの経路は南緯22度である
【演繹法の答え】
演繹法では前提を個別の事実にあてはめて結論を導き出そうとします。したがってリオデジャネイロは経度が低いため暑い地域という結論です。
【帰納法の例題】
あるレストランの冬季売り上げトップ3は、グラタン、コーンスープ、クラムチャウダーでした。ここから導き出せる結論は何か。
【帰納法の答え】
帰納法は複数の事実の共通点をみつけだして結論を導き出す方法です。例題のメニューの共通点は「温かい食べ物」を指します。結論は「冬は体を温めるメニューが売れやすい」です。
ロジックツリーによるロジカルシンキングの例題・解答
【例題1】
顧客をテーマに要素分解のロジックツリーを作成してください。
【答え1】
ロジックツリーは分類の切り口によって、いろいろな解答が考えられます。以下は性別と年齢の属性で作成したロジックツリーです。
- 顧客
- 女性
- 10代
- 20代
- ・・・
- 男性
- 10代
- 20代
- ・・・
- 女性
【例題2】
自社商品の売り上げが下がっているとします。この際の原因究明ツリーを作成してください。
【答え2】
- 商品の売り上げが下がっている
- 顧客数が減っている
- 新規顧客獲得ができていない
- 商談数が減っている
- リーチ数が減っている
- リード獲得率が下がっている
- 受注率が下がっている
- 商談数が減っている
- リピート客が減っている
- 新規顧客獲得ができていない
- 客単価が下がっている
- 顧客数が減っている
上記は一例にすぎません。具体的な施策につながる要素になるまで要素を掘り下げていくことが大切です。
MECEによるロジカルシンキングの例題・解答
【例題】
学生をMECEで要素分解してください。
【答え】
小学生、中学生、高校生、専門学校生、大学生、大学院生
MECEでは、要素の粒度がそろっていることが重要です。たとえば、上記の例は教育課程でわけているため「受験生」と入れてしまうと間違いになってしまいます。粒度がそろっていないと、重複が生じてしまいがちですので注意しましょう
【例題】
顧客を商品認知から購入に至るまでのフェーズにわけて分類してください。
【答え】
商品を認知した顧客、商品に興味を持っている顧客、商品について比較検討する顧客、商品を購入する顧客
上記は「マーケティングファネル」と呼ばれるMECEのモデルです。MECEになっているか判定するのが難しい場合もあるため、なるべく既存のモデルを活用できないか検討するとよいでしょう。
ピラミッドストラクチャーによるロジカルシンキングの例題・解答
【例題】
アルコール飲料は飲むべきでないという主張を、ピラミッドストラクチャーで説明してください。
【答え】
- アルコール飲料は飲むべきでない
- 健康になる
- 肝臓障害のリスクが減る
- 医学的な根拠、データなど
- ・・・
- 睡眠障害やうつ病などのリスクが減る
- 肝臓障害のリスクが減る
- お金を節約できる
- アルコール飲料代が減る
- 遊興費(飲み会などの費用)が減る
- 時間が増える
- 飲み会のつきあいが減り、家族との時間が増える
- 早起きできるようになる
- 健康になる
ピラミッドストラクチャーは主張を裏づける根拠やデータを展開していきます。途中段階の根拠は主張と同じですので、さらに根拠やデータが必要です。上記の回答においても、さらに詳しい根拠、データを展開していくとよい分析になります。
【目的別】研修におすすめのロジカルシンキング例題
研修にロジカルシンキングを取り入れる際は、成果物を出してもらったり、グループで結論を発表してもらったりするのが一般的です。ここでは「思考の整理に役立つ例題」「マーケティング戦略に役立つ例題」「目的の達成に役立つ例題」の3つにわけて、具体例を紹介します。
思考を整理するために役立つ例題・解答
思考を整理する際、表やベン図、マトリクス図などでまとめてもらう例題が効果的です。視覚化してアウトプットしてもらうと、指導担当者は理解度をチェックできますし、ほかの受講者と共有して議論できます。
【例題】
既存顧客に商品A・B・Cのどれを購入したかアンケート調査したところ、商品Aを購入者は50%、商品Bの購入者は30%、商品Cの購入者は80%でした。
また、商品Cだけ購入した人は60%、どれも購入していない人は0%です。少なくともAかBを購入した人は何%かを使いながら求めてください。この際、表、ベン図やマトリクス図などを適時使って説明してください。
【答え】
商品Cだけ購入した人は60%、どれも購入していない人0%ですので、商品AかBを購入した人は40%です。表でまとめると以下のようになり、「?」の部分が40%とわかります。
商品AかBを購入した人 | 商品Cのみ購入した人 | 何も購入しなかった人 | 全体 |
? | 60% | 0% | 100% |
この問題では、ベン図で解こうとすると情報整理ができません。つまり、この問題は「商品Aを購入した人50%、商品Bを購入した人30%、商品Cを購入した人80%」という部分がひっかけになっています。
マーケティング戦略に役立つ例題・解答
マーケティング戦略立案に役立つロジカルシンキングを教えたいときは、マーケティングフレームワークを活用する課題を与えるとよいでしょう。
【例題】
スターバックスの事業を3C分析で分析してください。3C分析とは「Customer(市場・顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」3つの視点から事業を分析するフレームワークのひとつです。
【答え】
Customer(市場・顧客) | ・国内カフェ業界は2008年をピークに減少傾向・自宅でも職場でもない場所でくつろぎたい顧客がメインターゲット |
Company(自社) | ・ワンランク上のコーヒーを楽しめる・店舗数で国内No.1・喫煙スペースがない |
Competitor(競合) | ・ドトールなど喫煙スペースのある喫茶店・マクドナルド、コンビニエンスストアの低価格コーヒー |
この課題には正解がありません。論理的で客観的な分析ができているかどうかがポイントです。
目的の達成に役立つ例題・解答
研修の最後では、研修を振り返って総括をするケースが多いでしょう。この総括をロジカルシンキングで行ってもらう例題を紹介します。
【例題】
新入社員研修を振り返り、KPTのフレームワークに従ってまとめてください。KPTとは、「Keep(できたこと・継続すること)」「Problem(改善するべき項目)」「Try(今後挑戦したいこと)」の3つの項目に分類して洗い出し、具体的な施策やアクションを考えるフレームワークです。
【答え】
- Keep(できたこと・継続すること)
ロジカルシンキングの知識を十分理解できた。「考える」と「悩む」の違いがわかった - Problem(改善するべき項目)
ディベートの際に感情的に反論してしまった - Try(挑戦したいこと)
知識として理解しているロジカルシンキングを、ビジネスシーンで活用できる実践的なスキルに変えていきたい
KPTで重要なのはKeepとProblemの因果関係をみつけて、Tryを導き出すこと。この場合、「わかっているが、実行できていない部分がある」という課題が浮かび上がるので、この改善がTryになります。単なる感想文、反省文になってしまわないよう、ロジカルシンキングで考えるように伝えて取り組んでもらうとよいでしょう。
ロジカルシンキングの例題を研修に活用する際のポイント
ロジカルシンキングの研修成果を高めるには、いくつかのコツがあります。ここでは例題の出し方やディベートの採用、中堅社員や管理職にも研修を受けさせるメリットについて解説しましょう。
かんたんな問題から出題する
問題を出す際には、かんたんなものから出題するのがポイントです。ロジカルシンキングは算数の問題と似ており、かんたんな問題を複数解くことでパターンが身につきやすくなります。ごくかんたんなものからはじめ、徐々にビジネスシーンと関連した問題や、自社の事業を分析する問題にするなど、実践的なものに移っていくとよいでしょう。
またロジカルシンキングは、前提が間違っていると結論も間違ってしまう性質があります。「課題に取り組んでもらったものの、アウトプットが無駄になってしまった」という結果にならないよう、前提条件は明確に指定して出題することがオススメです。
例題を使って自分でもディベートを実施させる
ディベートとは、あるテーマについて、賛成・反対のいずれかの立場になって議論を行う方法です。反対意見を持つ人を論理的に説得しようとするプロセスを通じて、ロジカルシンキングが鍛えられます。
研修でディベートを行う際は、司会進行役を決めたうえで、じゃんけんやくじ引きなどでランダムに賛成・反対のいずれかの立場になるかわけます。議論が終了したあとは、ディベートに参加していなかった人たちによって、どちら側に説得力があったか投票するのが一般的です。
研修によっては、ディベートの時間を持てない場合や、人数が集まらない場合もあるでしょう。この場合、ひとつのテーマについて賛成意見と反対意見を提出してもらう「セルフ・ディベート」という方法があります。
中堅社員や管理職も取り組む
ロジカルシンキング研修は新入社員研修で行うのが一般的です。しかし中堅社員や管理職の研修に取り入れるてもメリットを得られます。というのも、中堅社員や管理職は勤務年数が長いゆえに、問題認識に偏りがあったり、慣例順守で視野が狭くなっていたりするケースが多いからです。
ロジカルシンキング研修で思考力の強化を図ることで、問題意識が高まったり、新たなアイデアが生まれたり、部下への指示が的確になったりする効果が見込めます。
ロジカルシンキングの例題を研修や人材育成に活用しよう
ロジカルシンキングはビジネスパーソンに必須のスキルです。ロジカルシンキングが身につくと、自分の主張を相手に理解してもらいやすくなったり、問題を分析して解決策をみつけたりできるようになります。ロジカルシンキングの講師となる人材がいない、時間が取れないといった悩みをお持ちの際は、社員研修用のeラーニング「manebi eラーニング」をご活用ください。
「manebi eラーニング」では、プロ講師によるロジカルシンキング研修をいつでもどこでもオンライン上から受講できます。ロジカルシンキング研修のほかにも、コンプライアンス研修やハラスメント研修など、目的に合わせたカリキュラムの選択が可能です。
また「サービス資料・教材一覧」からダウンロードできる無料の資料内で「manebi eラーニング」の概要や機能、活用方法や教材一覧、活用事例やご利用料金をご案内しています。
\社員教育はeラーニングと集合研修で/
資料をダウンロードする