【例文あり】社員研修のお知らせはどう書く?書き方のポイントを徹底解説

  • 社員研修

2024年7月23日(火)

目次

「社員研修のお知らせメールなんて書いたことないから、どうしよう」「取引先の宛名の書き方がわからない」と社員研修のお知らせメールの作成にお悩みの方は、多いのではないでしょうか。

書き方によって参加者の意識が変化するため、どう書くのが正しいか悩んでしまうでしょう。この記事では、社員研修のお知らせメールの書き方について解説します。

メールだけではなく掲示文を書くポイントも紹介します。研修の運営スキルについても解説しますので、社員研修を担当する方はぜひ参考にしてください。

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社員研修のお知らせで記載すること

社員研修のお知らせには、開催日時や場所、講師の名前、研修の趣旨・概要などを受講者が一目見て理解できるように記載しましょう。仕事を調整し、参加しやすいように、社員研修のスケジュールを早い段階で通知するのが望ましいです。

研修内容によっては事前に共有しておく資料や情報があれば、社員にお知らせするタイミングで配布や送付するとよいでしょう。また、社外で研修を実施する場合、最寄駅や開催場所の案内図などの情報を記載する必要もあります。

社員に対して正確な情報を伝え、社内の業務を円滑に進めるためにお知らせすることが、担当者の業務。フォーマットを使えば、お知らせの作成もスムーズに進むでしょう。

社員研修のお知らせメールの書き方

社員研修におけるお知らせメールの書き方を知らないため、お困りの人も多いのではないでしょうか。ここでは、社員研修のお知らせメールの全体像について解説します。

件名

社員研修のお知らせメールの件名には一見して本文の内容を理解でき、「すべきこと」がわかりやすいタイトルをつけることが重要です。タイトルを見た人がすぐに理解できる件名を設定すれば、返信してもらえる確率もアップするでしょう。社員研修のお知らせメールの件名の例文には、以下のようなものがあります。

  • 件名:営業研修のお知らせ
  • 件名:【管理職者対象】コーチング研修会のお知らせ
  • 件名:【要返信】新人社員研修のお知らせ
  • 件名:【重要】接客研修会のお知らせ

お知らせメールの件名の目的は、受け取り相手に行動してもらうこと。本文に読み進めてもらうためにも、十分に考慮しましょう。

宛名

お知らせメールの本文の初めに宛名を記載することが、ビジネスマナーです。メールを送付する相手先が社内か社外かによって、また送信先の相手が一人なのか複数人なのかによって、宛名の記載方法は異なります。お知らせメールの宛名の具体例は、以下のとおりです。

メールを送付する相手一人に送付する場合複数人に送付する場合
社内〇〇部長、〇〇課長、〇〇さん など営業部各位、人事部各位、社員各位 など
社外会社名、部署名、役職名、氏名、敬称(様)の順に記載取引先やお客様ごとに送付するのがマナー

社内に送付する場合「〇〇部長」や「〇〇課長」のように記載します。複数人に送付する場合、〇〇各位と記載するのが一般的です。社外の方にお知らせメールを送付する際は、以下の順で記載します。

  1. 会社名
  2. 部署名
  3. 役職名
  4. 氏名と敬称(様)

会社名から順に書くのが一般的です。自社の取引先やお客様など社外の人にお知らせメールを送付する場合、複数人に同じ内容のメールを送付するのは避けましょう。社外にメール送付する場合、個別に送信するのがビジネスマナーです。

挨拶文

宛名を記載したら、ビジネスマナーの慣習にもとづいて挨拶文を記載しましょう。社外に送付する際は、自社の代表としてメールを送信しているという認識を持つことが大切です。お知らせメールを受け取った社外の人が不快な気持ちにならないよう、ビジネスマナーを守って挨拶文を記載しましょう。挨拶文の例文には、以下のようなものがあります。

  • 社内向けメールの挨拶文:「お疲れ様です」
  • 社内向けメールの挨拶文:「お世話になっております」「平素より大変お世話になっております」

挨拶文で間違えやすいのが「ご苦労様です」という表現を用いること。「ご苦労様です」は、管理職などの目上の立場の人が目下の人に対して使う言葉です。ビジネスマナーとしては不適切であるため、使用を避けましょう。

また、敬語の使い方に誤りがあると、あなただけではなく自社の印象にも影響する可能性があります。敬語の使い方をきちんと見直してから送信しましょう。

研修の趣旨

挨拶文の次に、研修の趣旨や概要を記載します。お知らせメールの受け取り相手が、研修内容を理解できる概要を記載することが重要です。社員研修の趣旨の例文には、以下のような内容があります。

  • 「この度、〇〇施工株式会社の〇〇専務が来社されることになりました。研修会では〇〇専務のこれまでのご経験から貴重なお話をお伺いします。また、〇〇専務立会いの元、施工実習を行います。」
  • 「この度、〇〇の調理研修を開催します。製菓会社の〇〇〇〇から、調理師の〇〇様を講師としてお招きし、最新調理器材の紹介や〇〇を調理する際のコツなどをお聞きします。」
  • 「営業部で接客研修を行うことになりました。営業部の〇〇部長から接客のコツやお客様とのコミュニケーション術についてお話をしていただきます。また、〇〇部長の講話に後に接客のロールプレーイングを実施します。」

研修内容を簡潔にまとめ「誤字脱字がないか」「言葉の使い方が間違っていないか」などを確認したうえで送付しましょう。

研修の詳細

社員研修のお知らせメールで受け取り相手にとって重要なのは、研修内容の詳細です。ただし、研修内容の詳細を文章で記載すると、長くなってしまう場合もあります。受け取り相手が読みにくくならないよう、詳細は箇条書きにするとよいでしょう。社員研修の詳細には、以下のような内容を含みます。

  • 「日時」:月日・曜日・時間
  • 「会場」:研修の開催場所の正式名称と所在地
  • 「講師」:社外から招く場合は、講師の氏名と経歴・プロフィールを簡潔に記載
  • 「講義内容」:研修プログラムの具体的な内容
  • 「準備する物」:筆記用具や資料など研修に必要なもの

時間を記載する際は9〜17時のように24時間表記で記載すると、わかりやすいです。若手社員といった社歴が浅い人を対象とする研修の場合、社内で講師を担当する人の経歴を簡単に記載しておくと、興味を持ってもらいやすいでしょう。

研修内容の詳細は、メールの受け取り相手にとって重要な内容です。誤字脱字はもちろん、抜け漏れなく記載しましょう。

参加申込方法

研修内容の詳細が記載できたら、申込方法や返信期限、返答方法などを記載しましょう。以下に研修の参加申込の例文を記載します。

  • 「恐れ入りますが、出席のお返事は各課で取りまとめて頂き、〇〇月〇〇日(◯)までに総務部の〇〇までご返信ください。」
  • 「参加をご希望の方は、〇〇月〇〇日(◯)までに総務部の〇〇までご返信ください。参加をご希望しない方は、返信不要です。」

なお、社内で実施する研修の場合、対象者に参加義務が課されていることがあります。参加義務がある場合は、詳細にその旨を記載します。参加義務が課されている場合の例文には、以下のようなものがあります。

  • 「今回の研修は、全社員が対象となっているため、参加の方は返信不要です。参加することが難しい方のみ、〇〇月〇〇日(◯)までに人事部の〇〇までご返信ください。」

メールの受け取り相手に疑問を持たれないよう、想定できる質問内容をメールに記載しておきましょう。日々さまざまな業務を抱えていることを想定し、相手の時間を奪わない配慮が重要です。

【研修内容別】お知らせメールの文例

お知らせメールの内容を毎回考えるのが苦手な人や面倒に感じる方も多いでしょう。ここでは、社員研修の内容別のお知らせメールの例文を紹介します。テンプレートを活用すれば、苦手に感じたり面倒に思ったりするのも減るでしょう。お知らせメールの作成にお困りの方はぜひ、参考にしてください。

社内研修のお知らせ

社内研修のお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。
件名:【不参加者のみ要返信】社員研修会のお知らせ

社員各位
お疲れ様です。
下記の通り、社内研修会を実施いたします。内容をご確認の上、できる限りご参加頂けますよう、お願いいたします。
日時:〇〇月〇〇日(〇) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇(予定)
会場:本社◯階 セミナールーム
講師:〇〇株式会社 〇〇様
   〇〇大学をご卒業後、〇〇株式会社に入社。
   入社後、〇〇や〇〇を経験した後、現在は〇〇株式会社で〇〇を担当。
講義内容:〇〇〇〇について
対象者:全社員
持ち物:筆記用具
※今回の社内研修会は全社員が対象となっております。できる限りのご参加をお願いいたします。
ただし、業務の都合上、参加が厳しい場合、〇〇月〇〇日(◯)までに人事部〇〇宛に、ご返信をお願いいたします。
備考: 本研修会に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
人事部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
内線:0000
TEL:00-0000-0000
—————————–
件名にメールの受け取り相手に行って欲しい内容を記載します。今回の例では、不参加者のみ返信して欲しいということを件名に記載することが重要です。返信の期日を記載しておく必要もあります。また、日時については、和暦と西暦を混在させると読みにくくなるため、統一しましょう。

新入社員研修会のお知らせ

新入社員研修のお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。

件名:【要確認】新入社員研修会のお知らせ
部門責任者 各位
新入社員 各位
お疲れ様です。
下記の通り、新入社員研修会を実施いたします。本年度入社された新入社員の方は、必ず参加するようにお願いいたします。
1.日時
 〇〇月〇〇日(〇) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇(予定)
2.会場
 本社〇階 セミナールーム
3. 講師
 〇〇社長
 人事部
4.講義内容
 ビジネスマナー講習
 社会人の心得
 社内規定について
5.対象者
 〇〇〇〇年度新入社員
6. 持ち物
 筆記用具
7.備考
 本年度の新入社員が対象となっております。各部門の責任者は、当人が出席できるように、業務の調整をお願いいたします。
 業務の都合上で参加が難しい場合、部門の責任者から人事部〇〇まで、〇〇月〇〇日(◯)までにご返信をお願いいたします。
本研修会に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
人事部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
内線:0000
TEL:00-0000-0000
—————————–
管理職と一般社員が宛先の場合、役職者を上にするのが、一般的です。新入社員研修の場合は、基本的に全員参加となるため、件名を【要確認】にしましょう。新入社員は上司の指示に従い業務を行う場合が多いため、部門長もメールの宛先に記載しています。

ビジネス研修のお知らせ

ビジネス研修のお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。

件名:ビジネスマナー研修のお知らせ
新入社員各位
お疲れ様です。
新入社員向けのビジネスマナー研修を以下の要領で実施いたします。
■日時
〇〇月〇〇日(〇)〜〇〇日(〇)2日間
両日〇〇:〇〇~〇〇:〇〇
■会場
本社〇F 大会議室
■講師
〇〇 〇〇様
プロフィール
〇〇大学をご卒業後、〇〇株式会社に入社。
入社後、〇〇や〇〇を経験した後、現在は〇〇株式会社で〇〇を担当。
■持ち物
筆記用具、資料
■その他
研修冒頭に自己紹介をしていただきます。持ち時間1分程度で準備をお願いいたします。
この研修は、新入社員の皆さんが社会人として新たな1歩を踏み出す上で大切な場です。
この2日間の研修を集中して受講してください。
研修受講後の皆さんの成長を期待しております。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
人事部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
内線:0000
TEL:00-0000-0000
—————————–
全員参加が一般的な新入社員向けの研修と異なり、参加を強制させないような表現を用いることがポイントです。ただし、必要事項だけを事務的に伝えるのではなく、受講後のメリットを伝え、研修参加へのモチベーションを上げられるよう工夫しましょう。

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社外向けセミナーのお知らせ

社外向けセミナーのお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。

件名:【参加ご希望の場合、ご返信をお願いいたします】ビジネスマナー研修のお知らせ
△△△△株式会社
△△部
部長
△△ △△様
平素より大変お世話になっております。
このたび下記のとおり、弊社主催で最新〇〇の動向に関するセミナーを開催する運びとなりました。
ご多用中とは存じますが、ぜひともご参加くださいますようお願い申し上げます。
日時:〇〇月〇〇日 (◯) 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇 (〇〇:〇〇受付開始)
会場:弊社〇〇ビル 〇階 セミナールーム
講師:〇〇 〇〇様
 プロフィール
 〇〇大学をご卒業後、〇〇株式会社に入社。
 入社後、〇〇や〇〇を経験した後、現在は〇〇株式会社で〇〇を担当。
内容:最新〇〇の動向について
定員:30名(先着順)
お申し込み方法:このメールにご返信くださいませ。
本セミナーに関するお問い合わせは、〇〇部 〇〇までお願いいたします。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
人事部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
TEL:00-0000-0000
—————————–
自社を指すとき「当社」か「弊社」で迷う人もいるでしょう。「当社」は自社に向けて用いる言葉で、「弊社」は取引先や顧客に向けて用いる言葉です。今回は取引先やお客様向けのため、「弊社」と記載します。社外の方の宛名は、会社名、部署、役職、名前の順で記載しましょう。

社内勉強会のお知らせ

社内勉強会を開催する際のお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。

件名:個人情報に関する勉強会開催のお知らせ
社員各位
お疲れ様です。
管理職や個人情報を日常的に使用する社員を対象とした個人情報に関する勉強会を下記の日程で実施いたします。
1. 日 時:〇〇月〇〇日(〇)〇〇時から〇〇時まで
2. 会 場:第一会議室
3. 講 師:弁護士 〇〇〇〇様
      プロフィール
      〇〇大学をご卒業後、〇〇法律事務所に入社。
      この事務所で10年経験した後、現在は独立され、個人事務所を開設。
4. 内 容
 1)個人情報保護法の概要
 2)個人情報の適正な利用と運用方法
 3)個人情報取り扱いの問題点についての質疑応答
各部の課長や個人情報を使用している社員の方は、ご参加をお願いいたします。
この研修に関する問い合わせは、総務部の〇〇までお願いいたします。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
総務部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
TEL:00-0000-0000
—————————–
社内勉強会は強制参加ではないため、返信は求めません。誤字脱字や記載ミスなどがないよう確認したうえで送付しましょう。

研修による臨時休業・営業短縮のお知らせ通知の文例

社員研修実施の際に通知する相手は、「参加者」だけではありません。店頭に来店されるお客様など社外への通知も必要です。しかし、掲示文を書くことに苦手意識を持つ方もいらっしゃるでしょう。ここでは、社員研修による臨時休業や営業時間短縮のお知らせについて解説します。例文を中心に紹介しますので、掲示文を書くことが苦手な方は、ぜひ参考にしてください。

臨時休業する場合

社員研修のために臨時休業をする場合の掲示文には、以下のような例文があります。

〇〇〇〇年〇月〇〇日
社員研修に伴う臨時休業のお知らせ
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
誠に勝手ではございますが、弊社の社員研修に伴い以下の日時を臨時休業といたします。

休業日 : 〇〇月〇〇日(〇)
営業再開日 : 〇〇月〇〇日(〇)
なお、臨時休業中は電話受付も全て休止といたします。
休業期間中にいただきましたメールへのご返信は、休業明けの〇〇月〇〇日(〇)以降に、順次行ってまいります。
ご返答までに少々お時間をいただく場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇株式会社

日付に和暦と西暦が混在すると読みにくくなるので、表記は統一しましょう。店先や営業所などに貼ると想定して作成する掲示文のポイントは、メリハリをつけて書くこと。見て欲しい箇所の文字を大きくしたり太字にしたりするなど、一目で何が書かれているか理解できるように心がけて作成しましょう。
掲示文のみで知らせるため、顧客の理解が得られるような書き方が望ましいといえます。

臨時休業をメールで通知する場合

社員研修のために臨時休業をする場合のお知らせメールの例文には、以下のようなものがあります。

件名:社員研修に伴う臨時休業のお知らせ
△△△△株式会社
△△部
部長
△△ △△様
平素より大変お世話になっております。
この度、社員研修に伴い、「〇〇月〇〇日(〇)」を臨時休業といたします。
大変ご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
なお、営業再開は 〇〇月〇〇日(〇)から行います。
休業期間中に頂きましたメールへのご返答は、〇〇月〇〇日(〇)以降に、順次行ってまいります。
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
—————————–
〇〇〇〇株式会社
総務部
〇〇 〇〇
〇〇〇〇@〇〇〇〇.co.jp
TEL:00-0000-0000
—————————–
「取引先やお客様に一斉にメール送信すれば、一度で済むため作業が楽になる」と考える方がいるかもしれません。しかし一斉メールではなく、一社ずつ丁寧にメール送付したほうが誠実さを伝えられます。
宛先についても、お客様各位ではなく一社ずつ会社名や部署、役職、名前を記載しましょう。休業する日を太字に装飾すれば、理解しやすくなります。メールは履歴としてその後も残り続けるため、誤解を与えないよう丁寧に書くことが重要です。

臨時休業を短文で通知する場合

社員研修のために臨時休業をする場合の短い掲示例文には、以下のようなものがあります。

〇〇〇〇年〇〇月〇〇日
社員研修に伴う臨時休業のお知らせ
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら下記の日程を社内研修に伴う休業日とさせていただきます。

休業日 : 〇〇月〇〇日(〇)
なお〇〇月〇〇日(〇)より、営業を再開いたします。
お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇株式会社

急に休業する場合に、短文でお知らせする際に使用できる掲示文です。タイトルと休業日の文字サイズを大きくし、見て欲しい点を強調すると見やすくなるでしょう。
日付に和暦と西暦が混じっていると読みにくい文章になるため、統一します。日時と曜日が合っているか、誤字脱字がないか、確認したうえで掲示することが大切です。

営業時間を短縮する場合

社員研修のために営業時間を短縮する場合の掲示例文には、以下のようなものがあります。

〇〇〇〇年〇〇月〇〇日
社員研修に伴う営業時間短縮のお知らせ
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら下記の日程を社内研修に伴い、営業時間を短縮いたします。

営業時間短縮日 : 〇〇月〇〇日(〇)は、〇〇時まで営業
なお〇〇月〇〇日(〇)より、通常営業いたします。
お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇株式会社

誤字脱字がないことはもちろん、表記が統一されているか、重要な点が強調されているかどうかを確認しましょう。これは、掲示文一枚でお客様にお知らせするもの。「相手側に理解を求める表現」を使って誠実な対応を心がけましょう。

社員研修のお知らせメールを書くときの注意点

社員研修のお知らせメールを送付する際は、研修の参加者が目的や内容などの情報を見て内容を理解できるように、わかりやすく記載することが大切です。誤字脱字を無くし、メール本文が長過ぎないように配慮します。

また、社内で通じる専門用語を適宜入れ、改行や箇条書きなどを駆使してメールの受け取り相手が理解しやすい内容にまとめましょう。研修の日時や会場、持参するものを箇条書きで記載し、研修のカリキュラムの概要を記載すると、理解しやすくなります。

研修日時や会場、研修内容など、同じ情報を繰り返さないのもポイント。同じ内容が繰り返されていると、最後まで読み進めてもらえなくなってしまうでしょう。また、日付や時間、場所に誤りがないか、きちんと確認しましょう。

また、研修費用が必要かどうかも記載することが大切です。費用の有無は、参加の判断にもなります。そしてメールの最後には、送付した担当者名や部署を記載することも忘れないようにしましょう。質問や不明点がある場合、スムーズに対応できます。

社員研修を実施する人事担当に求められるスキル

お知らせするだけではなく、人事担当者が社員研修を取り仕切る場合もあります。しかし、経験がなければ、どんなスキルが必要なのかわからない方も多いのではないでしょうか。ここでは、社員研修を実施する際に求められるスキルを解説します。

運営調整スキル

社員研修の担当者は、メールや掲示文での通知が欠かせません。なぜなら参加対象となっている社員に一人でも多く受講してもらいたいからです。

ただし、メールや掲示文だけでは参加者が集まらず、現場に足を運び参加を呼びかけるケースもあるでしょう。社員研修に苦手意識を持っていたり参加に前向きではなかったりする社員もいるはずです。そのため、不参加の意思を表示した社員がいる場合は、対象者の部署を訪れ、参加できない具体的な理由を確認します。

研修の時期をずらしたりほかの部署に人員の調整を依頼したりして、できる限り多くの対象者に参加してもらえるように働きかけることが、研修担当者の役割です。

そもそも社員研修は、経営理念の実現のためにスキルアップや生産性向上を目指して行われるもの。社員研修の意味を説明し浸透させるのも、研修担当者に求められるスキルです。社員研修を実施する人事担当者には、社員研修を円滑に行う社内環境づくりが求められます。

企画力

企画力も、社員研修を実施するうえで人事担当者に求められるスキルといえます。効果的で意義のある内容の社員研修を企画することが、人事担当者に課せられた重要な役割です。人事担当者がやりたい企画を提案するものではない、と理解しておきましょう。

社員研修を行う目的は、経営理念の達成です。よって人事担当者には、経営理念や方針、会社の意向を汲み取った社員研修の企画が求められます。企画を行うためにも、自社の課題や問題点を把握して人材育成に必要なスキルや知識を理解しておきましょう。

また、研修を一度実施しても経営理念まで達成できない場合も多いでしょう。そのため、何度も研修を実施する必要があるのです。経営理念を達成するという最終ゴールに向けて長期的な視点で研修のカリキュラムを企画するスキルが必要といえます。

研修を進行するスキル

社員研修を仕切って、スムーズに進行させるスキルも必要です。研修の冒頭に、当日の研修スケジュール確認のほか、喫煙できる場所やトイレの位置などを説明します。研修の目的や終了後のテスト実施についてなど、当日の研修全般に関してもアナウンスしましょう。

研修中に受講者のモチベーションが低下していたら場の雰囲気を盛り上げたり、話し声が多ければ集中を促したりするのも司会としての重要なスキルです。さらに、受講者からの質問にスムーズに回答する必要もあります。

進行がうまくいかないと、時間通りに終了できなかったり質問者の疑問が解消されなかったりすることも。経験の積み重ねによって司会のスキルを向上させられるので、経験を積んで前向きにチャレンジする姿勢が大切です。

講師としてのスキル

講師としてのスキルも、人事担当者に求められます。ただし、講師の役割を担わない場合であっても、受講者が理解しやすい研修内容やカリキュラムを作成するためには、講師と同じレベルで研修内容を把握することが大切です。

また研修終了後、受講者へフォローアップを実施するのも、人事担当者の重要な業務といえます。参加者から質問された内容について、講師と同じような立場で受講者に回答したり説明したりする必要があるからです。そのためにも研修内容を熟知しておきましょう。

研修実施のおもな流れ

研修実施の流れを理解しておくと、社員研修の企画を立てる際に役立ちます。社員研修実施の流れは、以下のとおりです。

  1. 実施されている研修を確認
  2. 研修の企画・カリキュラムを作成
  3. 研修実施後のフォロー・検証

社員研修を実施する際、第一に行うべきは現在の研修内容を確認すること。研修内容や進め方について、資料を見たり前担当者の話を聞いたりして確認しましょう。過去に実施された研修の資料も参考にします。

研修内容の概要や流れを確認したら実際に企画を立て、カリキュラムの作成に入りましょう。企画やカリキュラムを検討するためには、経営理念や自社の課題を把握することが大切です。経営理念や人材教育について疑問点があれば、経営陣にヒアリングして確認しましょう。また自社の課題について、各部門の管理職や現場の社員などから話を聞くのをオススメします。

研修を実施したら終わりではありません。研修後、研修内容が身についていない社員にフォローをしたりアンケートやテストを実施したりして、効果を確認するのも人事担当者の役割です。

社員研修を円滑に実施して人材育成に貢献しよう!

社員研修のお知らせメールを作成する際、受け取り相手が読みやすい内容の構成を組むことが大切です。よって一目見たら内容や受け取り相手がすべきことは件名に記載しましょう。

社外に送付する際は、宛名を正しく記載します。記載ミスがあると、ビジネスマナーを理解していないと判断されるかもしれません。事前に誤字脱字や日にち・場所などの記載ミスがないかどうか確認したうえで送信しましょう。掲示文についてもお知らせメールと同様、見る人が理解しやすい内容にすることが大切です。

人事担当者には、メールや掲示文の作成だけではなく、社員研修を運営するスキルも求められます。社員研修の企画を立てたり講師の役割を担ったりすることも人事担当者の重要なスキル。社員研修の運営スキルに疑問を感じる場合、外部に依頼してみてはいかがでしょうか。

費用面で低コストを求めるなら、オンライン研修を検討してみましょう。オンラインではe-ラーニングはもちろん、集合型研修も可能です。オンライン研修を検討している方は「manebi eラーニング」を利用してみてください。

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