全従業員が共通して学べる教育環境を実現するためにeラーニングを導入
―manebi eラーニング導入の背景や課題についてお聞かせください。
これまでは、集合研修を中心に教育を行ってきましたが、開催回数に限りがあることや、拠点間の移動費・会場費といったコスト、時間的な制約が大きな課題となっていました。
さらに、部署ごとに個別の研修を実施していたため、全従業員が共通して学べる教育環境が整っていないという状況もありました。
こうした背景から、全従業員がいつでも同じ内容を学べる教育基盤を整えたいという思いのもと、eラーニングの導入を進めました。
導入の決め手は、コスト・教材数・サポート体制の三拍子
―manebi eラーニングを選んでいただいた決め手についてお教えください。
eラーニング導入の決め手となったポイントは、主に以下の3点です。
1.コスト面での大幅なメリット
最大の決め手は、大幅なコスト削減でした。これまでの集合研修では、移動費や会場費などで費用がかかっていましたが、eラーニングはID数のみの課金形態で済むため、新たな研修を実施する際に経済的なメリットが非常に大きいと判断しました。
2. 比較検討の結果、最も適したツールであると判断
他社サービスと比較した結果、講座の豊富さ、サポート体制、費用対効果のバランスが非常に良く、総合的に最適だと判断しました。特に、長期間のデモ利用が可能で、役員を含む複数のメンバーが実際に体験できた点が導入の決め手になりました。
3. 充実したサポート体制
メール、ZOOM、電話など、多岐にわたる手厚いサポートも重要な決め手でした。他の企業と比較しても、対応が迅速かつ丁寧で、導入後も安心して利用できるという確信を得ることができました。
自社にフィットした学びを実現!オリジナル教材の取り組み
―eラーニングの具体的な活用方法をおきかせください。
manebiに依頼し、当社オリジナルの教材を制作していただき、それをeラーニング上で配信・活用しています。
当初は既存コースの組み合わせも検討しましたが、社員により深く学んでもらうためには、自社の制度を反映した内容が必要と考え、オリジナル教材の作成を依頼しました。
具体的には、「女性の健康経営」や「管理職向け心の健康管理」といった、これまで以上に取り組みを強めたいテーマに関する動画を制作いただきました。
また、技術部門では「生成AI」に関するオリジナル教材を作成し、専門スキルの強化に役立てています。
―集合研修とeラーニングをどのように組み合わせて活用されていますか?
同社では現在も、若手社員を対象とした集合研修を継続しています。特に、同期同士のコミュニケーションや休憩時間の何気ない交流といった、対面ならではの価値を重視しているためです。
一方で、反復学習や知識の定着が求められる内容についてはeラーニングを活用しています。リアルとオンラインのそれぞれの強みを活かした、ハイブリッド型の教育体制を実現しています。
社員の積極的な学び、さらに「えるぼし認定」や「健康経営優良法人認定取得」がもたらした企業価値の向上
―導入後に見られた具体的な効果をお教えください。
受講率の向上について、これまで手が回っていなかった健康経営や心の健康に関する動画を提供したところ、多くの社員が自発的に視聴するようになりました。
さらに、女性活躍推進企業として、えるぼし認定(2段階目)や健康経営優良法人2025(大規模法人部門)の認定取得に関しても、eラーニングは大きな効果を発揮しました。
認定を取得したことにより、企業としての信頼性向上、社員のモチベーションアップ、生産性の向上にもつながっています。
次世代の人財育成へ。eラーニング活用の新たな展開
―今後、どのようにeラーニングを活用していきますか?
今後は、中途社員向けの就業規則・社内ルールの学習コンテンツを整備していきたいです。また、新入社員に対してもeラーニングを活用した動画教育を導入し、入社時からのスムーズな理解促進を図っていく予定です。
加えて、ダイバーシティ教育のさらなる強化にも力を入れていきたいです。特に、介護に関するコースや資料の配信を通じて、社員一人ひとりの理解と意識の向上を目指します。
将来的にはeラーニングの活用範囲をグループ会社全体に拡大し、統一された教育を目指しています。これにより、グループ全体で一貫性のある人財育成を実現していきたいと考えています。
「学びの仕組みを、会社の強みに」
電算システム様のように、教育の均一化・従業員満足度向上を実現したいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。
えるぼし認定・健康経営優良法人認定取得もサポート