オンプレミス型のeラーニングシステムとは?選び方と比較ポイントを紹介

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2025年9月8日(月)

目次

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ヒューマンキャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役/人的資本経営・組織開発コンサルタント

堂前 晋平

組織・人材開発の専門家として、社員1万人を超える大手IT企業から10名以下の日本料理店まで、延べ500社・5万人超の支援実績を持つ。
大企業での営業経験を経て、ベンチャー企業にて支社設立・事業責任者・取締役としてIPO、さらに子会社設立を経験。上場企業のグループ人事責任者としてM&A後のPMIを担い、社員70名から400名への急成長を支援。これらの多様な経験を活かし、経営と人事の両視点から戦略的人材マネジメントを実践。日本経営品質賞本賞、ホワイト企業大賞、グッドカンパニー大賞などの受賞に寄与。2023年8月manebiのCPO(Chief People Officer)就任。現在はISO30414のリードコンサルタントとして人的資本経営の推進支援や社員研修の講師としても登壇中。

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近年、企業研修におけるeラーニングの重要性がますます高まっています。eラーニングにはいくつかの種類があり、それぞれの状況に合わせて最適なものを選ぶことが成功の鍵となります。今回はその中でも、自社サーバーで運用するオンプレミス型に焦点を当てて詳しく解説します。

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eラーニングシステムの導入形態

eラーニングシステムには、大きく分けて「オンプレミス型」と「クラウド型」の2つの導入形態があります。それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットを持っており、企業の規模や要件に応じて最適な選択が求められます。

導入携帯の選択は、初期費用、運用コスト、セキュリティ要件、カスタマイズ性など、複数の要素を総合的に検討する必要があります。特に大規模利用や独自要件がある企業では、慎重な比較検討が重要となります。

オンプレミス型|自社サーバーで運用する提供形態

オンプレミス型eラーニングシステムは、企業が自社内に設置したサーバーで運用するシステムです。自社のIT環境内で完結するため、高度なセキュリティ要件や独自のカスタマイズニーズに対応しやすい特徴があります。

金融機関、官公庁、医療機関など、機密性の高い情報を扱う組織や、既存の業務システムとの連携が必要な企業で特に重宝されています。また、社内ネットワーク内での運用により、インターネット接続が制限された環境でも安定した学習環境を提供できます。

クラウド型|クラウドベースで手軽に導入できる提供形態

クラウド型eラーニングシステムは、インターネット経由でサービス提供者のサーバーにアクセスして利用するシステムです。初期費用を抑えながら短期間での導入が可能で、中小企業やスタートアップ企業でも手軽に始められます。

システムの保守・運用はサービス提供者が行うため、IT専門人材が不足している企業でも安心して利用できます。また、常に最新の機能やセキュリティ対策が自動的に適用されるため、運用負担を大幅に軽減できる点も魅力です。

オンプレミス型eラーニングシステムとは|クラウド型との3つの違い

オンプレミス型とクラウド型では、基本的な仕組みから費用構造、セキュリティ面まで大きく異なります。適切な判断のために、主要な違いを具体的に見ていきましょう。

基本的な仕組みの違い

オンプレミス型は、企業が自社内にサーバーを設置し、そこにeラーニングシステムをインストールして運用します。データの保存から処理まで全て自社環境内で完結するため、外部への依存度が低いのが特徴です。

一方、クラウド型は、サービス提供者が管理するクラウドサーバー上でシステムが稼働し、企業はインターネット経由でアクセスして利用します。システム構築や保守作業は不要で、アカウント開設後すぐに利用開始できる手軽さがあります。

費用面での違い

オンプレミス型では、サーバーハードウェア、ソフトウェアライセンス、開発費用などの高額な初期費用が発生します。しかし、大規模利用の場合は長期的なランニングコストを抑制できる可能性があります。

クラウド型は初期費用がほとんどかからない代わりに、月額または年額の利用料金が継続的に発生します。利用者数や機能に応じた従量課金制が一般的で、スモールスタートから段階的に拡張できるメリットがあります。

比較項目オンプレミス型クラウド型
初期費用数百万円~数千万円0円~数十万円
月額費用サーバー維持費のみ利用者数×単価
導入期間数ヶ月~1年数日~数週間

セキュリティ・カスタマイズ性の違い

オンプレミス型は、自社のセキュリティポリシーに完全準拠したシステム構築が可能です。ファイアウォールの設定から暗号化方式まで、全て自社基準で管理できるため、高度な情報漏洩対策を実現できます。

カスタマイズ面では、既存の人事システムや業務アプリケーションとの連携、独自の評価制度への対応など、企業固有の要件に柔軟に対応できます。システムの根幹部分まで改変可能なため、理想的な学習環境を構築できる反面、開発工数と専門知識が必要になります。

クラウド型でも近年はセキュリティ水準が向上しており、ISO認証取得やSOC監査対応など、エンタープライズレベルの安全性を提供するサービスも増えています。ただし、カスタマイズは提供されている機能の範囲内に限定される場合が多く、大幅な機能追加や独自仕様への対応は困難な場合があります。

クラウド型のeラーニングシステムに関してはこちらで詳しく解説

クラウド型のeラーニングシステムとは?最新のおすすめシステムを紹介

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オンプレミス型eラーニング導入で得られる3つのメリット

オンプレミス型eラーニングシステムを選択することで得られる主要なメリットを、具体的な活用例とともに解説します。これらの利点が自社の要件と合致するかを検討してみてください。

自社のセキュリティポリシーに準拠した強固な環境を構築

オンプレミス型最大の利点は、企業独自のセキュリティ要件に完全対応できることです。金融機関や官公庁など、極めて高いセキュリティレベルが求められる組織でも安心して導入できる環境を構築できます。

具体的には、社内ネットワーク内でのデータ管理により外部からの不正アクセスを完全に遮断したり、独自の暗号化方式や認証システムを導入したりできます。また、機密情報を含む教材や受講者の個人情報も、自社管理下で厳重に保護できるため、情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。

既存システムとの連携など独自のカスタマイズが自由自在

人事システム、勤怠管理システム、業務アプリケーションなど、既存の社内システムとのシームレスな連携が可能です。従業員マスタの同期、研修履歴の人事データベース反映、勤務時間と連動した学習時間管理など、業務効率を大幅に向上させる統合環境を実現できます。

また、企業固有の評価制度や階層別研修体系に完全対応したカスタマイズも可能です。独自の学習フローやレポート機能、承認ワークフローなど、理想的な教育プロセスを技術的制約なく実現できるのが大きな魅力です。

長期的な視点でのランニングコスト抑制と資産化

初期投資は高額ですが、大規模な利用者数や長期運用を前提とした場合、トータル・コスト・オブ・オーナーシップ(TCO)の観点でコストメリットが生まれる可能性があります。特に数千人規模の受講者を想定している企業では、クラウド型の継続的な利用料金と比較して優位性を発揮する場合があります。

また、システム自体が企業の固定資産として蓄積されるため、長期的な投資回収が期待できます。独自開発した機能や蓄積された学習データも企業の知的資産となり、将来的な事業展開や組織発展にも寄与する価値があります。

導入前に必ず確認!オンプレミス型eラーニングに潜む3つの注意点

メリットが多いオンプレミス型ですが、導入前に十分検討すべき課題もあります。これらのリスクを事前に理解し、対策を講じることが成功の鍵となります。

サーバー構築や開発に伴う高額な初期費用

オンプレミス型最大の課題は、導入時の初期費用の高さです。サーバーハードウェア、ネットワーク機器、ソフトウェアライセンス、開発工数を含めると、数百万円から数千万円規模の投資が必要になる場合があります。

特に、カスタマイズ要件が多い場合や既存システムとの複雑な連携が必要な場合は、開発期間と費用が大幅に増加する可能性があります。予算計画では、要件定義、設計、開発、テスト、導入までの全工程を含めた総額を慎重に見積もることが重要です。

保守・運用にかかる専門知識と人的リソースの確保

システム稼働後の保守・運用には、専門的なIT知識を持った人材が不可欠です。サーバーのハードウェア保守、OS・ミドルウェアのアップデート、セキュリティパッチ適用、バックアップ管理など、多岐にわたる運用業務が発生します。

社内にIT専門人材がいない場合は、外部ベンダーとの保守契約や人材確保に追加コストが発生します。24時間365日の安定稼働を維持するためには、相応の運用体制構築が必要であることを認識しておきましょう。

教材作成やシステムアップデートに要する手間と時間

新しい教材の作成や既存コンテンツの更新作業も、全て自社で行う必要があります。動画編集、テスト問題作成、教材のアップロードなど、継続的な作業負荷が発生します。

また、システム機能の追加や改善を行う際も、要件定義から開発、テストまでの工程が必要となり、機能追加までに相当な時間を要する場合があります。変化の激しいビジネス環境において、迅速な対応が困難になるリスクも考慮すべき点です。

オンプレミス型eラーニングが向いている企業の5つの特徴

オンプレミス型eラーニングシステムの導入を検討すべき企業の特徴を整理しました。自社がこれらの条件に当てはまるかを確認し、導入判断の参考にしてください。

高度なセキュリティ要件がある企業

金融機関、官公庁、医療機関、研究機関など、機密情報や個人情報を大量に扱う組織では、最高水準のセキュリティ対策が必要です。外部ネットワークへの接続を制限し、完全に社内環境でクローズドなシステム運用が求められる場合は、オンプレミス型が最適解となります。

また、業界固有の規制やコンプライアンス要件に対応する必要がある企業も、独自のセキュリティ仕様を実装できるオンプレミス型が有効です。情報漏洩対策やアクセス権限管理を自社基準で徹底できるメリットは非常に大きいといえます。

独自の教育プログラムを運用している企業

企業固有の技術研修、特殊な業務フロー教育、オリジナルの評価制度など、標準的なeラーニングシステムでは対応困難な独自プログラムを運用している企業には、オンプレミス型が適しています。

製造業の生産技術研修、建設業の安全教育、医療機関の専門技術研修など、業界特化型の教材や学習フローを自由に構築できるため、より効果的な人材育成が可能になります。

大規模な受講者数を想定している企業

数千人から数万人規模の受講者を抱える大企業では、長期的な視点でオンプレミス型のコストメリットが生まれる可能性があります。クラウド型の従量課金制では利用者数に比例してコストが増加しますが、オンプレミス型では初期投資後のランニングコストを抑制できます。

全国に拠点を持つ企業や、グループ会社を含めた大規模展開を計画している場合は、TCO(購入から運用、保守、廃棄にかかる総コスト)の観点から詳細な比較検討を行うことをお勧めします。

既存システムとの連携が必要な企業

人事管理システム、勤怠管理システム、ERPパッケージなど、基幹システムとの密な連携が必要な企業では、オンプレミス型の柔軟性が威力を発揮します。APIやデータベース連携による自動化により、管理工数を大幅に削減できます。

また、社内の業務システムやワークフローとの統合により、学習から評価、昇進・昇格までの一連のプロセスを自動化できるため、人事業務の効率化にも寄与します。

長期運用でコスト削減を目指す企業

5年以上の長期運用を前提としており、初期投資を回収できる見込みがある企業は、オンプレミス型を検討する価値があります。特に、受講者数の大幅な増加が予想される場合や、追加機能開発を継続的に行う計画がある場合は、資産化によるメリットも期待できます。

ただし、技術進歩によるシステム老朽化やクラウド技術の進展も考慮し、投資回収期間と技術的寿命のバランスを慎重に評価することが重要です。

最適なオンプレミス型eラーニングシステムを選ぶ5つのポイント

オンプレミス型とクラウド型のどちらを選ぶべきか迷った際の判断基準となる、5つの重要なポイントを解説します。これらの観点から総合的に評価することで、失敗のないシステム選択が可能になります。

機能性|研修の目的を達成するために必要な機能は揃っているか

まず最初に確認すべきは、自社の研修目的を達成するために必要な機能が提供されているかです。コンテンツ管理機能、受講者管理機能、進捗追跡機能、評価・レポート機能など、基本的なLMS機能は必須です。

さらに、動画配信、テスト・アンケート機能、掲示板・チャット機能、モバイル対応など、現代の学習ニーズに対応した機能も重要です。将来的な機能拡張の可能性も含めて、中長期的な視点で機能要件を整理しましょう。

コスト|初期費用と運用費を含めた総額(TCO)は予算に合うか

コスト比較では、初期費用だけでなく5年間のTCOで評価することが重要です。オンプレミス型では初期投資が高額でも、大規模利用や長期運用でコストメリットが生まれる可能性があります。

運用費用には、ハードウェア保守費、ソフトウェアライセンス更新費、人件費、電気代なども含めて算出する必要があります。また、機能追加やシステム更新にかかる追加費用も予算計画に含めて検討しましょう。

費用項目オンプレミス型クラウド型
初期費用サーバー・開発費用導入設定費用
運用費用保守・人件費月額利用料
拡張費用開発・改修費用プラン変更・オプション費用

操作性|管理者と受講者の両方が直感的に使えるか

管理者にとっての使いやすさと受講者にとっての使いやすさは異なります。管理者側では、コース作成、受講者登録、進捗確認、レポート作成などの業務を効率的に行えるインターフェースが必要です。

受講者側では、マニュアル不要で直感的に操作でき、学習に集中できる画面設計が重要です。特に、PCが苦手な社員でも問題なく利用できるシンプルな操作性は、研修の定着率向上に直結します。

サポート体制|導入後のトラブルや活用相談に迅速に対応してくれるか

オンプレミス型では、技術的なトラブルが発生した際の対応体制が特に重要です。24時間365日のサポート体制、オンサイト対応の可否、問題解決までの目標時間など、具体的なサービスレベルを確認しましょう。

また、システム活用のコンサルティングや研修企画の相談ができるかも重要なポイントです。技術サポートだけでなく、教育効果を高めるための運用支援も含めた総合的なサポートが理想的です。

セキュリティ|企業の機密情報や個人情報を安全に管理できるか

セキュリティ要件は業界や企業規模によって大きく異なります。金融機関レベルの高セキュリティが必要な場合は、オンプレミス型が有利ですが、一般企業であればクラウド型でも十分な場合があります。

具体的には、データ暗号化、アクセス権限管理、ログ管理、バックアップ・災害復旧機能、セキュリティ監査への対応状況などを総合的に評価しましょう。情報漏洩が発生した場合のリスクと対策コストを天秤にかけた判断が必要です。

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オンプレミス型eラーニング導入を成功に導く4つのステップ

オンプレミス型eラーニングシステムの導入を成功させるために不可欠な、4つのステップを具体的に解説します。計画段階から運用開始までの流れを理解し、失敗リスクを最小限に抑えましょう。

導入目的を明確化する|解決したい教育課題は何か?

最初に、なぜeラーニングシステムを導入するのか、解決したい課題を明確に定義することが重要です。「集合研修のコスト削減」「受講機会の平等化」「研修効果の見える化」など、具体的な目標設定が必要です。

また、対象となる研修分野(コンプライアンス、技術研修、管理職研修など)、受講者数、実施頻度なども整理しておきましょう。これらの情報は、システム要件定義の基礎となる重要な材料です。

要件定義を固める|必要な機能とカスタマイズ範囲の見極め

導入目的に基づいて、システムに求める機能要件を詳細に定義します。必須機能、希望機能、将来必要になる可能性がある機能に分類し、優先順位を明確にすることが重要です。

カスタマイズ範囲についても、既存システムとの連携レベル、独自機能の必要性、データ移行要件などを具体的に検討しましょう。要件定義の精度が、最終的なシステムの満足度を左右するため、時間をかけて慎重に行うことをお勧めします。

ベンダーを比較検討する|RFP作成でミスマッチを防ぐ

要件定義に基づいてRFP(提案依頼書)を作成し、複数のベンダーから提案を受けることで、客観的な比較検討が可能になります。技術仕様だけでなく、プロジェクト体制、サポート内容、実績なども含めた総合評価を行いましょう。

また、デモンストレーションや概念検証(PoC)を通じて、実際の操作感や性能を確認することも重要です。参考サイトの見学や既存顧客への聞き取りなど、多角的な情報収集を行うことで、導入後のミスマッチを防げます。

推進体制を構築する|関係各所との連携が成功のカギ

eラーニングシステム導入は、人事部門だけでなく、IT部門、各事業部門、経営層など、多くの関係者が関わるプロジェクトです。明確な役割分担と責任範囲を定めて、効率的な推進体制を構築しましょう。

特に、IT部門との連携は技術面での成功に不可欠です。また、実際に研修を受ける現場の意見も重要なため、各部門の代表者を巻き込んだプロジェクトチーム編成が理想的です。

導入して終わりじゃない!オンプレミス型eラーニングを最大限活用する4つの運用術

システム導入後の運用フェーズこそが、eラーニングの成否を決める重要な段階です。継続的に効果を上げるための運用のポイントを解説します。

システムを安定稼働させる保守・管理体制の構築

オンプレミス型では、システムの安定稼働のために綿密な保守・管理体制が必要です。定期的なバックアップ、セキュリティアップデート、ハードウェア監視など、システム管理者の日常業務を明確に定義しましょう。

また、障害発生時の対応手順、エスカレーション体制、復旧目標時間なども事前に整備しておくことが重要です。外部ベンダーとの保守契約も含めて、24時間365日の安定運用を実現する体制を構築しましょう。

学習効果を高めるコンテンツの企画・作成・更新フロー

効果的な教材制作には、教育設計から評価まで一貫したフローが必要です。学習目標の設定、対象者分析、コンテンツ設計、制作、品質確認、効果測定のサイクルを確立しましょう。

また、法改正や業務変更に伴う教材更新も重要な運用業務です。定期的な見直しスケジュールを設定し、常に最新で有用な教材を提供できる体制を整備することが継続的な学習効果向上につながります。

受講率と学習意欲を高める利用促進の仕掛け

eラーニングシステムを導入しても、受講者が積極的に利用しなければ効果は期待できません。受講促進のための施策として、管理者からの定期的なリマインド、受講ランキングの公開、修了証の発行などが有効です。

ゲーミフィケーション要素の導入やマイクロラーニングの活用により、学習の習慣化を促進することも重要です。また、受講者アンケートを定期的に実施し、システムの使いやすさや教材の満足度を継続的に改善していきましょう。

学習データの分析と改善|PDCAサイクルで研修効果を最大化する

eラーニングシステムが収集する学習データは、研修効果向上のための貴重な情報源です。受講率、理解度、学習時間、アンケート結果などを分析し、課題のある分野や効果的な教材を特定しましょう。

分析結果に基づいて、教材の改善、研修プログラムの見直し、対象者の絞り込みなどの改善策を実施し、継続的なPDCAサイクルを回すことで、研修効果を最大化できます。データドリブンな運用により、投資対効果の向上も期待できます。

オンプレミス型がすべてではない?クラウド型という選択肢も

クラウド型のeラーニングシステムに関してはこちらで詳しく解説

クラウド型のeラーニングシステムとは?最新のおすすめシステムを紹介

オンプレミス型はセキュリティやカスタマイズ性に優れる一方、高額な初期費用と専門人材の確保が大きな課題です。

それに対しクラウド型は、低コストかつ短期間で導入でき、システムの運用保守をサービス提供者に任せられるのが最大の利点です。ITリソースが限られる企業や、事業環境の変化に素早く対応したい企業に特に適しています。

かつて懸念されたセキュリティ面も、現在ではISO認証を取得するなど**オンプレミスに匹敵する高水準なサービス**が増えています。

「manebi eラーニング」なら両方の利点を両立

クラウド型の「manebi eラーニング」なら、初期費用ゼロで導入できる手軽さに加え、ISO認証取得の万全なセキュリティを両立。さらに、オプション動画含む約8,000を超える豊富な教材と専任担当者の手厚いサポートも魅力です。コスト・スピード・セキュリティのバランスを重視するなら、最適な選択肢と言えるでしょう。

よくある質問

オンプレミス型eラーニングシステムの導入を検討される際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. オンプレミス型とクラウド型で、セキュリティ面の違いはどの程度ありますか。

A. オンプレミス型では自社のセキュリティポリシーに完全準拠できる一方、クラウド型でもISO認証取得サービスなら十分なセキュリティレベルを確保できます。機密性の要求レベルに応じて選択することが重要です。

Q. 大規模企業の場合、コスト面でどちらが有利になりますか。

A.  数千人規模の長期利用では、オンプレミス型のTCOが有利になる可能性がありますが、初期費用と運用リソースも考慮した総合判断が必要です。5年間の総費用で比較検討することをお勧めします。

Q.  導入期間はどの程度見込んでおけばよいでしょうか。

A. オンプレミス型では要件定義から稼働まで6ヶ月から1年程度、クラウド型では数週間から3ヶ月程度が一般的です。カスタマイズ要件により大きく変動するため、余裕をもったスケジュール設定が重要です。

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